「KURO」イベント報告 − 台風を押しのけて福岡にもKUROが上陸
「KURO」の魅力を日本全国でアピールする「PIONEER PREMIERE FESTA'07」。9月16日(日)、17日(月・祝)には、九州・福岡に上陸し、多くの人を魅了した。
15日からの3連休は、九州に台風が上陸する可能性があったが、運良く台風は西に逸れ、なんとか直撃は免れた。そんな天候の中で開催されたため客足が心配されたが、初日の午前11時から多くの来場者が会場の福岡国際会議場に訪れ、「KURO」の実力を堪能した。家族連れの来場者が多く見られたことも特徴的だった。
福岡国際会議場は、博多駅からバスで10分程度に立地する巨大な多目的施設。会期中は5階のスペースを大きく使い、「リビングシアター」「ハイエンドシアター」「画質比較コーナー」「新製品展示ブース&Cafe」などのブースが展開された。
他会場のレポートでもお伝えしているとおり、「リビングシアター」では実際に家庭の中にKUROを設置した際のイメージが体験できる。また「ハイエンドシアター」では、60V型フルHDのKUROにスピーカー“EXシリーズ”のマルチチャンネル・システムを組み合わせた贅沢なシアター環境が堪能できる。さらに「画質比較コーナー」では、同社従来機との映像の比較デモにより、表現能力の向上と、進化した機能を実感することができる。
評論家による講演は山之内正氏が行った。取材に訪れた16日は、悪天候にもかかわらず各回の講演とも満席。立ち見が出る回もあった。
講演が行われたのは前述の「ハイエンドシアター」ブース。照明を落とすと暗闇になる部屋だ。山之内氏は「普通、テレビの視聴デモを行う場合、照明を完全に落とすことはあまりない。真っ暗な部屋でデモできるというのが“KURO”の実力を表している」と切り出した。
講演は、BDの映画コンテンツの視聴を中心に行われた。「再現されるべき人の肌の色」「監督が意図した“目”の表現」など、具体的に着目すべきポイントを山之内氏が解説し、それぞれの映像を再生した。“KURO”の名を冠するとおり、暗いシーンでは潰れることのない“黒”が表現され、参加者の目を釘付けにした。また逆に、明るいシーンの再現性について同氏は「黒がしっかり描かれているからこそ鮮やかな色彩が再現できる」と解説した。
また山之内氏は、「最近、古い映画のBD化が進んでいる。ハイビジョン映像になることで、DVDでは再現が難しかったフィルムの質感や奥行き感が再現できるようになった。日常的に大画面テレビがあれば、映画がぐっと身近なものになるし、昔の映画もきっと見返したくなるでしょう」と語った。さらにデモに使った60V型モデルについては、「登場人物のバストショットがちょうど等身大くらいになる。これまでのテレビでは実際より小さく映っていたし、プロジェクターの場合逆に大きかった。等身大という感覚は、今までにないテレビの楽しみ方ができそうだ」と感想を述べた。
福岡会場にも設けられた「新製品展示ブース&Cafe」では、自由に新製品に触れることができる。ブースには“KURO”とBDプレーヤー、ホームシアターシステムの組み合わせが4パターン用意されており、実際に自宅に設置した時のイメージを想像しながら映像を楽しむことができる。42V型のシステムでCGアニメを楽しんでいた、とあるご家族のお父さんは、「子供にもうちにあるテレビとの画質の違いがわかるようで、映像がきれいだと喜んでいました」と語ってくれた。
その他の会場の詳しい日程と参加申し込みはPhile-web特設ページまで。
(Phile-web編集部)
15日からの3連休は、九州に台風が上陸する可能性があったが、運良く台風は西に逸れ、なんとか直撃は免れた。そんな天候の中で開催されたため客足が心配されたが、初日の午前11時から多くの来場者が会場の福岡国際会議場に訪れ、「KURO」の実力を堪能した。家族連れの来場者が多く見られたことも特徴的だった。
福岡国際会議場は、博多駅からバスで10分程度に立地する巨大な多目的施設。会期中は5階のスペースを大きく使い、「リビングシアター」「ハイエンドシアター」「画質比較コーナー」「新製品展示ブース&Cafe」などのブースが展開された。
他会場のレポートでもお伝えしているとおり、「リビングシアター」では実際に家庭の中にKUROを設置した際のイメージが体験できる。また「ハイエンドシアター」では、60V型フルHDのKUROにスピーカー“EXシリーズ”のマルチチャンネル・システムを組み合わせた贅沢なシアター環境が堪能できる。さらに「画質比較コーナー」では、同社従来機との映像の比較デモにより、表現能力の向上と、進化した機能を実感することができる。
評論家による講演は山之内正氏が行った。取材に訪れた16日は、悪天候にもかかわらず各回の講演とも満席。立ち見が出る回もあった。
講演は、BDの映画コンテンツの視聴を中心に行われた。「再現されるべき人の肌の色」「監督が意図した“目”の表現」など、具体的に着目すべきポイントを山之内氏が解説し、それぞれの映像を再生した。“KURO”の名を冠するとおり、暗いシーンでは潰れることのない“黒”が表現され、参加者の目を釘付けにした。また逆に、明るいシーンの再現性について同氏は「黒がしっかり描かれているからこそ鮮やかな色彩が再現できる」と解説した。
また山之内氏は、「最近、古い映画のBD化が進んでいる。ハイビジョン映像になることで、DVDでは再現が難しかったフィルムの質感や奥行き感が再現できるようになった。日常的に大画面テレビがあれば、映画がぐっと身近なものになるし、昔の映画もきっと見返したくなるでしょう」と語った。さらにデモに使った60V型モデルについては、「登場人物のバストショットがちょうど等身大くらいになる。これまでのテレビでは実際より小さく映っていたし、プロジェクターの場合逆に大きかった。等身大という感覚は、今までにないテレビの楽しみ方ができそうだ」と感想を述べた。
福岡会場にも設けられた「新製品展示ブース&Cafe」では、自由に新製品に触れることができる。ブースには“KURO”とBDプレーヤー、ホームシアターシステムの組み合わせが4パターン用意されており、実際に自宅に設置した時のイメージを想像しながら映像を楽しむことができる。42V型のシステムでCGアニメを楽しんでいた、とあるご家族のお父さんは、「子供にもうちにあるテレビとの画質の違いがわかるようで、映像がきれいだと喜んでいました」と語ってくれた。
その他の会場の詳しい日程と参加申し込みはPhile-web特設ページまで。
(Phile-web編集部)