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最新技術で迫力の立体映像を堪能できる3Dシネマ「ベオウルフ」が公開

公開日 2007/11/27 19:18
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11月26日(月)、新宿バルト9にて「ベオウルフ ー 呪われし勇者ー」のプレミア3D試写会イベントが開催された。本作は英語最古の叙事詩といわれる「ベオウルフ」を「フォレスト・ガンプ/一期一会」で米アカデミー賞を受賞したロバート・ゼメキス監督が映画化した壮大な冒険物語。豪華なキャストに加えパフォーマンス・キャプチャーという最新の技術を駆使して撮影された驚異の新感覚映像が話題となり、アメリカや香港など世界10カ国で初登場第1位を獲得するなど、全世界で大ヒットを記録している。

映画「ベオウルフ」の1シーン



この作品は通常フィルムでの上映に加えデジタル3-Dシネマによる上映が行われていることでも注目を浴びている。デジタル3-Dシネマとは従来の赤と青の2色メガネで見る3D映画とは異なり、最先端テクノロジーを駆使した専用のスクリーン、専用のメガネを用いて立体の映像を楽しめるものである。デジタル3-Dシネマには「リアルD」や「IMAX-3D」などの方式があるが、バルト9では先日CEATECでもお披露目された「ドルビー3Dデジタルシネマ」方式(関連ニュース)にて上映される。この「ドルビー3Dデジタルシネマ」は既存のスクリーンで上映可能である(「リアルD」などの他方式は3D専用のスクリーンに交換することが必要)など、導入コストを抑えられるといった利点があり、今後多くの映画館で導入されることが予想される方式だ。「ベオウルフー呪われし勇者ー」はこのデジタル3-Dシネマでは、国内最大規模の公開となる。

このメガネをつけて視聴する

メガネには盗難防止チップが内蔵されている

バルト9では視聴後にメガネを回収する

主人公を魅了する怪物役で登場するアンジェリーナ・ジョリーの抜群のプロポーションを3Dで堪能できるところも大きな見所。今回の試写会では「もっともバランスのとれた3Dボディで賞」を受賞し本作の宣伝役に任命された、タレントの小阪由佳さんがゲストで登場。「今までにない映画になっているので楽しんでください」と会場の観客に呼びかけた。

本作の宣伝役に任命された小阪由佳さん

メガネをかけて3D映画をアピールした

劇中に登場するアンジェリーナ・ジョリーを意識した金色のドレスで登場した

実際に鑑賞してみると、3Dならではの立体感と迫力に驚かされる。例えば怪物グレンデルと主人公ベオウルフとの戦闘シーン。皮膚の感触や血管の隅々までリアルに感じ取れてしまうグレンデルの姿だけでもかなり衝撃的なのだが、ベオウルフが投げ飛ばされる様などは画面奥から観客席に向かって吹き飛んでくるようなスリリングな体験ができる。自分が実際スクリーンの中にいるような臨場感を味わえ、あっという間に2時間の上映時間が過ぎてしまった。

大型テレビやホームシアターの普及により家庭でも映画館並の映像を楽しめるようになった現在、このデジタル3-Dシネマは映画館で鑑賞するという行為に新たな付加価値を与えることだろう。映画の未知なる可能性を体験しに劇場に足を運んでみてはいかがだろうか。日本での公開は12月1日(土)より丸の内プラゼールほか、全国ロードショーにて。デジタル3-Dシネマによる公開劇場は新宿バルト9、シネマイクスピアリなど全国29館を予定している。

(Phile-web編集部)

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