三菱化学メディア、インクジェットプリンター対応の8cmBD-R/REディスクを発売

三菱化学メディア（株）は、インクジェットプリンターによるレーベル印刷に対応したビデオカメラ用8cmBD-R/REディスクを2月中旬より発売する。

いずれも3枚組のパッケージ商品。価格はオープンだが、「VBR60NP3」（BD-R）が6,000円前後、「VBE60NP3」（BD-RE）が9,000円前後で販売される見込みだ。

レーベル面にはオリジナルデザインをインクジェットプリンターで印刷できるほか、水性ペンや油性ペンで文字などを書き込むこともできる。

BD-Rには特殊な金属窒化物を採用した、同社独自のアブレーティブ方式による記録膜「MABL（Metal ABlative Layer）」を用い、記録膜材料の分解によってピットを形成し記録を行う。金属そのものよりも化学的に安定している金属窒化物を用いることにより、高信頼性アゾ色素膜に匹敵する長時間の保存安定性を実現。ドライブの記録パワーの変動、ばらつきによる影響を受けにくく、高いパワーマージンも確保できるという特徴を備えている。

BD-REには、同社が世界で始めて12倍速CD-RWに採用し、以後高速高耐久書き換え型光ディスクの流れを築いたという、独自の記録膜「SERL（Super-Eutectic-Recording-Layer）：共晶系相変化膜」を採用。優れたパワーマージンの獲得と、繰り返しの記録・再生にも高い耐久性と安定した記録特性を実現している。

ディスク表面には、同社の持つ有機・無機ハイブリッドコーティング材料の開発力をフルに活かして完成させた保護層を採用。カバー層、ハードコート層の形成には独自の精密スピンコーティング法を用い、膜全面に渡って膜厚精度±1μm以内という超均一厚み精度を実現している。キズやホコリ、指紋などの汚れに強く、カートリッジなしでも安心して使うことができる。

【問い合わせ先】
三菱化学メディア（株）　カスタマーサービス室
TEL/0120-34-4160

（Phile-web編集部）