日立、コントラスト比3万対1のモデルなどプラズマ/液晶“Wooo"02シリーズを発売
(株)日立製作所は、プラズマテレビ/液晶テレビの新製品として「02シリーズ」6機種を発表した。各機種の概要は以下の通り。
【プラズマテレビ「02シリーズ」】
【液晶テレビ「02シリーズ」】
●プラズマテレビ「02シリーズ」3機種
プラズマテレビの新製品3機種は、50V型のフルHDモデルと、50V/42V型のHDモデルを用意。内蔵チューナーは3機種とも地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載している。
新製品3機種はすべてプラズマパネルを一新し、フルHD/HDパネルともに、これまでのストレートリブ構造からボックスリブ構造に変更した。従来のストレートリブ構造では、光らせる画素の上下の画素も光ってしまい、これにより輝度を上げることができるが、画面の黒が沈みきらない要因にもなっていた。
また、「P50-XR02」に搭載したフルHDパネル「1080フルHDブラックパネル」は、これまでのALIS駆動からプログレッシブ駆動に変更。また、電極を通常のプログレッシブパネルより薄くすることで、放電強度を大きくし、高輝度化を実現した。さらに、パネルに外光を吸収する金属の黒帯を搭載することで、外光の反射率を30%以上低減し、明るい場所でも締まった黒を表現できる。
「P50-HR02」「P42-HR02」に搭載されたHDパネルは、これまでのALISパネルの長所と、プログレッシブパネルの長所を活かした新たな駆動方式「ハイブリッド駆動」を採用。映像の輝度情報を解析し、ピーク輝度が必要な部分は、光らせたい画素の上下も発光させる。この駆動方式を採用したことによる輝度への効果は、約1.8倍程度になるという。
新開発のプラズマパネルを採用したことにより、コントラスト比は大幅に向上。HDパネルは15,000対1、フルHDパネルは30,000対1を達成した。
また、フィルターにはARコートを採用し、光沢感を保ちながら外光の反射を低減。さらに、ダイナミックMBPフィルターは、特性を見直すことにより、色再現範囲をHDTV規格比で業界最高レベルとなる約125%に拡大させた。
映像処理回路は従来モデルと変わらないが、パネルの変更に合わせて処理のアルゴリズムを調整。また、最上位機のP50-XR02は、24p入力時に96Hzで表示する「シネマスキャン」、さらにフィルム映像のコマ間の映像を自動生成する「なめらかシネマ」のアルゴリズムを全面的に見直し、より精度を高めた「新なめらかシネマ」などの高画質化技術を搭載している。また、これもP50-XR02のみだが、各色10/12bitのDeep Color信号にも対応。x.v.Colorには全機種が対応している。なお、画質調整機能では、色温度が5段階から選択できるようになった。XR01シリーズは3段階だったため、よりきめ細かい調整が可能となった。
また、3機種すべてに250GBの内蔵HDDとiVポケットを搭載。内蔵HDDは、これまでのWooo録画モデルにも採用されたカナダViXS Systems社のHDトランスコード/トランスレート技術「「XCodeHD」を用い、約500GB相当の長時間録画が行える。また、iVポケットにiVDR-Sを挿入することで、内蔵HDDとiVDR-S間で録画コンテンツをムーブすることも可能。
HDMI端子は1080p入力対応で、3系統の入力を装備。ほかにD4/S2ビデオ/ビデオ端子入力を各2系統ずつ備える。
使い勝手の面では、UT770シリーズと同様、HDMI-CECを利用したWoooリンク機能を進化させた。これまでの電源連動、ワンタッチプレイ、シアターシステムの制御といった基本機能に加え、新たに視聴中の番組をレコーダーに録画する機能、テレビのリモコンによるレコーダーの各種機能の操作、さらに視聴番組のEPGジャンル情報に連動してサラウンドモードを切り替える機能が追加された。
またEPGは、UT700シリーズから採用された、8局同時表示対応、子画面表示対応の新デザインに変更。文字を大きくしたい場合は6局表示に切り替えることもできる。
画面下部に裏番組のEPG情報や子画面を表示する裏番組チェック機能も進化。新たに、内蔵HDDとiVDR-Sに録画した番組情報の確認も可能にした。また2画面表示時に、両方の番組で字幕を表示する機能も搭載。聴覚障害の方のみならず、一般の方にも便利な機能だ。
P50-XR02は付属スタンドに電動スイーベル機能を内蔵。リモコン操作で本体を左右に首振りすることができる。ほかの2機種は固定式となる。なお、リモコンはプラズマ/液晶の02シリーズで共通となっており、文字の視認性を高めた大きなチャンネルボタンを採用。さらに、リモコン下部に録画したコンテンツの走行系ボタンを設け、使い勝手を高めている。
●液晶テレビ「02シリーズ」3機種
02シリーズの液晶テレビ3機種は、42/37V型がフルHDで120Hz表示に対応。32V型はHDパネルで、120Hzに対応しない。パネルは、42V型がIPSパネル、37/32V型がIPSαパネルとなる。内蔵チューナーは3機種とも地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載している。
録画機能では、プラズマと異なりHDDは内蔵しないものの、iVポケットを備え、iVDR-Sを別途購入することで、本体内蔵HDDのような操作感覚で録画が可能となる。
最上位機の42V型のみ、上述のシネマスキャン、新なめらかシネマ機能に対応。また、42/37V型の2機種は、各色10/12bitのDeep Color信号入力に対応している。なおx.v.Colorは非対応となっている。
使い勝手の面では、プラズマ3機種に搭載された8局表示対応の新EPG、新裏番組チェック、進化した「Woooリンク」機能を搭載。HDMI入力端子を3系統備えるのも同様だ。
【問い合わせ先】
お客様相談センター
TEL/0120-3121-11
(Phile-web編集部)
【プラズマテレビ「02シリーズ」】
サイズ | 画素数 | 型番 | 録画機能 | 価格 | 発売日 |
50V型 | 1,920×1,080 | P50-XR02 | 内蔵HDD& iVポケット | ¥OPEN (予想実売価格50万円前後) | 4月26日 |
50V型 | 1,280×1,080 | P50-HR02 | ¥OPEN (予想実売価格36万円前後) | ||
42V型 | 1,024×1,080 | P42-HR02 | ¥OPEN (予想実売価格26万円前後) |
【液晶テレビ「02シリーズ」】
サイズ | 画素数 | 型番 | 録画機能 | 価格 | 発売日 |
42V型 | 1,920×1,080 | L42-XV02 | iVポケット | ¥OPEN (予想実売価格34万円前後) | 6月7日 |
37V型 | 1,920×1,080 | L37-XV02 | ¥OPEN (予想実売価格24万円前後) | ||
32V型 | 1,366×768 | L320HV02 | ¥OPEN (予想実売価格17万円前後) |
●プラズマテレビ「02シリーズ」3機種
プラズマテレビの新製品3機種は、50V型のフルHDモデルと、50V/42V型のHDモデルを用意。内蔵チューナーは3機種とも地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載している。
新製品3機種はすべてプラズマパネルを一新し、フルHD/HDパネルともに、これまでのストレートリブ構造からボックスリブ構造に変更した。従来のストレートリブ構造では、光らせる画素の上下の画素も光ってしまい、これにより輝度を上げることができるが、画面の黒が沈みきらない要因にもなっていた。
また、「P50-XR02」に搭載したフルHDパネル「1080フルHDブラックパネル」は、これまでのALIS駆動からプログレッシブ駆動に変更。また、電極を通常のプログレッシブパネルより薄くすることで、放電強度を大きくし、高輝度化を実現した。さらに、パネルに外光を吸収する金属の黒帯を搭載することで、外光の反射率を30%以上低減し、明るい場所でも締まった黒を表現できる。
「P50-HR02」「P42-HR02」に搭載されたHDパネルは、これまでのALISパネルの長所と、プログレッシブパネルの長所を活かした新たな駆動方式「ハイブリッド駆動」を採用。映像の輝度情報を解析し、ピーク輝度が必要な部分は、光らせたい画素の上下も発光させる。この駆動方式を採用したことによる輝度への効果は、約1.8倍程度になるという。
新開発のプラズマパネルを採用したことにより、コントラスト比は大幅に向上。HDパネルは15,000対1、フルHDパネルは30,000対1を達成した。
また、フィルターにはARコートを採用し、光沢感を保ちながら外光の反射を低減。さらに、ダイナミックMBPフィルターは、特性を見直すことにより、色再現範囲をHDTV規格比で業界最高レベルとなる約125%に拡大させた。
映像処理回路は従来モデルと変わらないが、パネルの変更に合わせて処理のアルゴリズムを調整。また、最上位機のP50-XR02は、24p入力時に96Hzで表示する「シネマスキャン」、さらにフィルム映像のコマ間の映像を自動生成する「なめらかシネマ」のアルゴリズムを全面的に見直し、より精度を高めた「新なめらかシネマ」などの高画質化技術を搭載している。また、これもP50-XR02のみだが、各色10/12bitのDeep Color信号にも対応。x.v.Colorには全機種が対応している。なお、画質調整機能では、色温度が5段階から選択できるようになった。XR01シリーズは3段階だったため、よりきめ細かい調整が可能となった。
また、3機種すべてに250GBの内蔵HDDとiVポケットを搭載。内蔵HDDは、これまでのWooo録画モデルにも採用されたカナダViXS Systems社のHDトランスコード/トランスレート技術「「XCodeHD」を用い、約500GB相当の長時間録画が行える。また、iVポケットにiVDR-Sを挿入することで、内蔵HDDとiVDR-S間で録画コンテンツをムーブすることも可能。
HDMI端子は1080p入力対応で、3系統の入力を装備。ほかにD4/S2ビデオ/ビデオ端子入力を各2系統ずつ備える。
使い勝手の面では、UT770シリーズと同様、HDMI-CECを利用したWoooリンク機能を進化させた。これまでの電源連動、ワンタッチプレイ、シアターシステムの制御といった基本機能に加え、新たに視聴中の番組をレコーダーに録画する機能、テレビのリモコンによるレコーダーの各種機能の操作、さらに視聴番組のEPGジャンル情報に連動してサラウンドモードを切り替える機能が追加された。
またEPGは、UT700シリーズから採用された、8局同時表示対応、子画面表示対応の新デザインに変更。文字を大きくしたい場合は6局表示に切り替えることもできる。
画面下部に裏番組のEPG情報や子画面を表示する裏番組チェック機能も進化。新たに、内蔵HDDとiVDR-Sに録画した番組情報の確認も可能にした。また2画面表示時に、両方の番組で字幕を表示する機能も搭載。聴覚障害の方のみならず、一般の方にも便利な機能だ。
P50-XR02は付属スタンドに電動スイーベル機能を内蔵。リモコン操作で本体を左右に首振りすることができる。ほかの2機種は固定式となる。なお、リモコンはプラズマ/液晶の02シリーズで共通となっており、文字の視認性を高めた大きなチャンネルボタンを採用。さらに、リモコン下部に録画したコンテンツの走行系ボタンを設け、使い勝手を高めている。
●液晶テレビ「02シリーズ」3機種
02シリーズの液晶テレビ3機種は、42/37V型がフルHDで120Hz表示に対応。32V型はHDパネルで、120Hzに対応しない。パネルは、42V型がIPSパネル、37/32V型がIPSαパネルとなる。内蔵チューナーは3機種とも地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載している。
録画機能では、プラズマと異なりHDDは内蔵しないものの、iVポケットを備え、iVDR-Sを別途購入することで、本体内蔵HDDのような操作感覚で録画が可能となる。
最上位機の42V型のみ、上述のシネマスキャン、新なめらかシネマ機能に対応。また、42/37V型の2機種は、各色10/12bitのDeep Color信号入力に対応している。なおx.v.Colorは非対応となっている。
使い勝手の面では、プラズマ3機種に搭載された8局表示対応の新EPG、新裏番組チェック、進化した「Woooリンク」機能を搭載。HDMI入力端子を3系統備えるのも同様だ。
【問い合わせ先】
お客様相談センター
TEL/0120-3121-11
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドHITACHI
- 型番P50-XR02
- 発売日2008年4月26日
- 価格¥OPEN (予想実売価格500,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:50V型 ●パネル:1080フルHDブラックパネル ●画素数:1,920×1,080 ●動画解像度:900本以上 ●コントラスト:30,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●内蔵HDD:250GB(XCodeHD) ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:549W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,242W×804H×104Dmm ●質量:43.1kg
- ブランドHITACHI
- 型番P50-HR02
- 発売日2008年4月26日
- 価格¥OPEN (予想実売価格360,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:50V型 ●パネル:1080HDブラックパネル ●画素数:1,280×1,080 ●動画解像度:720本以上 ●コントラスト:15,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●内蔵HDD:250GB(XCodeHD) ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:449W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,242W×804H×104Dmm ●質量:40.7kg
- ブランドHITACHI
- 型番P42-HR02
- 発売日2008年4月26日
- 価格¥OPEN (予想実売価格260,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:42V型 ●パネル:1080HDブラックパネル ●画素数:1,024×1,080 ●動画解像度:720本以上 ●コントラスト:15,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●内蔵HDD:250GB(XCodeHD) ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:373W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,084W×711H×100Dmm ●質量:32.2kg
- ブランドHITACHI
- 型番L42-XV02
- 発売日2008年6月7日
- 価格¥OPEN (予想実売価格340,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:42V型 ●パネル:フルHD IPSパネル ●画素数:1,920×1,080 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:219W ●本体外形寸法(スタンド含まず):1,017W×661H×116Dmm ●質量:22.2kg
- ブランドHITACHI
- 型番L37-XV02
- 発売日2008年6月7日
- 価格¥OPEN (予想実売価格240,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ: 37V型 ●パネル:フルHD IPSαパネル ●画素数:1,920×1,080 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:184W ●本体外形寸法(スタンド含まず):901W×597H×116Dmm ●質量:19.3kg
- ブランドHITACHI
- 型番L32-HV02
- 発売日2008年6月7日
- 価格¥OPEN (予想実売価格170,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ: 32V型 ●パネル:IPSαパネル ●画素数:1,366×768 ●受信チャンネル:地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●iVポケット:搭載 ●入出力端子:HDMI入力3、D4入力2、S2ビデオ入力2、ビデオ入力2、モニター出力1、光デジタル音声出力1、電話回線端子1、IRコントローラー端子1、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:138W ●本体外形寸法(スタンド含まず):784W×530H×113Dmm ●質量:14.1kg