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パイオニア、小学生を対象に「音」に親しめる「スピーカー作り教室」を開催

公開日 2008/08/04 16:19
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パイオニア(株)は、8月3日に小学生を対象としたスピーカー作り教室を開催した。このイベントは同社が毎夏開催しているもので、スピーカーづくりを通し子供たちにオーディオに親しんでもらおうというもの。会場には夏休み中の小学生と父兄が集まり、大いに賑わいをみせた。

本イベントは、スピーカーを作るだけでなく「音ってどんなもの?」という基本のキホンから、スピーカーが鳴るしくみまでをトータルで知ることができるのも魅力のひとつ。「音の正体は?」「音の進む速さはどのくらい?」ということから「スピーカーが箱に入っているのは何故?」といったことまで、身の回りのものを例に挙げたり模型を使ったりして楽しく分かりやすく解説してくれる。大人の私でも「ホホウなるほど」と思うことが沢山。子供たちは「それは〜〜だと思う!」など和気藹々と音についての知識を深めていた。

さて答えは何番でしょう?(正解は記事の一番下)

音の進む速さに一番近い乗り物は何番でしょう?(正解は記事の一番下)

「○番だと思う人!」「ハイ!」と元気よく手を挙げていた


音を出しているスピーカーユニットに光を当てて振動していることを確かめる「ほんとに震えてる!」

音の速度の体感実験。90mの管に向けて発した声が、遅れて聞こえてくるのを確かめる


スピーカーユニットが箱に入っている理由の解説。ユニットだけだと低音が全く聞こえてこない

「穴(バスレフポート)が空いているのもポイント。穴を押さえているとあまり動きませんが…」

「穴から手を離すと、中の空気がこんなに振動するんです!」
スピーカーづくりは、コイルと磁石を貼り付けた紙コップを重ねるシンプルな原理のものと、パイオニアから用意されるスピーカーキットを使ったものの2つを体験できる。キットは、白い段ボールでできたエンクロージャーにスピーカードライバーを取り付けるというもので、楽しく組み立てたあとはエンクロージャーに好きな絵柄を描きこむこともできる。思い思いの絵で彩ったスピーカーをCDプレーヤーに接続し、出た音を聴いて瞳を輝かせていた。

熱心にスピーカーを作っている子供たち。段ボールのキャビネットにスピーカーユニットを取り付けて…

キャビネットを組み立てる

思い思いの絵を描いて完成。さまざまな創意工夫が見られた


作ったスピーカーから「音が鳴った!」と大喜び

参加者にはスピーカー作りの修了書が手渡された

できあがったスピーカーを手に満面の笑みの子供たち

イベントの最後は、同社ショールームのシアターブースにて、サラウンド体験をすることができた。S-1EX(フロント)を筆頭としたS-2EX(リア)、S-7EX(センター)、S-W1EX(サブウーファー)という同社のフラグシップ5.1chサラウンドシステムに加え、今回は、パイオニアが開発した「体感音響システム」を合わせて使用。これは骨伝導を利用して体全体で音と振動を感じられるもので、より臨場感に溢れた体験を提供してくれるというもの。視聴したCGアニメ映画に見入り、登場人物たちの動きに「危ない!」「すごい!」と口々に歓声を上げてエキサイトしていたのも、サラウンドがもたらす臨場感ゆえだろうか?後ろ側から聞こえる音に驚いて振り返って確認する子の姿も見受けられた。子供たちの顔から終始楽しそうな笑みが絶えなかったのが印象的だった。

パイオニアが開発した「体感音響システム」

迫力あるサラウンド音声にエキサイトしていた

今回のスピーカー教室だけでなく、パイオニア目黒ショールームでは2、3ヶ月に一回、定期的にA&Vのセミナーを行っており(日程や内容はこちらからご確認いただける)、パイオニアが提案する音や映像の世界をご自身の耳と目で楽しむことができる。プレミアムなオーディオ&ビジュアルを体験できる空間に、是非足を運んでみてはいかがだろうか。

(Phile-web編集部)

<正解>
1:一番小さな音を出すのは?
→答え:(2)の蚊。人間の聴くことができる一番小さな音は20μPa(0dB)だが、蚊の羽音は200μPa(20dB)程度。

2:「音」の進む速さに一番近いのは?
→答え:(2)のジャンボジェット機。音の速さは時速1,200kmでジャンボジェット機は時速800km。ちなみに新幹線のぞみは時速270km、ロケットは時速10,000km。

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