<CEDIA2008:ヤマハ>BDプレーヤー「BD-S2900」やAVアンプ「DSP-Z7」など公開
先日のIFA2008で、多数の新製品のワールドプレミアを行ったヤマハ。CEDIAのブースでもそのうちのいくつかが展示され、特にBDプレーヤーやAVアンプの新モデルに注目が集まっている。
■BDプレーヤー「BD-S2900」はAVCHD再生が可能
BDプレーヤー新モデルの型名は「BD-S2900」。北米では8月末に発表されたモデルで、価格は1,199.95ドル。Blu-ray Disc ProfileはVer.1.1に対応し、BonusViewの再生が行えるが、BD-LIVEには対応していない。
ディスクトレイは前面左上に配置し、中央にはブルーのランプが点る。そして、その右にはSDメモリーカードスロットが備えられ、カード内のAVCHD動画やJPEG静止画の再生も行える。特にAVCHDの動画再生への対応は、SDメモリービデオカメラを所有している方には朗報といえそうだ。
HDオーディオのビットストリーム出力はもちろん、デコードした音声をHDMIからリニアPCMで出力したり、アナログ5.1ch音声端子から出力することも可能。
■AVアンプ「RX-Z7」「RX-Z3900」「RX-Z1900」が登場
「RX-Z7」は、欧州では「DSP-Z7」として登場したモデル。10月に2,699.95ドルで発売される。出力は140W×7chで、HDオーディオにももちろん対応。HDMI入力は5端子で、うち1端子は前面に備える。HDMI出力は2端子で、同時出力が行える。
本機はその高音質設計もさることながら、ネットワーク機能が充実していることも特徴の一つ。DLNAに対応し、Windows Vistaの認証も取得している。PC内のWAV/MP3/WMA/AACファイルやをストリーミング再生可能なほか、同社の「MusicCAST」と接続することも可能。USB端子も備え、DAPやUSBメモリー内の音楽ファイル再生も可能。
さらに本機は、オプションでBluetoothレシーバー「YBA-10」も用意。プロトコルには一般的なA2DPを採用しており、対応の携帯電話やポータブルオーディオプレーヤーから本機に音声を飛ばすことができる。
そのほか、同じく7.1chのAVアンプ「RX-V3900」も登場。9月の発売を予定し、価格は1,899.95ドルとなる。出力は140W×7と、RX-Z7と同じ。DLNAやWindows Vista認証についても、Z7と同様に対応している。HDMI入力は4端子とZ7より少ないが、2端子同時出力は本機も実現している。なお、マルチゾーンについては、RX-Z7が4ゾーンまで行えるのに対し、RX-V3900は3ゾーンまでとなっている。
また、RX-V1800の後継機「RX-V1900」も登場。こちらは1,399.95ドルで、既に販売を開始しているとのこと。出力は130W×7ch。HDオーディオに対応する。HDMI端子は4入力1出力。DLNAやWindows Vista認証には対応していない。
なお、上記3モデルはすべて「CINEMA DSP 3D」処理に対応し、22の音場が用意されている。また、音場補正機能YPAOもすべての新機種が搭載している。
ホームシアター関連ではこのほか、YSPシリーズのデモンストレーションコーナーも用意。「YSP-4000」「YSP-3050」「YSP-900」などのモデルが紹介されていた。
■ピュアオーディオ機器も700シリーズを中心に展開
ピュアオーディオ機器が充実していたのも今回の特徴。「ヤマハはオーディオに真剣に取り組む」といった意味のキャッチコピーが掲げられ、国内でも発売されている「CD-S700」「A-S700」の700シリーズ、同じく1000シリーズや2000シリーズが並べて展示されていた。CEDIAはホームシアター関連の展示会だが、そこでこのようなメッセージを発信するのだから、同社の“オーディオ回帰"に対する意気込みの強さが伺える。
700/1000/2000シリーズは、カラーがすべてブラックなのがいかにも北米らしい。またスピーカーについても国内ですでに発表済みの700シリーズを披露し、来場者の注目を集めていた。
そのほか、埋め込みスピーカーや壁掛けスピーカーも大量に展示を行っていた。他メーカーに比べて壁掛けスピーカーのラインナップが充実しているのが特徴で、金具を取り付けて後付けできる使い勝手の良さを紹介していた。
(Phile-web編集部・風間)
■BDプレーヤー「BD-S2900」はAVCHD再生が可能
BDプレーヤー新モデルの型名は「BD-S2900」。北米では8月末に発表されたモデルで、価格は1,199.95ドル。Blu-ray Disc ProfileはVer.1.1に対応し、BonusViewの再生が行えるが、BD-LIVEには対応していない。
ディスクトレイは前面左上に配置し、中央にはブルーのランプが点る。そして、その右にはSDメモリーカードスロットが備えられ、カード内のAVCHD動画やJPEG静止画の再生も行える。特にAVCHDの動画再生への対応は、SDメモリービデオカメラを所有している方には朗報といえそうだ。
HDオーディオのビットストリーム出力はもちろん、デコードした音声をHDMIからリニアPCMで出力したり、アナログ5.1ch音声端子から出力することも可能。
■AVアンプ「RX-Z7」「RX-Z3900」「RX-Z1900」が登場
「RX-Z7」は、欧州では「DSP-Z7」として登場したモデル。10月に2,699.95ドルで発売される。出力は140W×7chで、HDオーディオにももちろん対応。HDMI入力は5端子で、うち1端子は前面に備える。HDMI出力は2端子で、同時出力が行える。
本機はその高音質設計もさることながら、ネットワーク機能が充実していることも特徴の一つ。DLNAに対応し、Windows Vistaの認証も取得している。PC内のWAV/MP3/WMA/AACファイルやをストリーミング再生可能なほか、同社の「MusicCAST」と接続することも可能。USB端子も備え、DAPやUSBメモリー内の音楽ファイル再生も可能。
さらに本機は、オプションでBluetoothレシーバー「YBA-10」も用意。プロトコルには一般的なA2DPを採用しており、対応の携帯電話やポータブルオーディオプレーヤーから本機に音声を飛ばすことができる。
そのほか、同じく7.1chのAVアンプ「RX-V3900」も登場。9月の発売を予定し、価格は1,899.95ドルとなる。出力は140W×7と、RX-Z7と同じ。DLNAやWindows Vista認証についても、Z7と同様に対応している。HDMI入力は4端子とZ7より少ないが、2端子同時出力は本機も実現している。なお、マルチゾーンについては、RX-Z7が4ゾーンまで行えるのに対し、RX-V3900は3ゾーンまでとなっている。
また、RX-V1800の後継機「RX-V1900」も登場。こちらは1,399.95ドルで、既に販売を開始しているとのこと。出力は130W×7ch。HDオーディオに対応する。HDMI端子は4入力1出力。DLNAやWindows Vista認証には対応していない。
なお、上記3モデルはすべて「CINEMA DSP 3D」処理に対応し、22の音場が用意されている。また、音場補正機能YPAOもすべての新機種が搭載している。
ホームシアター関連ではこのほか、YSPシリーズのデモンストレーションコーナーも用意。「YSP-4000」「YSP-3050」「YSP-900」などのモデルが紹介されていた。
■ピュアオーディオ機器も700シリーズを中心に展開
ピュアオーディオ機器が充実していたのも今回の特徴。「ヤマハはオーディオに真剣に取り組む」といった意味のキャッチコピーが掲げられ、国内でも発売されている「CD-S700」「A-S700」の700シリーズ、同じく1000シリーズや2000シリーズが並べて展示されていた。CEDIAはホームシアター関連の展示会だが、そこでこのようなメッセージを発信するのだから、同社の“オーディオ回帰"に対する意気込みの強さが伺える。
700/1000/2000シリーズは、カラーがすべてブラックなのがいかにも北米らしい。またスピーカーについても国内ですでに発表済みの700シリーズを披露し、来場者の注目を集めていた。
そのほか、埋め込みスピーカーや壁掛けスピーカーも大量に展示を行っていた。他メーカーに比べて壁掛けスピーカーのラインナップが充実しているのが特徴で、金具を取り付けて後付けできる使い勝手の良さを紹介していた。
(Phile-web編集部・風間)