CES2009レポート
<日立>超薄型テレビUTは「Style-Unlimited」− 最薄部15mm、重さ10kgの試作機も登場
日立製作所は、最薄部3.5cmの超薄型テレビUTシリーズをメインに展示。日本でのキャッチコピーは「レイアウト自由型」だが、北米では「Style-Unlimited」だ。
このキャッチコピーの通り、同社ブースにはCEATECでも展示された様々なスタンドやラックなどが展示されている。赤色のキャスター付きスタンドやアーチ型のスタンド、スタイリッシュなブラックの壁よせスタンド、果ては屏風型のスタンドやラックの概念を超越しているものまで、まさに“Unlimited"なスタイルが並んだ。
また、UTのワイヤレス受信機の改良版試作機も展示。現行品に対するユーザーの意見を参考に、アンテナを筐体に内蔵したほか、小型化を図ったという。方式はUWBで、JPEG2000による圧縮を行うのは現行品と同じだ。
そのほか、UTの薄さをアピールするため、UTの分解モデルや、背面パネルをスケルトンにしたモデルなども展示していた。
さらに、国内で好評の「ビデオdeメール」も、北米ユーザー向けにデモ展示。北米での展開予定はないとのことだが、「Video-de-Mail」というストレートな名称でサービスの紹介を行っていた。説明員によると「来場者からはかなり好評だが、残念ながら北米のネット接続速度は日本に比べてかなり遅い。HD映像を送るこのサービスを展開するのは今のところ難しい」とのことだ。
また、今後のUTの方向性を示す興味深い展示も見ることができた。ひとつは37インチで最薄部15mmの液晶テレビで、パネルにはiPSを採用。その隣には質量10kgの37インチモデルも展示されていた。アルミフレームの採用、金属部品の削減などで軽量化を実現したという。
さらに省エネへの取り組みとして、現行液晶テレビの約半分程度に消費電力を下げたエコモデルも出展。これらの試作機にはすべてLEDバックライトが用いられているという。なお、50インチで最薄部35mmの超薄型PDPも展示が行われていた。解像度は1,280×1,080ドット。
昨年のCEATECでデモが行われた超解像技術も展示。こちらは、独自の信号処理技術によって入力映像の解像度を推定し、さまざまな解像度の映像を適切に高精細化できるというもの。また、エリアごとに適応型の処理が行えるため、映像のボヤケ度合いを判定し、そこだけに超解像処理を行うことなどもできる。
また、これもCEATECで既に披露されていたものだが、身振り手振りで操作できる「ハンドジェスチャーUI」のアピールも行っていた。カメラで撮影した映像を分析する画像認識タイプで、テレビに向かって手を振ると電源が入り、チャンネルを切り替える際は横に手を振ってメニューを表示した後、手を回してチャンネルを選択する。ほかにも様々な操作が可能で、今後の実用化に期待したい。
そのほか、超短投写距離業務用フロントプロジェクター「CP-A100J」や、BD+HDDビデオカメラ「DZ-BD10HA」などの展示も見ることができた。
このキャッチコピーの通り、同社ブースにはCEATECでも展示された様々なスタンドやラックなどが展示されている。赤色のキャスター付きスタンドやアーチ型のスタンド、スタイリッシュなブラックの壁よせスタンド、果ては屏風型のスタンドやラックの概念を超越しているものまで、まさに“Unlimited"なスタイルが並んだ。
また、UTのワイヤレス受信機の改良版試作機も展示。現行品に対するユーザーの意見を参考に、アンテナを筐体に内蔵したほか、小型化を図ったという。方式はUWBで、JPEG2000による圧縮を行うのは現行品と同じだ。
そのほか、UTの薄さをアピールするため、UTの分解モデルや、背面パネルをスケルトンにしたモデルなども展示していた。
さらに、国内で好評の「ビデオdeメール」も、北米ユーザー向けにデモ展示。北米での展開予定はないとのことだが、「Video-de-Mail」というストレートな名称でサービスの紹介を行っていた。説明員によると「来場者からはかなり好評だが、残念ながら北米のネット接続速度は日本に比べてかなり遅い。HD映像を送るこのサービスを展開するのは今のところ難しい」とのことだ。
また、今後のUTの方向性を示す興味深い展示も見ることができた。ひとつは37インチで最薄部15mmの液晶テレビで、パネルにはiPSを採用。その隣には質量10kgの37インチモデルも展示されていた。アルミフレームの採用、金属部品の削減などで軽量化を実現したという。
さらに省エネへの取り組みとして、現行液晶テレビの約半分程度に消費電力を下げたエコモデルも出展。これらの試作機にはすべてLEDバックライトが用いられているという。なお、50インチで最薄部35mmの超薄型PDPも展示が行われていた。解像度は1,280×1,080ドット。
昨年のCEATECでデモが行われた超解像技術も展示。こちらは、独自の信号処理技術によって入力映像の解像度を推定し、さまざまな解像度の映像を適切に高精細化できるというもの。また、エリアごとに適応型の処理が行えるため、映像のボヤケ度合いを判定し、そこだけに超解像処理を行うことなどもできる。
また、これもCEATECで既に披露されていたものだが、身振り手振りで操作できる「ハンドジェスチャーUI」のアピールも行っていた。カメラで撮影した映像を分析する画像認識タイプで、テレビに向かって手を振ると電源が入り、チャンネルを切り替える際は横に手を振ってメニューを表示した後、手を回してチャンネルを選択する。ほかにも様々な操作が可能で、今後の実用化に期待したい。
そのほか、超短投写距離業務用フロントプロジェクター「CP-A100J」や、BD+HDDビデオカメラ「DZ-BD10HA」などの展示も見ることができた。