16日発売AVレビュー誌でBD「ヱヴァ新劇場版」を詳細レポート!
ソニーPCL、階調補完技術「SBMV」採用のBD制作サービスを開始 - 第1弾は「ヱヴァ新劇場版」
SBVMはソニー(株)が開発した映像用階調補完技術で、人間の視覚特性を利用した演算処理により、10ビットから8ビットへの変換処理においても滑らかなグラデーション表現を可能にする。同技術は、同社製BDレコーダー/プレーヤーの高画質回路「CREAS」で採用されている。
BDソフトでは映像信号を8ビットで記録しているため、10ビットで制作されたオリジナルコンテンツはBDソフト用にエンコードする時に8ビットに変換する処理が行われる。そのため、映像に広いグラデーション領域がある場面などでは、エンコード処理後の映像に階調の変化点が等高線のようになって見えるカラーバンディングが発生することがあり、カラーバンディングの軽減はより高品位なソフト制作を行う上での重要な要素のひとつとなっている。
こうした問題をクリアにするため、ソニーPCLではSBMVを採用したBDエンコード環境を構築。エンコード処理の前にSBMV処理を行うことで、オリジナルコンテンツのグラデーション感を保ちながらカラーバンディングを軽減することを可能にした。これにより、より多くの機器で高品位な映像再生を楽しむことができるようになるという。
同社は、サービス開始の告知とともに同技術を採用した第1弾ソフトが、キングレコード(株)より発売されるBD「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.11」(関連ニュース)であることを発表。DVD版にも同じくSBMV技術を採用していることもアナウンスしている。
■ブルーレイソフトのクオリティに「セカンドインパクト」を起こす!
AVレビューで2号連続「新劇場版」BDを詳細レポート
5月16日発売の「月刊 AVレビュー」では、このBD版「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」に肉薄!2号連続で、作品の魅力を一層引き立たせるハイクオリティな映像・音の秘密をお届けする。今回発表された「SBMV」についても、ソニーPCLの技術者に直接インタビューを敢行。シーンごとに丁寧に調整を施された美しい映像、ドルビーTrueHD&DTS-HD MA 6.1ch音声の収録、BD-JAVAを使用したクールなメニュー画面…などなどマニアをうならせるこだわりの詰まった本作の魅力をたっぷりとレポートする。どうぞお楽しみに!