新リモコン採用で操作性向上
三菱電機、2ステップで録画・再生できるBDレコーダー「DVR-BZ130」を発売
本日行われた製品発表会には、同社リビング・デジタルメディア事業本部 家電事業部長の田代正登氏と京都製作所 所長の阿部正治氏が出席した。
田代氏は「アナログ停波を控えて薄型テレビの販売が好調だが、時間をおいてこれからBDレコーダーが売れ出すだろう。ユーザー層も、これまでのようなマニアというよりも一般層が増えていくはずで、今後は機能はもちろんだが使いやすさが重要になる」と指摘。この認識のもと、同社が家電製品のキャッチフレーズとして掲げる「ユニ&エコ」を追求し、独自の「気の利いた使いやすさ」を追い求めていく、と説明した。
そのために、製品作りに3つの視点を盛り込んだという。1つは多彩なユーザー層でのマーケティングを背景としたユーザーの声の反映で、2つめは初心者の方でも簡単に使いこなせる簡便な操作性。3つめは使用頻度の高いボタンのフォントを拡大するなど、高齢者の方でも使いやすいリモコンだ。
田代氏は「他社が用意している様々な機能は弊社製品にも搭載しなければならないが、一方で使いにくいという声を多く聞くことも事実。初心者にとって使いやすいものはすべての方に使いやすい」と、同社のコンセプトに対して理解を求めた。
京都製作所 所長の阿部正治氏は、同社AV商品“REAL”シリーズでの「ユニ&エコ」の取り組みについて説明。「ユニ&エコは、ユニバーサルとエコロジーを追求するという意味。省エネについては各社が様々な機能を搭載しているが、当社は『省エネでも高画質』を合い言葉に、業界でトップクラスの省エネを実現している。省エネというベースは確実にクリアした上で、使いやすさを追求していきたい」と、REALシリーズ全体として操作性を高める必要性を強調した。
阿部氏は今回の「DVR-BZ130」を「お客様視点を追求した自信作」としたうえで、秋に向けて新製品群を開発中であることも明らかにした。「近いうちに披露できるだろう」とのことなので、続報をお待ちいただきたい。
最後に、発表会で行われた質疑応答をご紹介する。
Q:昨年タッチパネル式のリモコンを搭載したモデルがあったが、これの手応えと今後の搭載予定は。
A:タッチパネルリモコンは非常に使いやすいという声を頂いた。ただ、どうしてもボタンを押す回数が増える傾向があるので、今回はステップ数を減らすという方向で開発した。
Q:使い勝手の良さをアピールされているが、これはユーザーに実際に触ってもらわないと伝えられないのでは。売場での提案方法をどうするのか。
A:リモコンそのものを見ていただくことを主眼に訴求したい。操作に必要なステップ数が少ないというところに集中してPOP、デモ、お店の方への研修会などを行っていく。
Q:今回の機種でラインナップが揃ったという理解で良いのか。
A:この夏に今回発表した「DVR-BZ130」を出すが、それ以降は年末に向けてさらにラインナップを強化する。これについては、まだ発表前なので詳細は後日発表する。既存機種との関係については、DVR-BZ100/110がDVR-BZ130に切り替わるというかたちになる。
Q:国内シェア目標は。
A:公表を控えさせていただいている。各社ともラインナップを揃えているが、今回の機種は「かんたんさ」を前面に押し出して販売活動を進めていきたい。
【問い合わせ先】
三菱電機お客様相談センター
TEL/0120-139-365
(Phile-web編集部)
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トピック
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドMITSUBISHI
- 型番DVR-BZ130
- 発売日2009年8月1日
- 価格¥OPEN(予想実売価格120,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:320GB ●チューナー:地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●入力端子:コンポジットビデオ×1、2chアナログ音声×1 ●出力端子:HDMI×1、D4×1、コンポジットビデオ×1、2chアナログ音声×1、光デジタル音声×1 ●SDカードスロット:1 ●USB端子:1 ●消費電力:約32W ●外形寸法:430W×58H×314Dmm ●質量:約4.4kg