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コンシューマー向け製品も多数登場

<AES 2009>SONA “デュアルファンクション"のインシュレーター/バラッド 独MEGのパワードスピーカー

公開日 2009/07/23 16:40 Phile-web編集部
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本日23日から3日間、「AES 東京コンベンション 2009」が東京都千代田区の科学技術館で開催される。AESは1948年に設立されたオーディオ芸術や科学技術に関する国際的組織で、会場にはプロ向けの音響システムを手掛ける企業や研究団体がブースを構えている。Phile-webではその中から注目ブースをピックアップしレポートする。

■SONA

音楽ホールやスタジオ、シアタールーム等の音響設計・施工を行う(株)ソナ。同社では音響関連の周辺機器も多数製造し、音響設計を担当スタジオ等で納入しているが今後はコンシューマー向けの製品にも力を入れていく方針だという。ブースには多数のオリジナル製品や参考出品のモデルが展示されている。

現在開発中の「Type20」「Type50」は、スパイクとインシュレーターの“デュアルファンクション"が特徴のインシュレーター。スパイク部を下にしてスピーカーの振動を他に逃す使い方と、インシュレート部を下にして振動の伝達を防ぐ使い方ができる。「Type20」は口径が50mm、「Type20」は20mm。


Type50

Type20
レーザーポインター「SL-1/SL-2r」は既に多数のプロスタジオへ導入されている製品で、天井に本機を取り付け、調整・セッティングを行ったスピーカーやリスニングポイントの真上に配置することで、毎回調整を行わなくてもレーザー光で場所が認識できるというもの。天井埋め込みタイプで100V電源アダプター付きの「SL-1」と電池駆動リモコン付きの直づけタイプ「SL-2r」のラインナップを用意している。


レーザーポインター「SL-1」と「SL-2r」

「SL-2r」の使用例。リモコンを押すとリスニングポイントをレーザーで示してくれる


コードの接触を抑えながらまとめて収納できるスピーカースタンドも参考出展

スタジオの音響設計において業務提携しているTHX社のブースもSONAブースの横に構えている

■バラッド

(株)バラッドのブースでは、同社が取り扱う独のスピーカーメーカー“MUSIKELECTRONIC GEITHAIN(以下、MEG)"のモニター用スピーカーシステム「RLシリーズ」のラインナップを展示している。


MUSIKELECTRONIC GEITHAINブランドのモニター用スピーカーを展示

パッシブ型の「ME100」も登場
MEGのスピーカーはすべて同軸ユニットを搭載したパワードタイプ。周波数帯域がフラットでソースに忠実な再生音が特徴だ。スタジオや英BBCやNHKといった放送局で納入実績があるほか、プロミュージシャンからも評判が良いという。ブースには、坂本龍一氏もプライベートで使用しているという「RL904」や、RL906にデジタルアンプを内蔵した「RL906D」などが並ぶ。

また「ハイエンドショウトウキョウ2009スプリング」でも披露されていた(関連ニュース)パッシブ型の「ME100」も展示されている。

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