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「パリ・オペラ座のすべて」公開記念

アメリカ最大の映画監督、ワイズマン特集上映開始

公開日 2009/09/14 17:57 山之内優子
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この10月、東京Bunkamura ル・シネマ他全国で上映される「パリ・オペラ座のすべて」公開を記念して、フレデリック・ワイズマン監督作品の特集上映が、東京ユーロスペースでおこなわれている。

フレデリック・ワイズマンは、”現存する最大のアメリカ映画作家”(蓮實重彦)といわれるドキュメンタリー映画監督。ナレーションをいれない長回しの映画スタイルで知られ、今までに1年に1作のペースで映画制作を続けている。

秋に全国公開される「パリ・オペラ座のすべて」は、フランス・パリのオペラ座で働く人々を対象としているが、ワイズマンはアメリカ社会をテーマとした作品を作り続けてきた監督。今回の特集上映は、”ワイズマンを見る/アメリカを観る ― アメリカ社会の偉大なる観察者、フレデリック・ワイズマンの世界”としてワイズマン作品18本が上映される。

「BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界」(c) Evan


「エッセネ派」

「モデル」(c) Oliver Kool
公開まで20年以上を要した伝説の第一作「チチカット・フォリーズ」(67)、日本初公開作品『エッセネ派』(72)、上映時間6時間に及ぶ超大作『臨死』(89)、華麗なる『BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界』(95)など、”現代社会の観察者” ワイズマンが〈われわれの生活様式の博物誌〉として提示する40数年にわたるアメリカの学校、病院、警察、軍隊、裁判所、議会などの映像は、人間と社会の強烈なドラマを提示している。

【会期】2009年9月12日(土)〜25日(金) (全国順次)
【会場】ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/few_days.html

主催:ユーロスペース/コミュニティシネマセンター
特別協力:Zipporah Films
協力(予定):特定非営利活動法人山形国際ドキュメンタリー映画祭/なみおかシネマテーク/弘前大学医学部/角川映画株式会社

詳細はウェブサイト(http://www.jc3.jp/)をご覧下さい。

【関連上映】
10月10日より、Bunkamura ル・シネマ他全国公開「パリ・オペラ座のすべて」
http://www.paris-opera.jp/

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