1000を越すエントリー製品の中から金賞に輝くモデルは?
【AVレビュー編集部】VGP2010 注目製品レビュー(5) FOSTEX GX100
2009年を締めくくり、2010年のオーディオ・ビジュアルの動向を占う「ビジュアルグランプリ2010」。今回は、ピュアオーディオ部門、ブックシェルフ型/ペア5万円以上10万円未満のスピーカーシステム部門から、FOSTEXのGX100を紹介する。
フォステクスは、もともとスピーカーユニット製造からスタートしたブランド。そのユニットは故長岡鉄男氏の自作スピーカーに用いられるなど、オーディオファンの間で高い評価を得てきた。GX100は2008年に開発された同社のフラグシップモデル、G2000の技術をもとに企画されたエントリー向けのブックシェルフ機だ。
一見して目を引く渦状のウーファーはHR(HP ROTATION)形状と呼ばれ、建築構造力学で用いられるHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL)形状に円周方向に回転を加え改良を施した技術。HR形状には、内部応力として剪弾力のみを働かせながら、曲げ応力を発生させない利点があり、ウーファーにおいては、軽量かつ高剛性であり、内部損失の少ない金属材料に最適な形状であるという。
ビジュアルグランプリ審査委員を務める大橋伸太郎氏の批評によれば、小型ながら目の前で演奏が繰り広げられるかのようなくっきりした実在感があるとのこと。音の立ち上がりと減衰がリニアリティに富み、俊敏で爽快な音調だという。(AVレビュー5月号 連載「SOUNDLUXE」より)
また、10月17日発売のAVレビュー11月号では、バーティカルツイン型のブックシェルフ、GX102と、スリムなフロア型GX103のレポートをお届けする予定だ。新たなオーディオファンの創出に大きな役割を果たしそうなGXシリーズ。VGP2010審査会での審議に注目したい。
SPEC
●形式:2ウェイ・バスレフ ●出力音圧レベル:82dB/W(1m) ●再生周波数帯域:55Hz〜45kHz(-10dB) ●ユニット:20mmマグネシウム合金TW(高音用)、10cmHRアルミニウム合金WF ●インピーダンス:6Ω ●外形寸法:160W×262H×225Dmm ●質量:5.6kg
一見して目を引く渦状のウーファーはHR(HP ROTATION)形状と呼ばれ、建築構造力学で用いられるHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL)形状に円周方向に回転を加え改良を施した技術。HR形状には、内部応力として剪弾力のみを働かせながら、曲げ応力を発生させない利点があり、ウーファーにおいては、軽量かつ高剛性であり、内部損失の少ない金属材料に最適な形状であるという。
ビジュアルグランプリ審査委員を務める大橋伸太郎氏の批評によれば、小型ながら目の前で演奏が繰り広げられるかのようなくっきりした実在感があるとのこと。音の立ち上がりと減衰がリニアリティに富み、俊敏で爽快な音調だという。(AVレビュー5月号 連載「SOUNDLUXE」より)
また、10月17日発売のAVレビュー11月号では、バーティカルツイン型のブックシェルフ、GX102と、スリムなフロア型GX103のレポートをお届けする予定だ。新たなオーディオファンの創出に大きな役割を果たしそうなGXシリーズ。VGP2010審査会での審議に注目したい。
SPEC
●形式:2ウェイ・バスレフ ●出力音圧レベル:82dB/W(1m) ●再生周波数帯域:55Hz〜45kHz(-10dB) ●ユニット:20mmマグネシウム合金TW(高音用)、10cmHRアルミニウム合金WF ●インピーダンス:6Ω ●外形寸法:160W×262H×225Dmm ●質量:5.6kg