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CEATEC JAPAN 2009レポート

NHK/JEITAブースで"放送の過去から近未来"を総覧 − 3DシアターやスーパーHDシアターも用意

公開日 2009/10/06 20:59 Phile-web編集部
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NHKとJEITAは、「近未来体験空間 − 放送の過去から未来」と題し、放送と受信機の歴史を紹介。テレビの普及黎明期からデジタル放送への移行、そして2011年以降の次世代技術を順を追って楽しめるブースを構えている。

昭和30年代の茶の間、昭和50年代の応接間、ブラウン管から薄型アナログテレビへ移行した2000年以降のリビング、そして最新のデジタル放送対応機器を揃えた部屋、というようにテレビの視聴/設置スタイルの変遷を展示。EPGの利用やデータ放送など、デジタル放送で可能になったことを例示したのち、2011年のデジタル放送移行を再度アナウンスした。一般来場者向けに、アンテナ設置のアドバイスなどの展示や、地デジ受信についての相談窓口も設けられている。また現在建設中の東京スカイツリーが完成した際の、東京のジオラマも展示されている。

昭和30年代の茶の間。テレビはまだ白黒だった

昭和50年代の応接間。このころ、衛星放送の試験放送が開始した


2000年代になるとテレビの薄型化が開始。BSデジタル放送なども始まった

2009年の最新デジタルテレビを置いた部屋。さまざまなHD対応機が登場している


2011年のアナログ停波を再度アナウンス

一般来場者向けに、地デジに関するアドバイスや相談窓口も設けている


東京スカイツリー完成後の東京のジオラマ

そのほか近未来の放送/受信機の姿として、3Dシアターとスーパーハイビジョンの視聴ブースが設けられ、多くの人々の関心を集めていた。

3Dシアターでは、月周回衛星「かぐや(SELENE)」が撮影した2D映像を3Dに変換して上映。3Dへの変換は、1台のカメラで撮った映像を時間をずらして重ね合わせ、それを時計回りに90度回転させて作成したという。

3Dシアターの前は長蛇の列ができている

紙製の偏光メガネを用意

スーパーハイビジョンのデモは、NHK技研公開でも出展されていたもので、日本ビクターと共同開発したプロジェクターを使用したシアター。説明員は「これまで“スーパーハイビジョン”と言うと超大画面で視聴するものだったが、今回展示しているのは、家庭でも十分使用可能なサイズ。実用に近いかたちを体験できる」と説明してくれた。

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