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CEATEC JAPAN 2009レポート

デジオン、機能を大幅強化したDLNAソフト「DiXiM Digital TV plus」など発表

公開日 2009/10/07 13:43 Phile-web編集部
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DLNAブースの様子。様々なDLNA機器に触れることができる
DLNA(Digltal Living Network Alliance)は、リビングをモチーフにしたブース内に、家電メーカー、PCメーカー各社のDLNA対応機器を展示し、実際にコンテンツを配信したり、再生したりといったデモを積極的に行っている。

DLNA機能を備えたパナソニックの「TH-P42V1」も展示

DLNA機能を充実させたオンキヨー製AVアンプも置かれていた

PC/家電向けDLNA対応ソフト“DiXiM”シリーズを展開しているデジオンは、ブースの中で、年内をめどに発売予定という新ソフト「DiXiM Digital TV plus」を発表した。価格は5〜6,000円程度を予定しているという。

名称からわかるとおり、今年7月に発売したPC向けネットワークメディアプレーヤーソフト「DiXiM Digital TV」の機能強化版。現行のDiXiM Digital TVは、DTCP-IPで保護されたデジタル放送番組の再生機能のみに特化した製品だったが、同plusでは、ミュージック/フォト/ビデオなど、著作権保護機能がかかっていないコンテンツの再生にも対応。

さらにDLNAのクラスとして、DMP(デジタルメディアプレーヤー)だけでなく、DMR(デジタルメディアレンダラー)、DMC(デジタルメディアコントローラー)機能も実装している。かんたんに説明すると、DMCは他のDLNA機器の操作を行う機能、DMRは他機器から配信されたコンテンツを表示する機能だ。

さらに、DMS(デジタルメディアサーバー)にアップロードやダウンロードする+UP+ (Upload Controller) 機能および+DN+ (Download Controller) 機能も備えている。DLNAのバージョンでは「1.5相当」(同社説明員)となる。

もう一つの新ソフトは「DiXiM Media Server for Media Center TV」。Windows 7は地上/BS/110度CSデジタル放送とDLNA 1.5を標準サポートしているが、DTCP-IPには対応していない。つまり、OS標準では、Windows Media Centerで録画したデジタル放送をDLNAで配信することができない。

「DiXiM Media Server for Media Center TV」をインストールしたPC

このソフトはその“隙間”を埋める存在で、DLNAのDMS(デジタルメディアサーバー)機能を備えているほか、DTCP-IPにも対応している。このソフトが入っていれば、Windows 7で録画したデジタル放送を、他のDLNA機器で再生できることになる。ただしこのソフトは、現在のところ単品販売の予定はないという。PCへのプリインストールや、外付けチューナーへのバンドルなどを想定しており、Windows 7の発売と同時に、本ソフトをバンドルしたチューナーが発売される予定という。

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