100インチの「電動紙」も
【音展】「サウンドクッション」や日本人向けIEMなど個性派製品多数 − 東芝CELL REZAやパイオニア「ACCO」も
音展 UDXビルの出展内容から、注目の展示内容を紹介していこう。
■パイオニア
パイオニアの住設オーディオブランド“ACCO”では、先日発表されたばかりの新製品、ホワイトカラーのインウォールアンプ「A-IW001-W」とスピーカー拡張キット「DN-ICH001」を展示していた。
両機を使用することで、iPodの音楽を最大4台のスピーカーで聴けるよう、インウォールアンプに接続できる。カラバリモデルについては、ユーザーからの「壁の色やインテリアに合うカラーモデルが欲しい」という要望に応えたものという。
家庭内の様々な部屋で音楽を聴くというソリューションは、アメリカでは富裕層を中心に一定の認知が得られているが、日本ではまだあまり知られていない。新製品の発売が認知拡大のきっかけになることを期待したい。
■東芝
東芝の展示は非常にシンプルで、“CELL REGZA”「55X2」1台を展示し、3D映像を楽しむことができる。CELL REGZAの新たなフラグシップモデルだけあって、注目度はバツグン。来場者がひっきりなしに3Dメガネをかけ、本機の映像を確かめていた。
3D映像のデモに使っていたのはディスカバリーチャンネルの映像で、飛び出し感がかなり強いもの。3D対応CELL REGZAの実力を存分に確認できる。
■大建工業
大建工業は、オーディオルームやホームシアタールーム向けの防音パネルや調音パネルなどを多数展示。
今年の新製品の「オトピタ01」は、フラッターエコーの改善などに効果的な吸音パネルで、カラーはブラックとベージュを用意。価格は4枚で30,450円(税込)。自分でも設置が行える施工性の高さもポイントだ。
そのほか、音の響きと臨場感を整える「サウンドデザインウォールシリーズ」も展示。残響時間を短くする効果があり、仕上げやデザインも豊富なパターンが用意されていることが特徴だ。
パネル以外の吸音アイテムでは、「アコースティックツリー」を紹介。吸音部には特殊加工ウレタン発泡体を、表面にはメッシュ生地を採用。「置くだけで響きが良くなる」のがポイントという。カラーはブラック/ベージュを用意している。
なお同社は、秋葉原の住友不動産 秋葉原ビルに「DAIKEN 東京ショールーム」を展開している。同社製品の実力が実際に体感できるほか、部屋の音響について相談を受け付ける「防音相談会」も毎月開催しているので、ぜひ訪れてみよう。
■センサフォニクス・ジャパン
センサフォニクス・ジャパンは、日本独自企画「j-phonic」ブランドのインイヤーモニター(IEM)製品「j-phonic k2」を展示し、注目を集めている。価格は39,900円(税込)。
日本人1,200人の耳型を分析し、ハウジング部の形状を決定。これにより、カスタムIEMと同じフィット感が得られるという。
「海外のIEMは日本人の耳型に最適化されていないので、どうしても耳にフィットせず、脱落することがある。一方で耳型を採取する本格的なカスタムIEMは、価格や手間などがかなり必要になる。j-phonic k2では、簡便かつ安価に、カスタムIEMのフィット感が得られるようにした」という。なお、イヤーチップにはComplyを採用している。
ドライバーはBA型×2基。音質を解像感重視の「SP」とハイファイでフラットな「MX」の2種類用意しているほか、ハウジングのカラーリングは8色、ケーブル長は95/60/45cmの3種類、コネクタータイプもL型/ストレートの2種類から選択できる柔軟性の高さもポイントだ。さらにハードケースについても、サイズを2種類から選べ、ハードケースのライナーの色も3色から選択できるという凝りようだ。
ほかに耳型から作る、フルカスタムの「Prophonic 2XS」も用意され、99,750円(税込)で販売されている。こちらは米センサフォニクス社とのライセンス契約により、日本のセンサフォニクス・ラボで製造しているモデルだ。
■ピジョン
ピジョンは、来春発売予定という、ケース部を備えた100インチの電動ペーパースクリーン「電動紙」を出展。
これまでも同社は、電動スクリーンを販売していたが、ケースが付いておらず、剥き出しになっていた。これにケース部分を加え、新製品として販売開始する。
なお、ケース無しの100インチモデル「DSW-100」は34,650円(税込)だが、ケース付きモデルは「これより数千円高いレベルの価格設定を考えている」という。いずれにしても安価なので、手頃なスクリーンを探している方は要チェックだ。
■日本板硝子環境アメニティ
日本板硝子環境アメニティは、吸音機能、調湿機能を兼ね備えた「THERMOWOOL」をアピール。これを使用したクッション型の多目的吸音体「ソノキューブ」を展示していたほか、参考出展としてインテリア性を高めた「ソノQ」という製品も展示を行っていた。
また、グラスウールを用いた吸音パネル「ウォール」も展示。楽器練習など、響きが気になる場所に設置すると吸音効果が得られる。会議室などへの応用も考えられるという。なお、グラスウールには好みの柄を印刷することも可能なので、デザイン性を高めることも容易だ。
■エムズシステム
エムズシステムは、“波動スピーカー”MSシリーズのラインナップを紹介。同シリーズのスタンダードモデル「MS1001M」や、その一回り小型の「MS0801」、またアンプ内蔵でDAPとの組み合わせにも適した「MS-dt08」などを、実際に音出ししていた。
■エンサウンド
エンサウンドでは、“サウンドクッション”を謳う新感覚スピーカー「ハーピィ」を体験することができる。
10cmドライバーを2基搭載し、内蔵アンプ出力は15W+15W。単3電池8本で約40時間の駆動が行える。もちろんACアダプターでの駆動も可能。
写真のように膝に置いて使用すると、音の振動を体でも体感できるほか、同社では抱き枕として使うなどの使い方も提案している。
なお、この小型モデル「ハーピィQ」も展示。ドライバーは8cm×2で、重さも1.8kgとかなり軽量化している。
さらに、透明の軟質シートを円筒状にし、これを振動板に活用したスピーカー「TOMORI」も出展。内部には電球を備えており、シェードは竹細工。内部からの灯りが、シェードを通して拡散され、インテリアとしても活用できる製品になっている。
■パイオニア
パイオニアの住設オーディオブランド“ACCO”では、先日発表されたばかりの新製品、ホワイトカラーのインウォールアンプ「A-IW001-W」とスピーカー拡張キット「DN-ICH001」を展示していた。
両機を使用することで、iPodの音楽を最大4台のスピーカーで聴けるよう、インウォールアンプに接続できる。カラバリモデルについては、ユーザーからの「壁の色やインテリアに合うカラーモデルが欲しい」という要望に応えたものという。
家庭内の様々な部屋で音楽を聴くというソリューションは、アメリカでは富裕層を中心に一定の認知が得られているが、日本ではまだあまり知られていない。新製品の発売が認知拡大のきっかけになることを期待したい。
■東芝
東芝の展示は非常にシンプルで、“CELL REGZA”「55X2」1台を展示し、3D映像を楽しむことができる。CELL REGZAの新たなフラグシップモデルだけあって、注目度はバツグン。来場者がひっきりなしに3Dメガネをかけ、本機の映像を確かめていた。
3D映像のデモに使っていたのはディスカバリーチャンネルの映像で、飛び出し感がかなり強いもの。3D対応CELL REGZAの実力を存分に確認できる。
■大建工業
大建工業は、オーディオルームやホームシアタールーム向けの防音パネルや調音パネルなどを多数展示。
今年の新製品の「オトピタ01」は、フラッターエコーの改善などに効果的な吸音パネルで、カラーはブラックとベージュを用意。価格は4枚で30,450円(税込)。自分でも設置が行える施工性の高さもポイントだ。
そのほか、音の響きと臨場感を整える「サウンドデザインウォールシリーズ」も展示。残響時間を短くする効果があり、仕上げやデザインも豊富なパターンが用意されていることが特徴だ。
パネル以外の吸音アイテムでは、「アコースティックツリー」を紹介。吸音部には特殊加工ウレタン発泡体を、表面にはメッシュ生地を採用。「置くだけで響きが良くなる」のがポイントという。カラーはブラック/ベージュを用意している。
なお同社は、秋葉原の住友不動産 秋葉原ビルに「DAIKEN 東京ショールーム」を展開している。同社製品の実力が実際に体感できるほか、部屋の音響について相談を受け付ける「防音相談会」も毎月開催しているので、ぜひ訪れてみよう。
■センサフォニクス・ジャパン
センサフォニクス・ジャパンは、日本独自企画「j-phonic」ブランドのインイヤーモニター(IEM)製品「j-phonic k2」を展示し、注目を集めている。価格は39,900円(税込)。
日本人1,200人の耳型を分析し、ハウジング部の形状を決定。これにより、カスタムIEMと同じフィット感が得られるという。
「海外のIEMは日本人の耳型に最適化されていないので、どうしても耳にフィットせず、脱落することがある。一方で耳型を採取する本格的なカスタムIEMは、価格や手間などがかなり必要になる。j-phonic k2では、簡便かつ安価に、カスタムIEMのフィット感が得られるようにした」という。なお、イヤーチップにはComplyを採用している。
ドライバーはBA型×2基。音質を解像感重視の「SP」とハイファイでフラットな「MX」の2種類用意しているほか、ハウジングのカラーリングは8色、ケーブル長は95/60/45cmの3種類、コネクタータイプもL型/ストレートの2種類から選択できる柔軟性の高さもポイントだ。さらにハードケースについても、サイズを2種類から選べ、ハードケースのライナーの色も3色から選択できるという凝りようだ。
ほかに耳型から作る、フルカスタムの「Prophonic 2XS」も用意され、99,750円(税込)で販売されている。こちらは米センサフォニクス社とのライセンス契約により、日本のセンサフォニクス・ラボで製造しているモデルだ。
■ピジョン
ピジョンは、来春発売予定という、ケース部を備えた100インチの電動ペーパースクリーン「電動紙」を出展。
これまでも同社は、電動スクリーンを販売していたが、ケースが付いておらず、剥き出しになっていた。これにケース部分を加え、新製品として販売開始する。
なお、ケース無しの100インチモデル「DSW-100」は34,650円(税込)だが、ケース付きモデルは「これより数千円高いレベルの価格設定を考えている」という。いずれにしても安価なので、手頃なスクリーンを探している方は要チェックだ。
■日本板硝子環境アメニティ
日本板硝子環境アメニティは、吸音機能、調湿機能を兼ね備えた「THERMOWOOL」をアピール。これを使用したクッション型の多目的吸音体「ソノキューブ」を展示していたほか、参考出展としてインテリア性を高めた「ソノQ」という製品も展示を行っていた。
また、グラスウールを用いた吸音パネル「ウォール」も展示。楽器練習など、響きが気になる場所に設置すると吸音効果が得られる。会議室などへの応用も考えられるという。なお、グラスウールには好みの柄を印刷することも可能なので、デザイン性を高めることも容易だ。
■エムズシステム
エムズシステムは、“波動スピーカー”MSシリーズのラインナップを紹介。同シリーズのスタンダードモデル「MS1001M」や、その一回り小型の「MS0801」、またアンプ内蔵でDAPとの組み合わせにも適した「MS-dt08」などを、実際に音出ししていた。
■エンサウンド
エンサウンドでは、“サウンドクッション”を謳う新感覚スピーカー「ハーピィ」を体験することができる。
10cmドライバーを2基搭載し、内蔵アンプ出力は15W+15W。単3電池8本で約40時間の駆動が行える。もちろんACアダプターでの駆動も可能。
写真のように膝に置いて使用すると、音の振動を体でも体感できるほか、同社では抱き枕として使うなどの使い方も提案している。
なお、この小型モデル「ハーピィQ」も展示。ドライバーは8cm×2で、重さも1.8kgとかなり軽量化している。
さらに、透明の軟質シートを円筒状にし、これを振動板に活用したスピーカー「TOMORI」も出展。内部には電球を備えており、シェードは竹細工。内部からの灯りが、シェードを通して拡散され、インテリアとしても活用できる製品になっている。