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ソニーPCL、新3D撮影システムを開発 − レンズ調整が容易な単眼スプリッター方式と肩乗せ可能なハンディRig

公開日 2010/12/08 17:18 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーPCL(株)は、3D撮影システムとして新たに「単眼スプリッター方式3D撮影システム」と「ビームスプリッター方式ハンディRig」を開発、運営を開始したことを発表した。

「単眼スプリッター方式3D撮影システム」は、二眼式3D撮影システムでありながら1つのレンズで撮影できるのが特徴。2台のカメラが1つのレンズを共有する方式のため、設営時のレンズ光軸セッティングが不要なほか、ズーミングによる光軸ズレも発生しないという利点がある。さらに、撮影中の視差調整も殆ど必要ないとのこと。超望遠レンズを必要とするスポーツ撮影や風景撮影などで効果を発揮する撮影システムだ。質量は30kgで、外形寸法は450W×345H×380Dmm(最大部・カメラ、レンズ除く)。

単眼スプリッター方式3D撮影システム

なおこの撮影システムは12月22日から銀座のソニービルで開催される「3D旭山動物園」で上映される3D映像でも活用されており、動物の望遠撮影などで効果を発揮しているという。

「ビームスプリッター方式ハンディRig」は、使用カメラを小型な「PMW-10MD」専用設計とすることで機材の大幅な小型・軽量化を実現した撮影システム。質量は10kgで、外形寸法は530W×450H×280Dmm(最大部・カメラ、レンズを含む)。固定撮影はもちろん、肩に乗せてのハンディ利用も可能なのが特徴で、移動撮影時などに効果を発揮するとのことだ。

ビームスプリッター方式ハンディRig

肩に乗せて使用することもできる

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