iPad対応小型DLPプロジェクターなども
【CES】CES Unveiled開幕 − イヤホンやデジタルガジェット向け製品が多数登場
米国時間の1月6日より開幕する2011 international CES。開幕の前々日となる現地時間1月5日には、世界各国のプレスを対象としたイベント「CES Unveiled」が開催され、世界中のプレス関係者で大いに賑わいを見せた。各ブース担当者も「例年より大勢のプレスで賑わっている」とその手応えを感じているようだ。
今回のCES Unveiledでは、昨年登場し世界中の常識を変えたと行っても過言ではないiPhone4/iPadなどの関連製品が特に多かったように感じる。本稿では大きな可能性を感じさせるそれらの製品を中心に、特に興味深かったものをご紹介したい。
■Sonomax
わずか5分程度で自分の耳にあったカスタムイヤホンが作れることで、日本でも大きな話題となったカナダのSonomaxからは、同社最新のモデルとなるシングルドライバー搭載の「PCS-100」と、デュアルドライバーを搭載した「PCS-200」が登場した。
これら2機種で特に注目したいのは、自分自身で安全に耳型を取ることができる同社独自の「SonoFit Custom Fitting System」が同梱されている点にある。一見するとヘッドホンの用に見える本機を用いれば、わずか4分強でカスタムイヤホンが作れてしまうのだ。
この手軽さを実現できたのは、同社が誇るノウハウがあったからこそだろう。Sonomax自体は主に工業関係に携わる人々の騒音問題を研究している会社であり、優れたイヤーチップ素材を採用しているのが特徴だ。このイヤーチップは内側から風船のように膨らませることで耳型を採ることができるので、誰の耳にもあったイヤホンをごく短時間で製作することができる。価格はPCS-100が199.99ドル、PCS-200が299.99ドル。
■fuse
アメリカを舞台としてiPod/iPhone周辺機器を多数発売しているfuseは、エントリー層をターゲットとしたカナル型ヘッドホン「InTune」を展示。本機の最大の特徴は、音楽ジャンルごとに最適なチューニングを施した全4種類のラインアップを揃えているところだ。
その分け方も決して曖昧ではなく、Jazz/Classic、Rap/Hip Hop、Rock/Blues/Country、Pop/Easy Lesteningというように明確に分けられているのが面白い。
パッケージにはBass、Mid、Trebleのバランスがひと目で分かるグラフがプリントされているなど、自分が好きな音質をもつ製品が簡単に分かるようになっている。価格は24.99ドルで、日本での発売はまだ予定されていない。
■iGo
モバイルオーディオにまつわるユニークな製品を多数発売しているiGoからは、個性的なデザインが印象的なヘッドホン群とノートパソコン用の周辺機器などが登場している。同社のブースでは、同社製品がもつ高いパフォーマンス能力やファッション性をDJブースを用意してアピールするなど、ユニークな展示方法に注目が集まった。
ノートパソコン用の冷却ファン「iGo Arctic Laptop Cooling Pad」は、現在特許申請中という内容をもつモデルで、動作時にこもりがちな熱を的確に下げるための構造がとられている。価格は29.99ドルで販売される。
また、ノートパソコンやポータブルオーディオを同時に充電できる「Laptop Wall Charger - iGp Green」などの使い勝手に優れた製品が大きな注目を集めていた。
■CINEMIN
昨年日本に上陸したiPhone/iPod用の超小型プロジェクター「CINEMIN Swivel Pico Projector」が話題となったCINEMINからは、iPadにも対応した小型DLPプロジェクター「CINEMIN SLICE」が登場した。
本機は前面部に装備されたDock端子にiPad/iPhoneを接続すれば、背面のレンズ部から映像を出力できるというもの。レンズ角度は90度まで調整できるので、あらゆるシチュエーションでも使用でも使用することが可能だ。
また本機はHDMI、VGA、ステレオミニなどの端子も装備し、iPad/iPhoneのみならずさまざまな機器への対応も可能としている。日本登場はまだ未定とのことだが、米国では429.99ドルで今月より発売を開始するとのことだ。
■Blue Microphones
マイクなどのレコーディング関連製品を発売しているBlue Microphonesでは、日本でもすでに発売されているUSBマイクロホン「Yeti」の上位モデルにあたる「Yeti Pro」が展示され、注目を集めていた。日本での発売も予定されているが、時期は未定。米国では240ドルで販売される。
本機の特徴はなんといっても本体に装備されたUSB端子から直接パソコンへと接続できる点。MACに購入時からインストールされているGarage Bandなどのソフトウェアを用いることで、誰でも手軽に高音質でレコーディングが行えるという。サンプリングレートも192kHz/24bitまで対応していることも魅力のひとつだ。
こうした手軽ながらも高度なパフォーマンスを持つレコーディング関連製品の登場により、今後さらなるネットオーディオの可能性が示されることは間違いないだろう。
今回のCES Unveiledでは、昨年登場し世界中の常識を変えたと行っても過言ではないiPhone4/iPadなどの関連製品が特に多かったように感じる。本稿では大きな可能性を感じさせるそれらの製品を中心に、特に興味深かったものをご紹介したい。
■Sonomax
わずか5分程度で自分の耳にあったカスタムイヤホンが作れることで、日本でも大きな話題となったカナダのSonomaxからは、同社最新のモデルとなるシングルドライバー搭載の「PCS-100」と、デュアルドライバーを搭載した「PCS-200」が登場した。
これら2機種で特に注目したいのは、自分自身で安全に耳型を取ることができる同社独自の「SonoFit Custom Fitting System」が同梱されている点にある。一見するとヘッドホンの用に見える本機を用いれば、わずか4分強でカスタムイヤホンが作れてしまうのだ。
この手軽さを実現できたのは、同社が誇るノウハウがあったからこそだろう。Sonomax自体は主に工業関係に携わる人々の騒音問題を研究している会社であり、優れたイヤーチップ素材を採用しているのが特徴だ。このイヤーチップは内側から風船のように膨らませることで耳型を採ることができるので、誰の耳にもあったイヤホンをごく短時間で製作することができる。価格はPCS-100が199.99ドル、PCS-200が299.99ドル。
■fuse
アメリカを舞台としてiPod/iPhone周辺機器を多数発売しているfuseは、エントリー層をターゲットとしたカナル型ヘッドホン「InTune」を展示。本機の最大の特徴は、音楽ジャンルごとに最適なチューニングを施した全4種類のラインアップを揃えているところだ。
その分け方も決して曖昧ではなく、Jazz/Classic、Rap/Hip Hop、Rock/Blues/Country、Pop/Easy Lesteningというように明確に分けられているのが面白い。
パッケージにはBass、Mid、Trebleのバランスがひと目で分かるグラフがプリントされているなど、自分が好きな音質をもつ製品が簡単に分かるようになっている。価格は24.99ドルで、日本での発売はまだ予定されていない。
■iGo
モバイルオーディオにまつわるユニークな製品を多数発売しているiGoからは、個性的なデザインが印象的なヘッドホン群とノートパソコン用の周辺機器などが登場している。同社のブースでは、同社製品がもつ高いパフォーマンス能力やファッション性をDJブースを用意してアピールするなど、ユニークな展示方法に注目が集まった。
ノートパソコン用の冷却ファン「iGo Arctic Laptop Cooling Pad」は、現在特許申請中という内容をもつモデルで、動作時にこもりがちな熱を的確に下げるための構造がとられている。価格は29.99ドルで販売される。
また、ノートパソコンやポータブルオーディオを同時に充電できる「Laptop Wall Charger - iGp Green」などの使い勝手に優れた製品が大きな注目を集めていた。
■CINEMIN
昨年日本に上陸したiPhone/iPod用の超小型プロジェクター「CINEMIN Swivel Pico Projector」が話題となったCINEMINからは、iPadにも対応した小型DLPプロジェクター「CINEMIN SLICE」が登場した。
本機は前面部に装備されたDock端子にiPad/iPhoneを接続すれば、背面のレンズ部から映像を出力できるというもの。レンズ角度は90度まで調整できるので、あらゆるシチュエーションでも使用でも使用することが可能だ。
また本機はHDMI、VGA、ステレオミニなどの端子も装備し、iPad/iPhoneのみならずさまざまな機器への対応も可能としている。日本登場はまだ未定とのことだが、米国では429.99ドルで今月より発売を開始するとのことだ。
■Blue Microphones
マイクなどのレコーディング関連製品を発売しているBlue Microphonesでは、日本でもすでに発売されているUSBマイクロホン「Yeti」の上位モデルにあたる「Yeti Pro」が展示され、注目を集めていた。日本での発売も予定されているが、時期は未定。米国では240ドルで販売される。
本機の特徴はなんといっても本体に装備されたUSB端子から直接パソコンへと接続できる点。MACに購入時からインストールされているGarage Bandなどのソフトウェアを用いることで、誰でも手軽に高音質でレコーディングが行えるという。サンプリングレートも192kHz/24bitまで対応していることも魅力のひとつだ。
こうした手軽ながらも高度なパフォーマンスを持つレコーディング関連製品の登場により、今後さらなるネットオーディオの可能性が示されることは間違いないだろう。