3月15日より順次発売開始
【更新】ドコモ、スマホ/タブレット新モデル発表 − Xperia arc/MEDIAS/Optimus Padの3機種
NTTドコモは、スマートフォン/タブレットの新機種を発表した。本日、都内にてメディア向けの発表会が開催された。
■ソニー・エリクソン“Xperia arc”「SO-01C」
以前からグローバルモデルが発表されていた、ソニー・エリクソンの“Xperia arc”「SO-01C」は3月24日発売。3月4日から予約を受け付ける。
Xperia arcはAndroid 2.3を採用。背面がアーチ状の筐体や、最薄部8.7mmの薄型形状となっていることも特徴だ。またワンセグやおサイフケータイ機能などは備えていない。画面は4.2インチ、480×854ピクセルの液晶ディスプレイで、表示色数は約1,677万色。画像処理エンジンにはモバイルブラビアエンジンを採用している。
さらにカメラの撮像素子はソニー製の裏面照射型「Exmor R for mobile」で、有効画素数は810万。手ブレ補正やLEDオートフラッシュ、開放値F2.4のレンズなども備えている。カメラ機能の充実ぶりにも注目だ。
AV機能ではHDMIマイクロプラグ(タイプD)を装備し、テレビなどと接続が可能。さらにDLNAサーバー機能も搭載。Wi-FI機能を使い、PlayStation 3などのDLNA対応機器とコンテンツを共有して楽しむことも可能だ。
外部メモリはmicroSD/microSDHCに対応。第一弾のXperiaで搭載されていた「Mediascape」機能は廃され、プレーヤー機能とライブラリ機能に分かれたアプリが用意されている。楽曲はmicroSD/SDHC経由のほか、ソニーのPC向けソフトウェア「Media Go」と連携し、管理・転送を行えるという。
またドコモが6月から開始を予定している、FOMAハイスピードエリア内での受信時最大14Mbpsでの通信に初めて対応する。本体カラーはサクラピンク/ミッドナイトブルー/ミスティシルバーの3色。なおNTTドコモの山田社長によると、今年夏にはFelica対応モデルが発売される予定とのことだ。
■NECカシオ“MEDIAS”「N-04C」
NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の新機種“MEDIAS”「N-04C」も発表された。3月15日に発売し、3月4日から予約を受け付ける。OSのバージョンは2.2。
MEDIASは世界最薄の7.7mmの筐体を実現し、質量も105gという薄型・軽量設計が最大の特徴。ステンレスと樹脂を合わせた強剛性ハイブリッド構造の採用により、薄さと強さを併せ持っているという。画面は4.0インチ、480×854ピクセルの液晶で、コーニング社のゴリラガラスが用いられている。ただし表示色数は約26万色となる。
おサイフケータイやワンセグ、赤外線などフィーチャーフォンの機能も搭載している。背面のカメラはCMOSで、有効画素数は約510万。microSD/SDHCカードスロットによる容量拡張にも対応している。動画は720p動画の撮影が可能だが、720pで撮影している時はズームが使用できない仕様という。本体カラーはMediasブラックとMediasホワイトの2色。
さらに、画面上で文字をタッチするだけで検索する「タップサーチ」機能や、mixiやTwitterなどのやりとりを一望できるソーシャル電話帳などの機能を備えている。
連続待ち受け時間は3G通信時で約360時間。連続通話時間は3G通信時で約250分。外部メモリーはmicroSD/microSDHCに対応する。
なお山田社長によると、今夏にはOSをAndroid 2.3にアップデート予定。また防水モデルも発売される予定だという。
■LG電子“Optimus Pad”「L-06C」
さらに、LG電子製のタブレット機器“Optimus Pad”「L-06C」も3月下旬に発売する。予約受付開始は3月15日。Android OSにはタブレットに最適化したバージョン3.0「Honeycomb」を採用している。なお本機は音声通話機能は搭載せず、ワンセグにも非対応となる。
ディスプレイは8.9インチで、解像度が1,280×768のIPS液晶を採用した。プロセッサーには1GHzのデュアルコアのものを搭載している。ほか、本体外側には有効約510万画素のCMOSカメラを2個装備し、サイドバイサイドなどの3D動画撮影が行える。なお3D静止画の撮影は行えない。またディスプレイは3D視聴に対応しておらず、HDMIで3Dテレビ/ディスプレイに接続することで立体視が可能になる。そのほか、本体内側にも有効約200万のカメラを装備。さらにステレオスピーカーも搭載する。
外形寸法は約140×243×12.8mm、本体質量は620g。外部メモリーには非対応。6,400mAhの大容量バッテリーも内蔵し、3G通信時の連続待ち受け時間は約900時間。HDMIミニプラグ(タイプC)も備えている。
別売で、キーボードでの文字入力にも活用できるチルト式レザーケースも用意されている。
■spモードが機能拡充/電話帳バックアップや「eトリセツ」アプリなど新サービス登場
今回の新製品に合わせ、「spモード」の機能拡充も発表された。Androidマーケットでアプリを購入した際、支払い先として「ドコモ」を選択すると、月々のケータイ料金と一緒に購入代金を支払えるようになった。ただし日本円決済のもののみが対象となる。本サービスは3月下旬リリース予定。
また、3月15日よりspモードがデータプランにも対応する。これまでspモードは通話を前提とした料金プランとしか組み合わせられなかったが、データプランにも対応したことで、今回発売する“Optimus Pad”のような音声通話非対応モデルでも利用できるようになるという。
そのほか、電話帳をサーバーにバックアップする「電話帳バックアップ」への対応(3月中旬リリース予定)、災害用伝言板(3月下旬リリース予定)への対応もアナウンスされた。
さらに、端末の使い方を調べられるアプリ「eトリセツ」がリリースされた。50音順の索引やトラブルシューティングなどから簡単に検索することができる。同社は「紙を使わない、地球に優しい取り扱い説明書」とアピールしている。このeトリセツは、今後発売される機種にも搭載が予定されているという。
■ラインナップ拡充で幅広いニーズに応えたい − 山田社長
本日行われた発表会には、同社の山田隆持社長が登壇。新製品3機種の特徴をプレゼンテーションした山田社長は「昨年11月くらいからスマートフォンへの関心は高まっており、軸足はスマートフォンに移行していると感じる」と強調。1月の販売実績のうち35〜40%が女性購入者で、また50代以上の購入者も15%にのぼったという。「春商戦に投入されるモデルと言えばフィーチャーフォンのスタンダード機、というのがこれまでの流れ」で、これは新入学などを機に携帯電話を購入するユーザーを見込んだものだったという。しかし今では、学生でもスマートフォンを希望するユーザーが徐々に増えてきているとのこと。「3〜4割はスマートフォンを選ぶのではないか。特に男子学生はスマートフォン購入を希望することが多い」と山田社長はコメント。「現在発売中の機種に新製品3機種を加えたラインナップと新サービスで、ユーザーの幅広いニーズに応えたい」と締めくくった。
以下、会場で執り行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.先日MWCで発表されたXperia PLAYなど、他のXperiaシリーズは日本で発売されるのか。
A.全てが日本市場に投入されるわけではなく、いろいろ選んでいきたいと考えている。いくつかの機種は日本でもぜひ発売したいと思っている。
Q.SIMロックフリーはいつ頃発売の機種から対応するのか。
A.4月以降発売するモデルについては、SIMロックを解除できるソフトを組み込んで販売する。対象機種ユーザーはドコモショップで申し込めば、SIMロックを解除する手続きが行える。SIMロックフリーはユーザー利便性の向上であると考えている。今後もそういう機種をリリースしていきたい。
Q.SIMロックフリー化による端末価格の上昇はあるのか。また、SIMロック解除にあたり、一定期間の縛りがあったりするのか。
A.解除するからといって端末の価格は変わらない。また期間縛りも考えておらず、買った直後からでも解除できる。
Q.今回の新製品3機種を3月に発売するのは、SIMロックフリー対応機種にこれらを追加したくなかったからなのか。
A.良い端末を早くユーザーの手元に届けたいという思いから3月の発売を選択した。
Q.3月2日にiPad 2が発表されるという噂があるが、“Optimus Pad”や“Galaxy Tab”はどのくらいのシェアが取れると考えるか。またアップルとは排他的提携関係を続けるつもりなのか。
A.iPad 2のことは分からないので何とも言えない。アップルの端末獲得は諦めたわけではないが、開発のメインはAndroidで行きたいと考えている。
■朝倉あきさんや石野真子さんなどが新モデルをアピール
発表会には、現在ドコモのCMに出演中の朝倉あきさんと石野真子さんが登場し、新モデルをアピールした。Xperia arcを持った朝倉さんは「スマートフォンはカタいイメージがあったけれど、Xperia arcは鮮やかで綺麗な色が印象的。女性にもぜひ使っていただきたいです」とコメント。MEDIASを手にした石野さんは「こんなに薄いスマートフォンは初めて。かさばらずバッグに入れてスッと持ち歩ける。お母さん世代の方にも安心して使ってもらいたいモデルです」とアピールしていた。
■ソニー・エリクソン“Xperia arc”「SO-01C」
以前からグローバルモデルが発表されていた、ソニー・エリクソンの“Xperia arc”「SO-01C」は3月24日発売。3月4日から予約を受け付ける。
Xperia arcはAndroid 2.3を採用。背面がアーチ状の筐体や、最薄部8.7mmの薄型形状となっていることも特徴だ。またワンセグやおサイフケータイ機能などは備えていない。画面は4.2インチ、480×854ピクセルの液晶ディスプレイで、表示色数は約1,677万色。画像処理エンジンにはモバイルブラビアエンジンを採用している。
さらにカメラの撮像素子はソニー製の裏面照射型「Exmor R for mobile」で、有効画素数は810万。手ブレ補正やLEDオートフラッシュ、開放値F2.4のレンズなども備えている。カメラ機能の充実ぶりにも注目だ。
AV機能ではHDMIマイクロプラグ(タイプD)を装備し、テレビなどと接続が可能。さらにDLNAサーバー機能も搭載。Wi-FI機能を使い、PlayStation 3などのDLNA対応機器とコンテンツを共有して楽しむことも可能だ。
外部メモリはmicroSD/microSDHCに対応。第一弾のXperiaで搭載されていた「Mediascape」機能は廃され、プレーヤー機能とライブラリ機能に分かれたアプリが用意されている。楽曲はmicroSD/SDHC経由のほか、ソニーのPC向けソフトウェア「Media Go」と連携し、管理・転送を行えるという。
またドコモが6月から開始を予定している、FOMAハイスピードエリア内での受信時最大14Mbpsでの通信に初めて対応する。本体カラーはサクラピンク/ミッドナイトブルー/ミスティシルバーの3色。なおNTTドコモの山田社長によると、今年夏にはFelica対応モデルが発売される予定とのことだ。
■NECカシオ“MEDIAS”「N-04C」
NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の新機種“MEDIAS”「N-04C」も発表された。3月15日に発売し、3月4日から予約を受け付ける。OSのバージョンは2.2。
MEDIASは世界最薄の7.7mmの筐体を実現し、質量も105gという薄型・軽量設計が最大の特徴。ステンレスと樹脂を合わせた強剛性ハイブリッド構造の採用により、薄さと強さを併せ持っているという。画面は4.0インチ、480×854ピクセルの液晶で、コーニング社のゴリラガラスが用いられている。ただし表示色数は約26万色となる。
おサイフケータイやワンセグ、赤外線などフィーチャーフォンの機能も搭載している。背面のカメラはCMOSで、有効画素数は約510万。microSD/SDHCカードスロットによる容量拡張にも対応している。動画は720p動画の撮影が可能だが、720pで撮影している時はズームが使用できない仕様という。本体カラーはMediasブラックとMediasホワイトの2色。
さらに、画面上で文字をタッチするだけで検索する「タップサーチ」機能や、mixiやTwitterなどのやりとりを一望できるソーシャル電話帳などの機能を備えている。
連続待ち受け時間は3G通信時で約360時間。連続通話時間は3G通信時で約250分。外部メモリーはmicroSD/microSDHCに対応する。
なお山田社長によると、今夏にはOSをAndroid 2.3にアップデート予定。また防水モデルも発売される予定だという。
■LG電子“Optimus Pad”「L-06C」
さらに、LG電子製のタブレット機器“Optimus Pad”「L-06C」も3月下旬に発売する。予約受付開始は3月15日。Android OSにはタブレットに最適化したバージョン3.0「Honeycomb」を採用している。なお本機は音声通話機能は搭載せず、ワンセグにも非対応となる。
ディスプレイは8.9インチで、解像度が1,280×768のIPS液晶を採用した。プロセッサーには1GHzのデュアルコアのものを搭載している。ほか、本体外側には有効約510万画素のCMOSカメラを2個装備し、サイドバイサイドなどの3D動画撮影が行える。なお3D静止画の撮影は行えない。またディスプレイは3D視聴に対応しておらず、HDMIで3Dテレビ/ディスプレイに接続することで立体視が可能になる。そのほか、本体内側にも有効約200万のカメラを装備。さらにステレオスピーカーも搭載する。
外形寸法は約140×243×12.8mm、本体質量は620g。外部メモリーには非対応。6,400mAhの大容量バッテリーも内蔵し、3G通信時の連続待ち受け時間は約900時間。HDMIミニプラグ(タイプC)も備えている。
別売で、キーボードでの文字入力にも活用できるチルト式レザーケースも用意されている。
■spモードが機能拡充/電話帳バックアップや「eトリセツ」アプリなど新サービス登場
今回の新製品に合わせ、「spモード」の機能拡充も発表された。Androidマーケットでアプリを購入した際、支払い先として「ドコモ」を選択すると、月々のケータイ料金と一緒に購入代金を支払えるようになった。ただし日本円決済のもののみが対象となる。本サービスは3月下旬リリース予定。
また、3月15日よりspモードがデータプランにも対応する。これまでspモードは通話を前提とした料金プランとしか組み合わせられなかったが、データプランにも対応したことで、今回発売する“Optimus Pad”のような音声通話非対応モデルでも利用できるようになるという。
そのほか、電話帳をサーバーにバックアップする「電話帳バックアップ」への対応(3月中旬リリース予定)、災害用伝言板(3月下旬リリース予定)への対応もアナウンスされた。
さらに、端末の使い方を調べられるアプリ「eトリセツ」がリリースされた。50音順の索引やトラブルシューティングなどから簡単に検索することができる。同社は「紙を使わない、地球に優しい取り扱い説明書」とアピールしている。このeトリセツは、今後発売される機種にも搭載が予定されているという。
■ラインナップ拡充で幅広いニーズに応えたい − 山田社長
本日行われた発表会には、同社の山田隆持社長が登壇。新製品3機種の特徴をプレゼンテーションした山田社長は「昨年11月くらいからスマートフォンへの関心は高まっており、軸足はスマートフォンに移行していると感じる」と強調。1月の販売実績のうち35〜40%が女性購入者で、また50代以上の購入者も15%にのぼったという。「春商戦に投入されるモデルと言えばフィーチャーフォンのスタンダード機、というのがこれまでの流れ」で、これは新入学などを機に携帯電話を購入するユーザーを見込んだものだったという。しかし今では、学生でもスマートフォンを希望するユーザーが徐々に増えてきているとのこと。「3〜4割はスマートフォンを選ぶのではないか。特に男子学生はスマートフォン購入を希望することが多い」と山田社長はコメント。「現在発売中の機種に新製品3機種を加えたラインナップと新サービスで、ユーザーの幅広いニーズに応えたい」と締めくくった。
以下、会場で執り行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.先日MWCで発表されたXperia PLAYなど、他のXperiaシリーズは日本で発売されるのか。
A.全てが日本市場に投入されるわけではなく、いろいろ選んでいきたいと考えている。いくつかの機種は日本でもぜひ発売したいと思っている。
Q.SIMロックフリーはいつ頃発売の機種から対応するのか。
A.4月以降発売するモデルについては、SIMロックを解除できるソフトを組み込んで販売する。対象機種ユーザーはドコモショップで申し込めば、SIMロックを解除する手続きが行える。SIMロックフリーはユーザー利便性の向上であると考えている。今後もそういう機種をリリースしていきたい。
Q.SIMロックフリー化による端末価格の上昇はあるのか。また、SIMロック解除にあたり、一定期間の縛りがあったりするのか。
A.解除するからといって端末の価格は変わらない。また期間縛りも考えておらず、買った直後からでも解除できる。
Q.今回の新製品3機種を3月に発売するのは、SIMロックフリー対応機種にこれらを追加したくなかったからなのか。
A.良い端末を早くユーザーの手元に届けたいという思いから3月の発売を選択した。
Q.3月2日にiPad 2が発表されるという噂があるが、“Optimus Pad”や“Galaxy Tab”はどのくらいのシェアが取れると考えるか。またアップルとは排他的提携関係を続けるつもりなのか。
A.iPad 2のことは分からないので何とも言えない。アップルの端末獲得は諦めたわけではないが、開発のメインはAndroidで行きたいと考えている。
■朝倉あきさんや石野真子さんなどが新モデルをアピール
発表会には、現在ドコモのCMに出演中の朝倉あきさんと石野真子さんが登場し、新モデルをアピールした。Xperia arcを持った朝倉さんは「スマートフォンはカタいイメージがあったけれど、Xperia arcは鮮やかで綺麗な色が印象的。女性にもぜひ使っていただきたいです」とコメント。MEDIASを手にした石野さんは「こんなに薄いスマートフォンは初めて。かさばらずバッグに入れてスッと持ち歩ける。お母さん世代の方にも安心して使ってもらいたいモデルです」とアピールしていた。