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3Dフォトビューワー新モデルも登場

<IFA>富士フイルム、高級コンデジ「FinePix X10」の実動機を披露

公開日 2011/09/03 19:27 木寺務(SP)
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富士フイルムブースには、2眼式の3Dデジタルカメラ「REAL3D 」や、クラシカルなデザインに先進機能を盛り込んだ「FinePixX100」など、特色ある製品が数多く展示されていた。

注目製品が目白押しの富士フイルムブース

特に海外で発表されたばかりの「FinePix X10」の初披露ということもあり、多くの来場者で賑わいを見せていた。

X10はX100に続くXシリーズの第2弾モデルで、X100のクラシカルなエッセンスをふんだんに盛り込んだ弟分的な位置付けの高級コンパクトデジタルカメラ。

「FinePix X10」。外観はXシリーズにふさわしくクラシカルなデザインを採用

背面の液晶モニターは屋外での視認性に優れた約46万ドットの「プレミアムクリア液晶」を採用

撮像素子には、新たに独自開発した2/3インチ、有効1,200万画素の裏面照射型CMOSセンサー「EXR CMOS」を搭載し、画像処理エンジンには高速処理を可能にした「EXRプロセッサー」を採用。最速秒7コマの高速連写とフルHD動画撮影を実現している。

レンズには広角端F2.0、望遠端F2.8と明るい、広角28mm相当からの光学4倍フジノンズームレンズを採用。手動ズームを採用し、手動ズームと連動した光学ファインダーも搭載する。

軍幹部にはフジノンレンズのロゴ。ポップアップフラッシュも内蔵する

レンズの上に光学ファインダーも搭載

軍艦部と底面パーツには軽く強度の高いマグネシウム合金を用い、各種ダイヤルにはアルミ削り出しのパーツを使用するなど、質感にもこだわった仕上がりとなっている。

レンズユニットとファインダーユニットの内部構造も公開

専用アクセサリー類の展示も行われた

気になる発売時期と価格だが、ヨーロッパでの発売時期は本年秋を予定しており、価格は未定。国内での発売、価格も現在のところ未定とのことだ。

さらに、3Dフォトビューワーの新モデル「REAL 3D V3」も参考出品。V3はレンチキュラー方式の3D液晶モニターを搭載し、クロストークの少ないクリアな3D映像をメガネなしで鑑賞することができる。画面サイズは7.2型。HDMI入力端子を備えており、3D対応のBDプレーヤーなどと接続すれば、裸眼3Dディスプレイとして使うこともできる。

3Dフォトビューワーの新モデル「REAL 3D V3」

撮影した3D映像の楽しみ方の豊富さをアピール

ほかにも、先日国内発表したコンパクトデジタルカメラ新製品群のタッチ&トライコーナー、3Dデジタルカメラで撮影した写真のポスタープリントやフォトブックサービスの紹介など、「撮る楽しみ」の提案にとどまらず、「見る楽しみ」「残す楽しみ」の提案まで充実した内容となっていた。

新製品がずらりと並んだタッチ&トライコーナー

多くの来場者が熱心にスタッフに質問を浴びせる


ポスターサイズの3Dプリント

3Dフォトを使用したフォトブックの展示など、広がる3D映像の楽しみを提案

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