東芝、新超解像技術採用でAVC 2番組録画対応の“REGZA”「Z3シリーズ」

また、アニメモードも進化。アニメモード、またはEPG情報が「アニメ」時には、アニメに最適な輪郭部の処理を行い、鮮明な映像を再現。また、コーミングを適切に処理することでなめらかなエッジ部を再現するという。

加えて、DVD高画質再生機能も装備。D端子またはHDMI端子での480i/p入力映像に対して自己合同性型の超解像技術による処理を追加。スケーラーによる階調表現の向上と超解像技術処理の追加によって、DVD再生時の色・精細感を向上させる。

そのほかの高画質化機能では、「おまかせドンピシャ高画質」も搭載。視聴環境と映像信号に合わせて常に最適な画質に自動調整する。

また、ゲーム用の「ゲームダイレクト」モードも搭載。メモリ処理技術の「FIFO（First In First Out）」の応用によって遅延時間を短縮。倍速処理のメモリ読み出しを約0.5フレーム進めた時点から2倍速で読み出し、映像の遅延時間を短縮する。これにより約0.7フレーム（約12ms）という数値を実現した。

さらに、ゲームモードでは新たに、ポータブルゲーム機接続時に自動的にズームを行うモードを搭載。実際のゲーム画面とタイトル画面、ゲーム内ムービーで解像度が異なるような場合でも自動的に画角の違いを検出し、画面サイズを切り替えることなくプレイを続けられる。

■新たにDLNAサーバー機能にも対応

液晶パネルは倍速のフルHD IPS クリアLEDパネルを搭載。バックライトは47V型と42V型が上下8分割、37V型が上下5分割の順次消灯を行うことで4倍速駆動相当の動画応答性能を実現する「アクティブスキャン240」も採用。これにより補間フレームによる残像を低減させている。なおZ2シリーズから引き続き、サイドエッジ型のLEDを利用することで47/42V型は左右16エリア、37V型は10個のエリアを部分点灯制御し、メリハリのある映像を実現するとしている。