JVCケンウッド、新中期経営計画を発表 − ホームAV事業はニッチ/カスタム市場向けへ注力
(株)JVCケンウッドは、2013年度までの中期経営計画を見直し。2014年度を加えた新たな中期経営計画を策定した。
日本ビクター(株)、(株)ケンウッド、J&Kカーエレクトロニクス(株)の3社を10月1日付で吸収合併し、新たな成長戦略に注力していくこと、また、2011年度の目標としていた経常利益の黒字化、2012年度の目標である当期純利益の黒字化に向けて第1四半期に1Q純利益黒字化を達成できたことなどを踏まえ、新たな中期経営戦略を策定しなおし、成長をさらに加速するのが狙いだ。
■新企業ビジョン「感動と安心を世界の人々へ」
新中期経営戦略では、「カタ破りをカタチに。」を合併一体会社としての企業ビジョン「感動と安心を世界の人々へ」に変更。強い事業に集中して利益ある成長を図るとともに、ひろく社会から信頼される企業になることを目指す。
事業領域としては、カーエレクトロニクス、無線機器、カメラ機器、映像機器、音響機器、映像・音楽ソフトの各事業分野において、成長に向けた「戦略投資」を実施し、合併一体会社としてのシナジー効果を最大限に発揮することで、単一商品から複合商品、ソリューション、デバイスへと事業内容を拡大していくとのこと。
また、これまでVictor、JVC、KENWOODブランドで培ってきた強みを活かしながら、B2CからB2Bへ、マス市場向けからニッチ/カスタム市場向けへと軸足をシフトする。
かねてから発表されていた、新カテゴリー製品/システムの開発などを目的とする「戦略投資」として、計18のテーマについて2014年度までに約70億円を投資することも発表された。
■JVC、KENWOODブランドの今後の扱い
JVC、KENWOODの両ブランドについては、グローバルブランドとしてこれまで以上の訴求を実施。国内向けにもJVCブランドの浸透を図る。
今後はカーエレクトロニクスと音響機器はKENWOOD/JVCブランド、無線機器はKENWOODブランド、Zteron(米国子会社)ブランドやカメラ機器、映像機器はJVCブランド、音楽・映像ソフトはビクターエンタテインメント/テイチクエンタテインメント(ともに国内子会社)で展開することを基本体制とする。
また、新カテゴリの製品を投入する場合は、新しいブランドを創設することも検討しているという。
■経営目標数字を変更。ホームAV事業はニッチ/カスタム市場向けへ注力
新中期経営計画では、円高の一層の進行など売上面ではマイナス要因が生じているものの、「戦略投資」の成果が期待できることや、2011年度1Qに4事業セグメント全てが営業黒字となるなど順調に推移していることを踏まえ、2014年度の経営目標を売上高4,300億円、営業利益200億円、経常利益140億円、当期純利益110億円に変更する。
カーエレクトロニクス事業ではOEM分野、国内市販分野、新興国市場での事業拡大に注力するとともに、新規事業領域への取り組みを推進。ホーム&モバイルエレクトロニクス事業ではビジネス/プロフェッショナル向け、ニッチ/カスタム市場向けへとプロダクトミックスの改革を進めるとともに、新しいコミュニケーション商品/ソリューションの開発、新規事業領域への取り組みをすすめ、事業領域の転換を加速する構え。ハイブリッドカメラや3Dカムコーダー、4K2Kカムコーダーの販売拡大、高画質プロジェクターのラインナップ強化などが具体例として挙げられている。
日本ビクター(株)、(株)ケンウッド、J&Kカーエレクトロニクス(株)の3社を10月1日付で吸収合併し、新たな成長戦略に注力していくこと、また、2011年度の目標としていた経常利益の黒字化、2012年度の目標である当期純利益の黒字化に向けて第1四半期に1Q純利益黒字化を達成できたことなどを踏まえ、新たな中期経営戦略を策定しなおし、成長をさらに加速するのが狙いだ。
■新企業ビジョン「感動と安心を世界の人々へ」
新中期経営戦略では、「カタ破りをカタチに。」を合併一体会社としての企業ビジョン「感動と安心を世界の人々へ」に変更。強い事業に集中して利益ある成長を図るとともに、ひろく社会から信頼される企業になることを目指す。
事業領域としては、カーエレクトロニクス、無線機器、カメラ機器、映像機器、音響機器、映像・音楽ソフトの各事業分野において、成長に向けた「戦略投資」を実施し、合併一体会社としてのシナジー効果を最大限に発揮することで、単一商品から複合商品、ソリューション、デバイスへと事業内容を拡大していくとのこと。
また、これまでVictor、JVC、KENWOODブランドで培ってきた強みを活かしながら、B2CからB2Bへ、マス市場向けからニッチ/カスタム市場向けへと軸足をシフトする。
かねてから発表されていた、新カテゴリー製品/システムの開発などを目的とする「戦略投資」として、計18のテーマについて2014年度までに約70億円を投資することも発表された。
■JVC、KENWOODブランドの今後の扱い
JVC、KENWOODの両ブランドについては、グローバルブランドとしてこれまで以上の訴求を実施。国内向けにもJVCブランドの浸透を図る。
今後はカーエレクトロニクスと音響機器はKENWOOD/JVCブランド、無線機器はKENWOODブランド、Zteron(米国子会社)ブランドやカメラ機器、映像機器はJVCブランド、音楽・映像ソフトはビクターエンタテインメント/テイチクエンタテインメント(ともに国内子会社)で展開することを基本体制とする。
また、新カテゴリの製品を投入する場合は、新しいブランドを創設することも検討しているという。
■経営目標数字を変更。ホームAV事業はニッチ/カスタム市場向けへ注力
新中期経営計画では、円高の一層の進行など売上面ではマイナス要因が生じているものの、「戦略投資」の成果が期待できることや、2011年度1Qに4事業セグメント全てが営業黒字となるなど順調に推移していることを踏まえ、2014年度の経営目標を売上高4,300億円、営業利益200億円、経常利益140億円、当期純利益110億円に変更する。
カーエレクトロニクス事業ではOEM分野、国内市販分野、新興国市場での事業拡大に注力するとともに、新規事業領域への取り組みを推進。ホーム&モバイルエレクトロニクス事業ではビジネス/プロフェッショナル向け、ニッチ/カスタム市場向けへとプロダクトミックスの改革を進めるとともに、新しいコミュニケーション商品/ソリューションの開発、新規事業領域への取り組みをすすめ、事業領域の転換を加速する構え。ハイブリッドカメラや3Dカムコーダー、4K2Kカムコーダーの販売拡大、高画質プロジェクターのラインナップ強化などが具体例として挙げられている。