国内初導入のブランドも続々
<ヘッドフォン祭>GRADOのヘッドホン「PS500」/izoからポタアン新シリーズ“izmo”
フジヤエービック主催のイベント「秋のヘッドホン祭2011」が10月29日、東京の「スタジアムプレイス青山」で開催された。本項ではグラド、hisoundaudio、izo、fischer audioなど、7階ホールに出展されていたブランドの製品を中心にレポートする。
GRADO
今月から販売が開始されたヘッドホンの最新モデル「PS500」を披露した。
本機はPSシリーズのフラッグシップ「PS1000」の技術を踏襲したエントリーモデルに位置づけられる。型式はオープン型でエアチャンバーはハイブリッド構造。ボイスコイルやケーブルにはUHPLC銅線を採用している。インピーダンスは32Ωとして、ポータブルプレーヤー機との組み合わせでも十分なドライブ能力を持たせている。
イヤホンは昨年から販売を開始している「GR10」が注目を集めていた。またロングセラーモデルのカナル型イヤホン「iGi」も最近再び注目を集めていることから、今回のイベントで試聴機が用意されていた。
izo
izo(アイジオ)は、このほど新ブランドとして展開する「izmo」のポータブルヘッドホンアンプなど試作機を展示した。
「M1」はUSB-DAC/DDCを内蔵した小型ヘッドホンアンプ。TI社製のヘッドホンアンプ・チップをチャンネル別に独立駆動するデュアルものドライブ構成を採用し、高音質と高い駆動力、優れた低消費電力性能を合わせて実現しているという。
USB-DAC機能はアシンクロナス転送をサポートし、PCとのUSB接続時には192kHz/24bitの高品位再生に対応した。同軸デジタル出力端子も備え、USB-DDCとしても活用することが可能だ。
内部には独立の電源回路を搭載し、USBバスパワー駆動や、ACアダプターによる駆動が可能。本体にバッテリーを内蔵していないため、同社では持ち運びながらリスニングを楽しむ際には、三洋製のeneloopなどの外部バッテリーを併用する使い方を推奨している。
なお本機の発売は年内12月が予定されており、価格は最終決定されていないが、同社スタッフによれば「45,000円前後での設定が検討されている」という。
izmoからは、本機の他にもポータブルヘッドホンアンプの「S1」も参考展示されていた。本機はDAC回路を内蔵しておらず、アナログ入力専用のモデルとなる。発売時期は来年の1月から2月頃が予定されている。
hisoundaudio
(有)トップウイングは、新たに取り扱いを行う中国のブランド「hisoundaudio」の製品を展示していた。
今回参考展示されていた製品は、ポータブルオーディオプレーヤーやカナル型イヤホンなど。ポータブルオーディオプレーヤー「Amp 3M」は44.1kHzまでのFLAC/WAVファイルの再生に対応したコンパクトなプレーヤー。本体には2GBのメモリーを内蔵する。年内の発売が予定されており、6,000円前後の価格での販売が見込まれる。
プレーヤー関連ではほかにも、本体に8GBのメモリーを内蔵する「RoCooD」やフラグシップモデルの「Studio」なども展示。「Studio」は本体内蔵8GBのストレージのほか、microSDカードスロットも設けている。またオーディオライン入力端子も備えており、本機をヘッドホンアンプとして使うことも可能だ。
カナル型イヤホンはウッド素材をハウジングに用いた「POPO」や、エントリーモデル「Crystal」の国内導入が検討されているという。「POPO」は8,000円の価格設定が検討されている。
ムジカアコスティックス
ムジカアコスティックスは、同社が取り扱うロシアのfischer audioや、英ACS、仏Earsonicsのヘッドホン/イヤホン製品を展示した。
fischer audioからは、ハウジングの素材にセラミックを用いた、その名も「Ceramique」というカナル型イヤホンが登場。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色を揃えており、価格は5,800円で発売中だ。
「OLDSKOOL 33 1/3」はオーバーヘッドタイプのポータブルヘッドホン。ハウジングにはウッド素材を採用しており、専用の木箱も付属してくる。価格は13,800円で、12月の発売が予定されている。
英国のACSブランドからはシングルドライバーのバランスド・アーマチュア型イヤホン「T15」を展示。ダブルフランジタイプのイヤーピースが付属する。このほかにもフランスのEarsonicsのバランスド・アーマチュア型イヤホン「SM3」「SM2」「SM1」や、スウェーデンのKLUTZ Design社の高級ヘッドホンスタンド「Can Cans」など、ユニークな製品が一堂に揃えられていた。
サザン音響
サザン音響は、スタジオや野外レコーディング用のダミーヘッドマイク“SAMREC(サムレック)”シリーズを出展。今年の春に発売した「Type2500S」によるバイノーラル録音のデモなどが紹介されていた。
また耳型の形状や素材を、より人間の耳に近づけてリアリティを高め、マイク部にも改良を加えたプロトタイプ「Type2700pro」の参考展示も行われていた。
GRADO
今月から販売が開始されたヘッドホンの最新モデル「PS500」を披露した。
本機はPSシリーズのフラッグシップ「PS1000」の技術を踏襲したエントリーモデルに位置づけられる。型式はオープン型でエアチャンバーはハイブリッド構造。ボイスコイルやケーブルにはUHPLC銅線を採用している。インピーダンスは32Ωとして、ポータブルプレーヤー機との組み合わせでも十分なドライブ能力を持たせている。
イヤホンは昨年から販売を開始している「GR10」が注目を集めていた。またロングセラーモデルのカナル型イヤホン「iGi」も最近再び注目を集めていることから、今回のイベントで試聴機が用意されていた。
izo
izo(アイジオ)は、このほど新ブランドとして展開する「izmo」のポータブルヘッドホンアンプなど試作機を展示した。
「M1」はUSB-DAC/DDCを内蔵した小型ヘッドホンアンプ。TI社製のヘッドホンアンプ・チップをチャンネル別に独立駆動するデュアルものドライブ構成を採用し、高音質と高い駆動力、優れた低消費電力性能を合わせて実現しているという。
USB-DAC機能はアシンクロナス転送をサポートし、PCとのUSB接続時には192kHz/24bitの高品位再生に対応した。同軸デジタル出力端子も備え、USB-DDCとしても活用することが可能だ。
内部には独立の電源回路を搭載し、USBバスパワー駆動や、ACアダプターによる駆動が可能。本体にバッテリーを内蔵していないため、同社では持ち運びながらリスニングを楽しむ際には、三洋製のeneloopなどの外部バッテリーを併用する使い方を推奨している。
なお本機の発売は年内12月が予定されており、価格は最終決定されていないが、同社スタッフによれば「45,000円前後での設定が検討されている」という。
izmoからは、本機の他にもポータブルヘッドホンアンプの「S1」も参考展示されていた。本機はDAC回路を内蔵しておらず、アナログ入力専用のモデルとなる。発売時期は来年の1月から2月頃が予定されている。
hisoundaudio
(有)トップウイングは、新たに取り扱いを行う中国のブランド「hisoundaudio」の製品を展示していた。
今回参考展示されていた製品は、ポータブルオーディオプレーヤーやカナル型イヤホンなど。ポータブルオーディオプレーヤー「Amp 3M」は44.1kHzまでのFLAC/WAVファイルの再生に対応したコンパクトなプレーヤー。本体には2GBのメモリーを内蔵する。年内の発売が予定されており、6,000円前後の価格での販売が見込まれる。
プレーヤー関連ではほかにも、本体に8GBのメモリーを内蔵する「RoCooD」やフラグシップモデルの「Studio」なども展示。「Studio」は本体内蔵8GBのストレージのほか、microSDカードスロットも設けている。またオーディオライン入力端子も備えており、本機をヘッドホンアンプとして使うことも可能だ。
カナル型イヤホンはウッド素材をハウジングに用いた「POPO」や、エントリーモデル「Crystal」の国内導入が検討されているという。「POPO」は8,000円の価格設定が検討されている。
ムジカアコスティックス
ムジカアコスティックスは、同社が取り扱うロシアのfischer audioや、英ACS、仏Earsonicsのヘッドホン/イヤホン製品を展示した。
fischer audioからは、ハウジングの素材にセラミックを用いた、その名も「Ceramique」というカナル型イヤホンが登場。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色を揃えており、価格は5,800円で発売中だ。
「OLDSKOOL 33 1/3」はオーバーヘッドタイプのポータブルヘッドホン。ハウジングにはウッド素材を採用しており、専用の木箱も付属してくる。価格は13,800円で、12月の発売が予定されている。
英国のACSブランドからはシングルドライバーのバランスド・アーマチュア型イヤホン「T15」を展示。ダブルフランジタイプのイヤーピースが付属する。このほかにもフランスのEarsonicsのバランスド・アーマチュア型イヤホン「SM3」「SM2」「SM1」や、スウェーデンのKLUTZ Design社の高級ヘッドホンスタンド「Can Cans」など、ユニークな製品が一堂に揃えられていた。
サザン音響
サザン音響は、スタジオや野外レコーディング用のダミーヘッドマイク“SAMREC(サムレック)”シリーズを出展。今年の春に発売した「Type2500S」によるバイノーラル録音のデモなどが紹介されていた。
また耳型の形状や素材を、より人間の耳に近づけてリアリティを高め、マイク部にも改良を加えたプロトタイプ「Type2700pro」の参考展示も行われていた。