独自技術を
NEC、「つぶやきプラス」などテレビPC向けソフト「SmartVision」の機能を紹介
NECパーソナルコンピュータは本日、「NEC TECH DAY」と題した技術説明会を開催。あまり紹介されていないが優れた技術を紹介するというテーマで、同社の個人向けテレビPC用ソフト「SmartVision」について説明会した。
はじめに登壇した商品開発本部 本部長の小野寺忠司氏は、国内地デジチューナー搭載パソコン市場で、2011年の同社シェアは34%と1位であったことを紹介。さらにテレビソフトの満足度でも、メーカー別で1位となったことをアピールした。
薄型テレビの需要が低迷する一方、テレビPCの需要は伸びているという。小野寺本部長は「テレビPCの、個室に置ける多機能なパーソナルテレビという側面が受けている。またテレビとしてもPCとしても使えるので、値頃感が非常に高いことも受けている要因だ」と説明した。
NECのPC向けテレビ機能「Smart Vision」の歴史は長い。95年にビデオキャプチャーボードによるテレビ受信を実現し、その後も2001年にBS/CSデジタル対応、2004年に地デジ対応、2009年にワイヤレスTVデジタルなど、業界初となる機能を次々に提供してきた。
同社の商品企画担当者や技術担当者は、テレビ機能「Smart Vision」がこだわっているのは、単体レコーダーの機能を後追いするのではなく、パソコンならではの機能を盛り込むことだと説明。また同社はハードウェアからソフトウェアまで、すべて自前で作っているため、機動的な開発が可能であることなどをアピールした。この結果「Wチューナー、W長時間録画、W持ち出し番組生成」という、同社が「WWW」と呼んでいる機能が実現したのだという。
ハイビジョン長時間録画については、この12年春モデルで、ViXSのXcode5を搭載することで16倍長時間録画を実現した。またUSB外付けHDDへの録画では、家電のように、登録できる台数に制限がないことを強調。さらにおまかせ録画では、新番組のおまかせ録画、シリーズ録画機能を備えていることをアピール。マニアックなおまかせ録画が可能とした。
さらに録画した番組の再生では、ダイジェスト再生が可能な「見たいとこ再生」、音声が聞き取りやすく、再生モードが複数用意された「きこえる変速再生」の搭載を紹介。後者は2010年に採用された機能で、他社製の同等機能のクオリティを越えるものを作ろうと開発した。NEC中央研究所が独自開発した音声時間軸圧縮伸長技術を搭載するなどして聞き取りやすさを高めたという。
画質面では、まずRFアンプの独自制御を行うことで、高い受信性能を備えていることをアピール。さらにH.264の描画エンジンでは、従来使っていたマイクロソフト製のエンジンを、独自開発の描画エンジン「NECプレゼンタ」に置き換え、滑らかな再生を追求したことも紹介した。
3月15日から、今春モデル向けに無償アップデート提供された新機能「つぶやきプラス」の紹介も行われた。同機能は、リアルタイム視聴している番組や録画番組の、放送局名のハッシュタグが付与されたツイートを表示する機能。ツイートは30秒ごとに自動取得される。
リアルタイム視聴の場合は、裏番組のツイートも取得し、つぶやきの内容を見てほかの局に切り替えるという使い方が可能。また録画番組のツイートは、録画時に自動的に保存される。再生時にツイートを見ながら、そのツイートをクリックすると該当箇所にジャンプするといった使い方ができる。
現在「つぶやきプラス」は今春モデル向けにのみ提供されているが、今後の反響次第では、従来モデルへの提供なども検討するという。
はじめに登壇した商品開発本部 本部長の小野寺忠司氏は、国内地デジチューナー搭載パソコン市場で、2011年の同社シェアは34%と1位であったことを紹介。さらにテレビソフトの満足度でも、メーカー別で1位となったことをアピールした。
薄型テレビの需要が低迷する一方、テレビPCの需要は伸びているという。小野寺本部長は「テレビPCの、個室に置ける多機能なパーソナルテレビという側面が受けている。またテレビとしてもPCとしても使えるので、値頃感が非常に高いことも受けている要因だ」と説明した。
NECのPC向けテレビ機能「Smart Vision」の歴史は長い。95年にビデオキャプチャーボードによるテレビ受信を実現し、その後も2001年にBS/CSデジタル対応、2004年に地デジ対応、2009年にワイヤレスTVデジタルなど、業界初となる機能を次々に提供してきた。
同社の商品企画担当者や技術担当者は、テレビ機能「Smart Vision」がこだわっているのは、単体レコーダーの機能を後追いするのではなく、パソコンならではの機能を盛り込むことだと説明。また同社はハードウェアからソフトウェアまで、すべて自前で作っているため、機動的な開発が可能であることなどをアピールした。この結果「Wチューナー、W長時間録画、W持ち出し番組生成」という、同社が「WWW」と呼んでいる機能が実現したのだという。
ハイビジョン長時間録画については、この12年春モデルで、ViXSのXcode5を搭載することで16倍長時間録画を実現した。またUSB外付けHDDへの録画では、家電のように、登録できる台数に制限がないことを強調。さらにおまかせ録画では、新番組のおまかせ録画、シリーズ録画機能を備えていることをアピール。マニアックなおまかせ録画が可能とした。
さらに録画した番組の再生では、ダイジェスト再生が可能な「見たいとこ再生」、音声が聞き取りやすく、再生モードが複数用意された「きこえる変速再生」の搭載を紹介。後者は2010年に採用された機能で、他社製の同等機能のクオリティを越えるものを作ろうと開発した。NEC中央研究所が独自開発した音声時間軸圧縮伸長技術を搭載するなどして聞き取りやすさを高めたという。
画質面では、まずRFアンプの独自制御を行うことで、高い受信性能を備えていることをアピール。さらにH.264の描画エンジンでは、従来使っていたマイクロソフト製のエンジンを、独自開発の描画エンジン「NECプレゼンタ」に置き換え、滑らかな再生を追求したことも紹介した。
3月15日から、今春モデル向けに無償アップデート提供された新機能「つぶやきプラス」の紹介も行われた。同機能は、リアルタイム視聴している番組や録画番組の、放送局名のハッシュタグが付与されたツイートを表示する機能。ツイートは30秒ごとに自動取得される。
リアルタイム視聴の場合は、裏番組のツイートも取得し、つぶやきの内容を見てほかの局に切り替えるという使い方が可能。また録画番組のツイートは、録画時に自動的に保存される。再生時にツイートを見ながら、そのツイートをクリックすると該当箇所にジャンプするといった使い方ができる。
現在「つぶやきプラス」は今春モデル向けにのみ提供されているが、今後の反響次第では、従来モデルへの提供なども検討するという。