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様々なメーカーのポタアンを一斉比較試聴できる特別ブースも

「ポータブルオーディオ研究会」開催 − 各社の注目展示をレポート

公開日 2012/07/09 13:03 ファイル・ウェブ編集部
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7月7日(土)、フジヤエービック主催のイベント「ポータブルオーディオ研究会2012(通称:ポタ研)」が東京・中野サンプラザで開催された。


ポータブルヘッドホンアンプを中心として、イヤホン製品やドックケーブルなど「ポータブルオーディオ」に関連した製品を試聴できるイベント。今回は20近いメーカーが出展し、いずれのブースも製品の試聴を行う来場者で賑わっていた。以下、新製品を出展していたブースを中心にしたレポートをお届けする。

イベントの様子。いずれの出展ブースも試聴を行う多くの来場者で賑わっていた

会場内には、FOSTEXの「HP-P1」やゼンハイザーの「IE80」などの人気製品を含め、様々なメーカーの各ポータブルヘッドホンアンプを同一環境で一気に比較試聴できるブースが用意されており、多くの来場者が持参したDAPやヘッドホンで各メーカーの製品を聴き比べていた。

様々なメーカーの各ポータブルヘッドホンアンプを同一環境で一気に比較試聴できるブースも設置されていた

FOSTEXの「HP-P1」

発表されたばかりの新製品の実機を出展しているメーカーも多く、ミックスウェーブのブースでは米Audezeのヘッドホン「LCD2-BAMBOO」を展示。こちらはイヤーカップの素材に竹を採用したことが特徴のモデルだ。

イベント前日にリリースされた米Audezeのヘッドホン「LCD2-BAMBOO」

ミックスウェーブのブースの様子。「Rx MK3-B」や「The Continental V2」など従来モデルが一挙に揃っていた

また、CAVジャパンのブースではポータブルヘッドホンアンプ“BuruTta”「BRT-PA1」やBluetoothイヤホン“RUN FREE”、“SOUL by Ludacris”のイヤホン「SL99」の新色など新製品の実機を一気に公開しており、試聴を希望する来場者が絶えず訪れていた。

イベント前日にリリースされたばかりのポータブルヘッドホンアンプ“BuruTta”「BRT-PA」

CAVブースの様子。試聴を希望する来場者で賑わう

STAXは、ヘッドホン祭りでモックを展示していたポータブルイヤースピーカーの製品版を初公開。型番などは未定とのことだ。ヘッドホン部のハウジング内振動板を薄くしたことが特徴となり、バンド部は取り外しが可能でイヤホンタイプとして使うこともできる。9〜10月頃に3万円前後で発売を開始する予定だという。

STAXのポータブルイヤースピーカーシステム新モデル

ヘッドバンドを外してイヤホンとしても使える


アンプ部
タイムロードのブースでは、Qablesのヘッドホンアンプ「iQable V3」用のアップグレードケーブルを参考出展していた。iQable V3とは別売のかたちで7月中に発売する予定で、価格は6,720円(税込)とのこと。

「iQable V3」用のアップグレードケーブル

「iQable V3」

WAGNUSは、プロ用製品のカスタムメーカー“Toneflake”と共同開発したポータブルヘッドホンアンプ「Bialbero」を出展。今秋の発売を予定している製品で、価格は未定となっている。また、「Bialberoの性能をさらに引き出す」という試みで開発されたという新製品のドックケーブル「Soyuz」も展示。こちらはソビエト軍時代の中距離弾道ミサイル「SS-10」の配線材として使われていた素材を内部線材に採用しているモデル。7〜8月の発売を予定しており、価格は17,500円。

「Bialbero」

「Soyuz」

さらに本イベントでは、会場限定の特価品販売ブースも設置されていた。ゼンハイザー「HD 700」やULTRASONE「Signature PRO」などのモデルが会場限定特価で販売されていたほか、上述したCAVの「BRT-PA1」が限定20台で先行発売されていた。

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