業務用機器と民生機器を接続可能に
計測技研、4K対応のHDMI-SDIインターフェースコンバーター「Quad MCシリーズ」を発売
(株)計測技術研究所は、業務用機器向けの入出力インターフェースであるSDIとHDMIとを接続できるようにする4K対応のコンバーター「Quad MCシリーズ」を10月より順次発売する。
・QMC-44HS-STD(HDMI 4ch → SDI 4ch)予価20万円 10月発売
・QMC-44HS-PRO(HDMI 4ch → SDI 4ch)予価30万円 10月発売
・QMC-44SH-STD(SDI 4ch → HDMI 4ch)予価20万円 11月発売
・QMC-44SH-PRO(SDI 4ch → HDMI 4ch)予価30万円 11月発売
・QMC-41SH-PRO(SDI 4ch → HDMI 1ch)予価30万円 11月発売
・QMC-41HH-PRO(HDMI 4ch → HDMI 1ch)予価30万円 11月発売
・QMC-14HS-PRO(HDMI 1ch → SDI 4ch)予価30万円 2013年1月発売
・QMC-14HH-PRO(HDMI 1ch → HDMI 4ch)予価30万円 2013年1月発売
業務用機器で多く採用されているSDIと、コンシューマー機器での採用が多いHDMIとを接続できるようにするコンバーター。QFHD(3840×2160)とDCI-4K(4096×2130)の4K映像信号に対応している点が大きな特徴。「QMC-44HS」と「QMC-44SH」はスタンダードモデルに加えて、外部同期・FS機能実装のプロフェッショナルモデルをラインナップしている。
本機を使用することにより、HDMI端子しか持たない民生用機器を、業務用機器と接続することが可能。発表会で説明を担当した同社営業部ビジュアルウェア課マネージャーの田端宏至氏は、コンシューマ機器にも4K対応製品が登場しつつあるが、そうした製品を業務用機器と接続する術が限られているという現状を紹介。こうした状況を解決するため製品を開発。既存環境を最大限利用しながらシンプルな4K2K映像システム構築を行えるメリットを説明した。
また、デモスペースの同社説明員は、使用用途について「例えば展示会に出展する企業が4Kコンテンツを上映するために使うなどといったケースが考えられる」と説明。例えば東芝の“4Kレグザ”をモニターとして業務用機器からの映像ソースを再生する、などといった使い方ができるという。
デモでは、JVCの4K対応カムコーダー「GY-HMQ10」からの映像をHDMI 4系統で本機に出力、SDIに変換して同社の非圧縮SDIレコーダー「UDR-N50」に送ってそこからモニターに映像を映し出すというシステムを構築。「GY-HMQ10」の4K映像を非圧縮で記録してから出力できるソリューション提案を行っていた。
なお、シリーズ各製品で筐体を共通化。これによりコストを抑え、業務用機器向けの製品としては低価格な価格帯を実現した点も特徴のひとつ。海外でも使えるようDC12V対応にしており、「まずは4Kが盛んな韓国・台湾・中国あたりから始まり、ゆくゆくはアメリカなどでも展開していきたい」(田端氏)という。
・QMC-44HS-STD(HDMI 4ch → SDI 4ch)予価20万円 10月発売
・QMC-44HS-PRO(HDMI 4ch → SDI 4ch)予価30万円 10月発売
・QMC-44SH-STD(SDI 4ch → HDMI 4ch)予価20万円 11月発売
・QMC-44SH-PRO(SDI 4ch → HDMI 4ch)予価30万円 11月発売
・QMC-41SH-PRO(SDI 4ch → HDMI 1ch)予価30万円 11月発売
・QMC-41HH-PRO(HDMI 4ch → HDMI 1ch)予価30万円 11月発売
・QMC-14HS-PRO(HDMI 1ch → SDI 4ch)予価30万円 2013年1月発売
・QMC-14HH-PRO(HDMI 1ch → HDMI 4ch)予価30万円 2013年1月発売
業務用機器で多く採用されているSDIと、コンシューマー機器での採用が多いHDMIとを接続できるようにするコンバーター。QFHD(3840×2160)とDCI-4K(4096×2130)の4K映像信号に対応している点が大きな特徴。「QMC-44HS」と「QMC-44SH」はスタンダードモデルに加えて、外部同期・FS機能実装のプロフェッショナルモデルをラインナップしている。
本機を使用することにより、HDMI端子しか持たない民生用機器を、業務用機器と接続することが可能。発表会で説明を担当した同社営業部ビジュアルウェア課マネージャーの田端宏至氏は、コンシューマ機器にも4K対応製品が登場しつつあるが、そうした製品を業務用機器と接続する術が限られているという現状を紹介。こうした状況を解決するため製品を開発。既存環境を最大限利用しながらシンプルな4K2K映像システム構築を行えるメリットを説明した。
また、デモスペースの同社説明員は、使用用途について「例えば展示会に出展する企業が4Kコンテンツを上映するために使うなどといったケースが考えられる」と説明。例えば東芝の“4Kレグザ”をモニターとして業務用機器からの映像ソースを再生する、などといった使い方ができるという。
デモでは、JVCの4K対応カムコーダー「GY-HMQ10」からの映像をHDMI 4系統で本機に出力、SDIに変換して同社の非圧縮SDIレコーダー「UDR-N50」に送ってそこからモニターに映像を映し出すというシステムを構築。「GY-HMQ10」の4K映像を非圧縮で記録してから出力できるソリューション提案を行っていた。
なお、シリーズ各製品で筐体を共通化。これによりコストを抑え、業務用機器向けの製品としては低価格な価格帯を実現した点も特徴のひとつ。海外でも使えるようDC12V対応にしており、「まずは4Kが盛んな韓国・台湾・中国あたりから始まり、ゆくゆくはアメリカなどでも展開していきたい」(田端氏)という。