USB-HDD録画に対応
東芝、「TimeOn」対応のスタイリッシュな録画機能搭載“REGZA”「J7」【詳報】
(株)東芝は、外付USB-HDDへの録画機能を搭載し、同社の新しいテレビ向けクラウドサービス「TimeOn」にも対応した“REGZA”「J7」シリーズを10月下旬から順次発売する。シリーズにはサイズの異なる下記4製品が揃う。
・65J7/¥OPEN(予想実売価格37万円前後)
・50J7/¥OPEN(予想実売価格23万円前後)
・40J7/¥OPEN(予想実売価格11万円前後)
・32J7/¥OPEN(予想実売価格7万5千円前後)
発売時期は65V型が12月中旬、50V型が11月上旬、40V/32V型が10月下旬の発売を予定している。
40V型以上のモデルがVA方式のフルHD倍速LEDパネルを搭載。LEDバックライトを採用しており、モデルによってバックライトの配置はエッジライトと直下型とが異なる。エリア駆動は非対応。120Hzの駆動速度パネルによる「倍速・モーションクリア」技術を採用した。32V型は1,366×768画素のVA方式ハイビジョンパネルで、倍速駆動は非対応。なお、J7シリーズは3D再生には対応していない。
Z7シリーズに迫る高画質を実現
映像エンジンは「レグザエンジン CEVO」を搭載。超解像技術は「複数フレーム超解像」に、「再構成型超解像」「色超解像」「自己合同性型超解像」「カラーテクスチャー復元」を組み合わせた「レゾリューションプラス7」を採用する。
視聴環境と映像信号に合わせて、画面に表示される映像を最適な画質に自動調整する「おまかせドンピシャ高画質」は、テレビを設置する部屋の壁紙やカーテンなど「背景色」をユーザーが任意に選べるようになった。
J7シリーズの65V/50V型ではBDソフトをより高画質に楽しめるよう、REGZA Z3シリーズでは「1080pモード」「モニター」「レグザコンビネーション高画質」の時だけに有効だった、「ALLクロマフォーマット4:4:4処理」が3次元ノイズリダクションと併用できるようになった。また3次元カラーノイズリダクションも新たに搭載し、BD再生時の細かな色情報や色輪郭がさらにクリアに再現される。本機能は外部1080p/720p入力で、倍速モードが「クリアスムーズ」以外の設定時に利用できる。
ゴルフの映像は、より立体感高く再現できるよう「色質感リアライザー/色階調リアライザー/グラフィックスNR」の3つのシーン適応高画質処理を搭載。グリーンの映像がより高精細に、かつ豊かな色情報とともに楽しめる。
映画など“パンニング”(カメラの位置を変えずに、向きを横方向に移動させる撮影方法)の多い映像コンテンツもくっきりと再現できるよう、テレビに搭載されている各種の3次元ノイズリダクションに対して、新しくパン検出機能と、パン適応ノイズ低減処理を加え、パン時の動画ボケも低減している。
映像モードはアニメ/ゴルフ/ゲームなど各映像コンテンツを最適に表示するための豊富なモード設定を用意。シーンに最適な映像処理を加えてベストな画質で再現する。
「アニメモード」は映像のヒストグラムを解析し、輪郭の精細化やノイズ低減を含む高精細処理を行い、今昔作品ともに高画質に再現。アニメモードの設定はさらに3つに細分化されており、昔のセルアニメに適した「レトロアニメ」、デジタル制作の映像の圧縮ノイズを抑える「デジタルアニメ(放送)」、BDのアニメをマスタークオリティで再現する「デジタルアニメ(ブルーレイ)」を設ける。
「ゴルフモード」では、ヒストグラムで映像の中の緑色部分の輝度領域を抽出。色質感リアライザーによる制御を加え、芝生のアンジュレーションをよりリアルに再現する。また白いボールやシャツの映像は白飛びを抑え、十分な質感を持たせた映像に再現。超解像技術もゴルフモードに最適化して、平坦部の映像もよりリアルに表示する。
さらに「ゲームモード」では、ゲームの種類に応じて最適な高画質処理を行い、低遅延表示化も行う。モードは3種類、PS3など一般的なゲームに最適な「ノーマル」、高精細なグラフィックス重視タイプのゲームに対応する「モニター」、昔のゲームを楽しめる「レトロ」を用意した。補間映像を前後2枚の映像から生成することで、動きの速いアクションゲームもなめらかな映像で楽しめる「ゲームスムーズ」モードも搭載する。
クラウドサービスと連携した外付USB-HDDへの録画機能を搭載
地上デジタルチューナーを3基、BS・110度CSデジタルチューナーは2基搭載。1番組を視聴しながら同時に2番組の裏録画が楽しめる「地デジ見ながらW録」機能が利用できる。
オートチャプターは2番組同時に対応。最大4TBまでのUSB-HDDに対応。外付USB-HDDはハブを使って4台までの同時接続、8台までの登録が可能。なお、画質はDRモード固定だが、バッファローのレコロング機能を搭載する外付USB-HDD「HDX-LSU2」(関連ニュース)を使えば、USB-HDD本体に内蔵するトランスコーダーを利用して2TBで約720時間の長時間録画も行える。なお、長時間モードを含む2番組同時録画は非対応。
録画予約の際にはフォルダごとに整理して予約先が指定できる「マイフォルダ」機能に対応。週間番組表は8日分の放送予定が一覧表示できるほか、リモコンの「録画」ボタンを押すだけで予約が完了する一発録画予約にも対応した。
インターネットへの接続は、テレビ本体にケーブルをつなげるLAN端子のほか、REGZAシリーズとしてはじめて無線LANを内蔵し、ワイヤレスで接続することができる。ブロードバンド系の動画コンテンツ視聴機能はYouTube/アクトビラ/Yahoo! JAPAN/ひかりTV/U-NEXT/TSUTAYA TV/T's TV/スカパー!オンデマンドのほか、「もっとTV」にも新しく対応した。
DLNAネットワーク機能はDMS(デジタルメディアサーバー)にも対応。家庭内の別室にあるDTCP-IP対応のテレビやタブレット、スマートフォンからも、Z7シリーズで録画した番組の視聴が楽しめる「レグザリンク・シェア」をサポートする。なお本機では、タイムシフトマシンでキャッシュ録画したコンテンツも、DLNAネットワーク経由でストリーミング配信することが可能になった。
DMP(デジタルメディアプレーヤー)、DMR(デジタルメディアレンダラー)機能も同じく搭載した。NAS(LAN-HDD)へのテレビ録画は行えないが、DLNA(DTCP-IP)対応のレコーダーに録画した番組や、NASなどメディアサーバーに保存した番組をテレビ側からコントロールして視聴できる。
J7シリーズも、東芝が10月下旬からスタートさせる“REGZA”シリーズを中心としたAV機器向けのクラウド型サービス「TimeOn(タイムオン)」に対応した。クラウド情報を参照しながら、USB-HDDに録画した番組に関連する情報を使って、効率よくテレビ視聴が楽しめる。テレビを無線LAN、またはケーブルでインターネットに接続した後に、リモコンに新設された「クラウドメニュー」ボタンを押すとホーム画面が表示される。
「みどころシーン再生」は、録りためた番組の一覧から、見たいシーンを簡単に探し出すための機能。録画した地上デジタル放送の番組一覧から放送局をまたいで、“見たいシーン”をクラウド情報を活用しながら簡単に探し出せる機能。本年10月下旬以降に予定されている本体ソフトウェアの更新後に利用できるようになる。シーン情報は「TimeOn」のサーバー経由で提供される。本機能では様々な検索方法で、番組をまたいでシーンをピックアップでき、プレビュー付きのシーン一覧から見たい映像を選んで、ダイレクトに該当のシーンだけが再生できる「シーンドンピシャ再生」に対応。再生後はリモコンの左右キーで前後のシーンに移動もできる。ほかにもYahoo!検索との連携により、ネット上で話題になっている流行語やキーワードがすぐにチェックできる「検索急上昇ワード」も利用できるようになる。
「気になる!シーンリスト」はクラウド情報を利用して、単一の録画番組の見所を“シーン単位”で区切った「シーンリスト」で表示して、シーンを選びながら視聴できる機能。タイムシフトマシン/通常録画番組の再生中に、リモコンに新しく設けられた「気になる!」ボタンを押すと、メイン画面の右側に「シーンリスト」を表示。シーン情報を参照しながら意中の場面へ素速くアクセスできる。再生後はリモコンの左右キーで前後のシーンに移動することも可能。本機能は10月下旬に予定されているソフトウェアアップデートを行った後に利用できる。
ほかにも番組視聴中に気になるシーンがあったら「気になる!」ボタンを押して登録、後から登録したシーンだけを一覧にして見直せる「気になる!チェック」機能も13年1月下旬から使えるようになる。またユーザーと趣味の近い人を“フレンド”として登録しておき、その人がおすすめするシーンをすぐに見ることができる「フレンドからのおすすめ」にも対応予定。さらに13年3月下旬には、クラウド情報を参照しながら「最も視聴されたシーン」をリストアップして確認できる「今週の瞬間最高視聴シーン TOP30」も利用可能になる予定だ。
そのほか、「クラウドアルバム」「伝言ボード」「カレンダー」などのデジタルサービスにも対応した。一部機能の追加は12月以降に予定されている。ブロードバンド放送を含む各コンテンツは、ユーザーが利用頻度の高いものを集めてホーム画面をカスタマイズできる「マイページ」機能にも対応した。
「RZクラウド for Android Tablet」にも対応。アプリは10月下旬からGoogle Playで配信を予定している。テレビとレグザタブレットを組み合わせて、テレビ向けのクラウドサービスにアクセス。アルバムや伝言ボード、カレンダーサービスの情報を共有して利用できる。またテレビを視聴しながら、レグザタブレットにクラウドメニューを表示して各機能の操作を行うことも可能だ。
レグザAppsコネクトのアプリにも対応。11月上旬に配信を予定している新アプリ「RZ番組ナビ」では、アプリをインストールしたタブレットにテレビの番組表を表示して、番組の詳細をチェックしながら視聴チャンネルを切り替えたり、録画予約が行える。ユーザー情報を共有しながら、録画ランキングから予約を行うことも可能だ。
なお、「レグザリンク・シェア」のRZプレーヤー/RZライブ/RZポーター(関連ニュース)については、本機では対応していない。
スマートフォン“REGZA Phone”との連携は、テレビとUSB経由でマスストレージとして接続して、スマートフォンで撮影した3GPP形式の動画が再生できる。対応機種は“REGZA Phone”シリーズのT-01C/T-01D/IS04/IS11T。音声形式がAMRの場合は再生不可。
本体側面にはデータ専用のUSB端子を搭載。USBメモリーに保存したAVCHD/MP4方式の映像や、JPEG写真、MP3音楽データ、MPフォーマットの3D写真再生などが可能。なお、SDカードスロットは本シリーズから非搭載となった。
新開発のサウンドシステムを採用
J7シリーズの65V型は新型の35×75mmフルレンジスピーカー、50/40/32V型は25×80mmフルレンジスピーカーを2基搭載。振動板にはマイカコーティングを採用し、高域まで伸びやかな再生を実現する。低域もF0を抑えた振動系で量感を確保した。
スピーカーシステムには小型サイズながら屈折型のバスレフポートを装備した新開発のバスレフ型BOXを採用。スピーカーの能力に高度にマッチングさせたポート設計で、明瞭な低域再生を実現する。
音響補正はZG2シリーズに搭載していた「CONEQ」から、独自開発の「レグザサウンドイコライザー」に変更。内蔵スピーカーの音響特性を補正しながら、高品位なサウンドを実現する。
新開発のイコライザーには「FIR(finite impulse response)フィルター」による高精度な周波数軸補正に加え、時間軸補正を行ってインパルスレスポンスを改善する「理想インパルス再現技術」を搭載。スピーカー前面の空間を立体的に測定する「3次元測定技術」と、そこから抽出されたデータを時間軸で解析し、ピーク成分を打ち消しながら聴覚心理に基づいたサウンド補正を行う「4次元補正技術」も特徴の一つ。
仮想音源シュミレートに基づいた「音像補正技術」により、不明瞭な音像定位を改善。テレビの画面中央から音が聞こえてくるような自然な音像定位を実現する。またテレビの筐体が共鳴することで発生する不快な音について、ピンポイントで抑制周波数成分を加えて低減する技術も採用した。
リモコンは新規に開発。先述の「ざんまいプレイ」「クラウドメニュー」「気になる!」など、新しいメイン機能へのダイレクトボタンを配置したほか、画面上に大小サイズで時計を表示できる「時計ボタン」や、バックライトのレベルを50%/75%の2段階で調整できる「節電ボタン」なども設けた。
本体はメインマテリアルにアルミを用いたシルバーのフレームを採用。テーブルトップスタンドはスクウェアデザインとし、ネックの部分とともにアルミ素材を使用している。ベゼルの下側はアルミ素材を採用。上側面側はブラックのパーツを配置しており、視聴時には映像が空間に浮かんでいるようなルックスに仕上げている。
【問い合わせ先】
東芝テレビご相談センター
TEL/0120-97-9674
・65J7/¥OPEN(予想実売価格37万円前後)
・50J7/¥OPEN(予想実売価格23万円前後)
・40J7/¥OPEN(予想実売価格11万円前後)
・32J7/¥OPEN(予想実売価格7万5千円前後)
発売時期は65V型が12月中旬、50V型が11月上旬、40V/32V型が10月下旬の発売を予定している。
40V型以上のモデルがVA方式のフルHD倍速LEDパネルを搭載。LEDバックライトを採用しており、モデルによってバックライトの配置はエッジライトと直下型とが異なる。エリア駆動は非対応。120Hzの駆動速度パネルによる「倍速・モーションクリア」技術を採用した。32V型は1,366×768画素のVA方式ハイビジョンパネルで、倍速駆動は非対応。なお、J7シリーズは3D再生には対応していない。
Z7シリーズに迫る高画質を実現
映像エンジンは「レグザエンジン CEVO」を搭載。超解像技術は「複数フレーム超解像」に、「再構成型超解像」「色超解像」「自己合同性型超解像」「カラーテクスチャー復元」を組み合わせた「レゾリューションプラス7」を採用する。
視聴環境と映像信号に合わせて、画面に表示される映像を最適な画質に自動調整する「おまかせドンピシャ高画質」は、テレビを設置する部屋の壁紙やカーテンなど「背景色」をユーザーが任意に選べるようになった。
J7シリーズの65V/50V型ではBDソフトをより高画質に楽しめるよう、REGZA Z3シリーズでは「1080pモード」「モニター」「レグザコンビネーション高画質」の時だけに有効だった、「ALLクロマフォーマット4:4:4処理」が3次元ノイズリダクションと併用できるようになった。また3次元カラーノイズリダクションも新たに搭載し、BD再生時の細かな色情報や色輪郭がさらにクリアに再現される。本機能は外部1080p/720p入力で、倍速モードが「クリアスムーズ」以外の設定時に利用できる。
ゴルフの映像は、より立体感高く再現できるよう「色質感リアライザー/色階調リアライザー/グラフィックスNR」の3つのシーン適応高画質処理を搭載。グリーンの映像がより高精細に、かつ豊かな色情報とともに楽しめる。
映画など“パンニング”(カメラの位置を変えずに、向きを横方向に移動させる撮影方法)の多い映像コンテンツもくっきりと再現できるよう、テレビに搭載されている各種の3次元ノイズリダクションに対して、新しくパン検出機能と、パン適応ノイズ低減処理を加え、パン時の動画ボケも低減している。
映像モードはアニメ/ゴルフ/ゲームなど各映像コンテンツを最適に表示するための豊富なモード設定を用意。シーンに最適な映像処理を加えてベストな画質で再現する。
「アニメモード」は映像のヒストグラムを解析し、輪郭の精細化やノイズ低減を含む高精細処理を行い、今昔作品ともに高画質に再現。アニメモードの設定はさらに3つに細分化されており、昔のセルアニメに適した「レトロアニメ」、デジタル制作の映像の圧縮ノイズを抑える「デジタルアニメ(放送)」、BDのアニメをマスタークオリティで再現する「デジタルアニメ(ブルーレイ)」を設ける。
「ゴルフモード」では、ヒストグラムで映像の中の緑色部分の輝度領域を抽出。色質感リアライザーによる制御を加え、芝生のアンジュレーションをよりリアルに再現する。また白いボールやシャツの映像は白飛びを抑え、十分な質感を持たせた映像に再現。超解像技術もゴルフモードに最適化して、平坦部の映像もよりリアルに表示する。
さらに「ゲームモード」では、ゲームの種類に応じて最適な高画質処理を行い、低遅延表示化も行う。モードは3種類、PS3など一般的なゲームに最適な「ノーマル」、高精細なグラフィックス重視タイプのゲームに対応する「モニター」、昔のゲームを楽しめる「レトロ」を用意した。補間映像を前後2枚の映像から生成することで、動きの速いアクションゲームもなめらかな映像で楽しめる「ゲームスムーズ」モードも搭載する。
クラウドサービスと連携した外付USB-HDDへの録画機能を搭載
地上デジタルチューナーを3基、BS・110度CSデジタルチューナーは2基搭載。1番組を視聴しながら同時に2番組の裏録画が楽しめる「地デジ見ながらW録」機能が利用できる。
オートチャプターは2番組同時に対応。最大4TBまでのUSB-HDDに対応。外付USB-HDDはハブを使って4台までの同時接続、8台までの登録が可能。なお、画質はDRモード固定だが、バッファローのレコロング機能を搭載する外付USB-HDD「HDX-LSU2」(関連ニュース)を使えば、USB-HDD本体に内蔵するトランスコーダーを利用して2TBで約720時間の長時間録画も行える。なお、長時間モードを含む2番組同時録画は非対応。
録画予約の際にはフォルダごとに整理して予約先が指定できる「マイフォルダ」機能に対応。週間番組表は8日分の放送予定が一覧表示できるほか、リモコンの「録画」ボタンを押すだけで予約が完了する一発録画予約にも対応した。
インターネットへの接続は、テレビ本体にケーブルをつなげるLAN端子のほか、REGZAシリーズとしてはじめて無線LANを内蔵し、ワイヤレスで接続することができる。ブロードバンド系の動画コンテンツ視聴機能はYouTube/アクトビラ/Yahoo! JAPAN/ひかりTV/U-NEXT/TSUTAYA TV/T's TV/スカパー!オンデマンドのほか、「もっとTV」にも新しく対応した。
DLNAネットワーク機能はDMS(デジタルメディアサーバー)にも対応。家庭内の別室にあるDTCP-IP対応のテレビやタブレット、スマートフォンからも、Z7シリーズで録画した番組の視聴が楽しめる「レグザリンク・シェア」をサポートする。なお本機では、タイムシフトマシンでキャッシュ録画したコンテンツも、DLNAネットワーク経由でストリーミング配信することが可能になった。
DMP(デジタルメディアプレーヤー)、DMR(デジタルメディアレンダラー)機能も同じく搭載した。NAS(LAN-HDD)へのテレビ録画は行えないが、DLNA(DTCP-IP)対応のレコーダーに録画した番組や、NASなどメディアサーバーに保存した番組をテレビ側からコントロールして視聴できる。
J7シリーズも、東芝が10月下旬からスタートさせる“REGZA”シリーズを中心としたAV機器向けのクラウド型サービス「TimeOn(タイムオン)」に対応した。クラウド情報を参照しながら、USB-HDDに録画した番組に関連する情報を使って、効率よくテレビ視聴が楽しめる。テレビを無線LAN、またはケーブルでインターネットに接続した後に、リモコンに新設された「クラウドメニュー」ボタンを押すとホーム画面が表示される。
「みどころシーン再生」は、録りためた番組の一覧から、見たいシーンを簡単に探し出すための機能。録画した地上デジタル放送の番組一覧から放送局をまたいで、“見たいシーン”をクラウド情報を活用しながら簡単に探し出せる機能。本年10月下旬以降に予定されている本体ソフトウェアの更新後に利用できるようになる。シーン情報は「TimeOn」のサーバー経由で提供される。本機能では様々な検索方法で、番組をまたいでシーンをピックアップでき、プレビュー付きのシーン一覧から見たい映像を選んで、ダイレクトに該当のシーンだけが再生できる「シーンドンピシャ再生」に対応。再生後はリモコンの左右キーで前後のシーンに移動もできる。ほかにもYahoo!検索との連携により、ネット上で話題になっている流行語やキーワードがすぐにチェックできる「検索急上昇ワード」も利用できるようになる。
「気になる!シーンリスト」はクラウド情報を利用して、単一の録画番組の見所を“シーン単位”で区切った「シーンリスト」で表示して、シーンを選びながら視聴できる機能。タイムシフトマシン/通常録画番組の再生中に、リモコンに新しく設けられた「気になる!」ボタンを押すと、メイン画面の右側に「シーンリスト」を表示。シーン情報を参照しながら意中の場面へ素速くアクセスできる。再生後はリモコンの左右キーで前後のシーンに移動することも可能。本機能は10月下旬に予定されているソフトウェアアップデートを行った後に利用できる。
ほかにも番組視聴中に気になるシーンがあったら「気になる!」ボタンを押して登録、後から登録したシーンだけを一覧にして見直せる「気になる!チェック」機能も13年1月下旬から使えるようになる。またユーザーと趣味の近い人を“フレンド”として登録しておき、その人がおすすめするシーンをすぐに見ることができる「フレンドからのおすすめ」にも対応予定。さらに13年3月下旬には、クラウド情報を参照しながら「最も視聴されたシーン」をリストアップして確認できる「今週の瞬間最高視聴シーン TOP30」も利用可能になる予定だ。
そのほか、「クラウドアルバム」「伝言ボード」「カレンダー」などのデジタルサービスにも対応した。一部機能の追加は12月以降に予定されている。ブロードバンド放送を含む各コンテンツは、ユーザーが利用頻度の高いものを集めてホーム画面をカスタマイズできる「マイページ」機能にも対応した。
「RZクラウド for Android Tablet」にも対応。アプリは10月下旬からGoogle Playで配信を予定している。テレビとレグザタブレットを組み合わせて、テレビ向けのクラウドサービスにアクセス。アルバムや伝言ボード、カレンダーサービスの情報を共有して利用できる。またテレビを視聴しながら、レグザタブレットにクラウドメニューを表示して各機能の操作を行うことも可能だ。
レグザAppsコネクトのアプリにも対応。11月上旬に配信を予定している新アプリ「RZ番組ナビ」では、アプリをインストールしたタブレットにテレビの番組表を表示して、番組の詳細をチェックしながら視聴チャンネルを切り替えたり、録画予約が行える。ユーザー情報を共有しながら、録画ランキングから予約を行うことも可能だ。
なお、「レグザリンク・シェア」のRZプレーヤー/RZライブ/RZポーター(関連ニュース)については、本機では対応していない。
スマートフォン“REGZA Phone”との連携は、テレビとUSB経由でマスストレージとして接続して、スマートフォンで撮影した3GPP形式の動画が再生できる。対応機種は“REGZA Phone”シリーズのT-01C/T-01D/IS04/IS11T。音声形式がAMRの場合は再生不可。
本体側面にはデータ専用のUSB端子を搭載。USBメモリーに保存したAVCHD/MP4方式の映像や、JPEG写真、MP3音楽データ、MPフォーマットの3D写真再生などが可能。なお、SDカードスロットは本シリーズから非搭載となった。
新開発のサウンドシステムを採用
J7シリーズの65V型は新型の35×75mmフルレンジスピーカー、50/40/32V型は25×80mmフルレンジスピーカーを2基搭載。振動板にはマイカコーティングを採用し、高域まで伸びやかな再生を実現する。低域もF0を抑えた振動系で量感を確保した。
スピーカーシステムには小型サイズながら屈折型のバスレフポートを装備した新開発のバスレフ型BOXを採用。スピーカーの能力に高度にマッチングさせたポート設計で、明瞭な低域再生を実現する。
音響補正はZG2シリーズに搭載していた「CONEQ」から、独自開発の「レグザサウンドイコライザー」に変更。内蔵スピーカーの音響特性を補正しながら、高品位なサウンドを実現する。
新開発のイコライザーには「FIR(finite impulse response)フィルター」による高精度な周波数軸補正に加え、時間軸補正を行ってインパルスレスポンスを改善する「理想インパルス再現技術」を搭載。スピーカー前面の空間を立体的に測定する「3次元測定技術」と、そこから抽出されたデータを時間軸で解析し、ピーク成分を打ち消しながら聴覚心理に基づいたサウンド補正を行う「4次元補正技術」も特徴の一つ。
仮想音源シュミレートに基づいた「音像補正技術」により、不明瞭な音像定位を改善。テレビの画面中央から音が聞こえてくるような自然な音像定位を実現する。またテレビの筐体が共鳴することで発生する不快な音について、ピンポイントで抑制周波数成分を加えて低減する技術も採用した。
リモコンは新規に開発。先述の「ざんまいプレイ」「クラウドメニュー」「気になる!」など、新しいメイン機能へのダイレクトボタンを配置したほか、画面上に大小サイズで時計を表示できる「時計ボタン」や、バックライトのレベルを50%/75%の2段階で調整できる「節電ボタン」なども設けた。
本体はメインマテリアルにアルミを用いたシルバーのフレームを採用。テーブルトップスタンドはスクウェアデザインとし、ネックの部分とともにアルミ素材を使用している。ベゼルの下側はアルミ素材を採用。上側面側はブラックのパーツを配置しており、視聴時には映像が空間に浮かんでいるようなルックスに仕上げている。
【問い合わせ先】
東芝テレビご相談センター
TEL/0120-97-9674
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
- 型番65J7
- 発売日未定
- 価格¥OPEN
【SPEC】●サイズ:65V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO ●パネル:VA方式 倍速LEDパネル(フルHDパネル) ●解像度:1,920×1,080 ●コントラスト比:4000対1(ダイナミックコントラスト:580万対1) ●チューナー:地上デジタル×3、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×3、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力、USB×2、LAN×1 ●消費電力:未定 ●外形寸法:1470W×929H×357Dmm
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
- 型番50J7
- 発売日2012年10月下旬
- 価格¥OPEN
【SPEC】●サイズ:50V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO ●パネル:VA方式 倍速LEDパネル(フルHDパネル) ●解像度:1,920×1,080 ●コントラスト比:5000対1(ダイナミックコントラスト:580万対1)●チューナー:地上デジタル×3、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×3、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力、USB×2、LAN×1 ●消費電力:144W ●外形寸法:1128W×726H×230Dmm ●質量:22.5kg
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
- 型番40J7
- 発売日2012年10月下旬
- 価格¥OPEN
【SPEC】●サイズ:40V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO ●パネル:VA方式 倍速LEDパネル(フルHDパネル) ●解像度:1,920×1,080 ●コントラスト比:5000対1(ダイナミックコントラスト:510万対1)●チューナー:地上デジタル×3、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×3、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力、USB×2、LAN×1 ●消費電力:111W ●外形寸法:921W×600H×181Dmm ●質量:12.0kg
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドTOSHIBA
- 型番32J7
- 発売日2012年10月下旬
- 価格¥OPEN
【SPEC】●サイズ:32V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO ●パネル:VA方式 LEDパネル ●解像度:1,366×768 ●コントラスト比:3000対1(ダイナミックコントラスト:510万対1)●チューナー:地上デジタル×3、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×3、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力、USB×2、LAN×1 ●消費電力:81W ●外形寸法:733W×494H×168Dmm ●質量:8.0kg