CATV事業者向けサービスなど新展開
数年内の1,000万台接続達成へ − アクトビラが新サービス/事業説明会を開催
アクトビラは本日、新サービスや事業方針に関する記者説明会を開催した。
現在、アクトビラに対応した機器を製造しているメーカーは11社で、対応機器の台数は約4,200万台。これに対してアクトビラへの累計接続台数は450万台。同社社長の香西卓氏は「4,200万台のポテンシャルに対して450万台の接続ということで、接続率が極めて少ない。早ければ3年、遅くても5年以内に1,000万台に引き上げたい」とし、そのための考え方、方策が次々に説明された。
そのための大きな方策が、事業範囲の拡大だ。2010年頃まで同社が行ってきたVODや広告、情報サービスを既存アクトビラサービス分野と位置づけ、2011年以降、新たなTVプラットフォームに対応させたり、マルチスクリーンに対応させるなどの新サービスを追加してきた。この分野では、スマホ対応やアクトビラ オンデマンド for Panasonicなどの成果が出ている。さらに事業の多角化という点では、これまでのノウハウを活かしたホテルや団体、法人・自治体当へのBtoBソリューション展開も行っている。
これらの取り組みについて香西氏は「2010年頃までのコアコンピタンスから領域を増やし、また周辺の事業やサービスも拡大させ、『アドバンスド・アクトビラプラットフォーム』ともいうべきものに進化させた」と振り返った。
こういった施策が功を奏し、2012年度の業績はここまでのところ、非常に順調に推移しているという。売上高は前年同期比233%で、営業利益も大幅な上昇傾向にある。売上・利益とも期初予想を上回っているという。香西社長は売上高について「新規事業と既存事業が半々程度になってきた」と、取り組みの成果に自信を見せる。
■CATV局と連携しVODサービスを提供する「ケーブルアクトビラ」
今後重視するのは、これまで掘り起こせていなかった顧客層の取り込み。FTTH/ADSL経由の接続を一層強化する一方、CATV局と連携した接続促進を図っていく考えで、「ケーブルアクトビラ」という新サービスを11月1日にスタートさせた。
同サービスは、アクトビラがCATV局にIP-VODプラットフォームやVODコンテンツを提供し、運用も代行するというもの。従来、CATV局がVODを始めようとすると、初期投資や専用STB、コンテンツ、さらには継続的に運用するためのノウハウや体制などが必要だったが、アクトビラがこれらのリソースを提供する。またオプションでクラウド型のコミch用配信サーバーの提供も行い、CATV事業者はコミchの活性化にも役立てられる。さらにオプションとして、占いや天気などの情報サービスも提供する。
ケーブルアクトビラを利用するためには、STB利用視聴者の場合、アクトビラ ビデオ・フル対応のSTBが必要。パススルー視聴者の場合も、同じくアクトビラ ビデオ・フルに対応したテレビやBDレコーダーが必要となる。
すでにCATV局2社が、このケーブルアクトビラを使ったVODサービスを12月1日に開始する予定。さらに現在、約15局と商談を進めているという。
■スマホ/タブレット対応や有料プレミアムサービスなども展開
同社ではこのほか、アクトビラのVODサービスをより便利に使えるための施策も数多く行っている。スマートフォン/タブレット対応では、この春に検索機能を充実。「おすすめ検索」機能や「配信終了間近検索」「スロット占い検索」「今の気分検索」などを追加し、「出先ではスマホ/タブレットで作品検索や予約を行い、自宅のテレビでは視聴に専念する」(同社サービス推進部 部長の山下武史氏)というスタイルを実現した。
さらにこの11月からは、無料動画の視聴機能も追加。作品の予告編やPR動画再生機能などをスマホ/タブレットで見られるようにした。当初は24本の動画を用意したが、今後順次増やしていくという。また同時にタブレット対応も行った。
また来年2月中旬を目処に、スマホアプリにリモコン機能を追加する予定。動画再生指示はもちろん、カラオケなど向けに、指定作品の連続再生予約が可能になるという。
さらに、本日から本格的に開始した会員向けの有料サービス「アクトビラ有料プレミアムサービス」についても説明を行った。機能については以前のニュース記事を参照して頂きたいが、特にユーザーから要望が多かったというのが、自宅内のもう1台のアクトビラ対応機器で、購入済み商品が視聴可能になる「テレビリンク機能」。たとえばリビングで見ていた番組の続きを、寝室に置いたもう一台の対応機器で視聴することが可能になる。
アクトビラのトップページリニューアルも行った。VOD作品の人気ジャンルを追加表示することでより使いやすくしたほか、これまでメニューに画像を使っていたものをテキスト化することで表示速度が平均2.5秒から2.0秒に高速化。さらに文字自体もさらにくっきり、鮮明に読めるようになったという。
現在、アクトビラに対応した機器を製造しているメーカーは11社で、対応機器の台数は約4,200万台。これに対してアクトビラへの累計接続台数は450万台。同社社長の香西卓氏は「4,200万台のポテンシャルに対して450万台の接続ということで、接続率が極めて少ない。早ければ3年、遅くても5年以内に1,000万台に引き上げたい」とし、そのための考え方、方策が次々に説明された。
そのための大きな方策が、事業範囲の拡大だ。2010年頃まで同社が行ってきたVODや広告、情報サービスを既存アクトビラサービス分野と位置づけ、2011年以降、新たなTVプラットフォームに対応させたり、マルチスクリーンに対応させるなどの新サービスを追加してきた。この分野では、スマホ対応やアクトビラ オンデマンド for Panasonicなどの成果が出ている。さらに事業の多角化という点では、これまでのノウハウを活かしたホテルや団体、法人・自治体当へのBtoBソリューション展開も行っている。
これらの取り組みについて香西氏は「2010年頃までのコアコンピタンスから領域を増やし、また周辺の事業やサービスも拡大させ、『アドバンスド・アクトビラプラットフォーム』ともいうべきものに進化させた」と振り返った。
こういった施策が功を奏し、2012年度の業績はここまでのところ、非常に順調に推移しているという。売上高は前年同期比233%で、営業利益も大幅な上昇傾向にある。売上・利益とも期初予想を上回っているという。香西社長は売上高について「新規事業と既存事業が半々程度になってきた」と、取り組みの成果に自信を見せる。
■CATV局と連携しVODサービスを提供する「ケーブルアクトビラ」
今後重視するのは、これまで掘り起こせていなかった顧客層の取り込み。FTTH/ADSL経由の接続を一層強化する一方、CATV局と連携した接続促進を図っていく考えで、「ケーブルアクトビラ」という新サービスを11月1日にスタートさせた。
同サービスは、アクトビラがCATV局にIP-VODプラットフォームやVODコンテンツを提供し、運用も代行するというもの。従来、CATV局がVODを始めようとすると、初期投資や専用STB、コンテンツ、さらには継続的に運用するためのノウハウや体制などが必要だったが、アクトビラがこれらのリソースを提供する。またオプションでクラウド型のコミch用配信サーバーの提供も行い、CATV事業者はコミchの活性化にも役立てられる。さらにオプションとして、占いや天気などの情報サービスも提供する。
ケーブルアクトビラを利用するためには、STB利用視聴者の場合、アクトビラ ビデオ・フル対応のSTBが必要。パススルー視聴者の場合も、同じくアクトビラ ビデオ・フルに対応したテレビやBDレコーダーが必要となる。
すでにCATV局2社が、このケーブルアクトビラを使ったVODサービスを12月1日に開始する予定。さらに現在、約15局と商談を進めているという。
■スマホ/タブレット対応や有料プレミアムサービスなども展開
同社ではこのほか、アクトビラのVODサービスをより便利に使えるための施策も数多く行っている。スマートフォン/タブレット対応では、この春に検索機能を充実。「おすすめ検索」機能や「配信終了間近検索」「スロット占い検索」「今の気分検索」などを追加し、「出先ではスマホ/タブレットで作品検索や予約を行い、自宅のテレビでは視聴に専念する」(同社サービス推進部 部長の山下武史氏)というスタイルを実現した。
さらにこの11月からは、無料動画の視聴機能も追加。作品の予告編やPR動画再生機能などをスマホ/タブレットで見られるようにした。当初は24本の動画を用意したが、今後順次増やしていくという。また同時にタブレット対応も行った。
また来年2月中旬を目処に、スマホアプリにリモコン機能を追加する予定。動画再生指示はもちろん、カラオケなど向けに、指定作品の連続再生予約が可能になるという。
さらに、本日から本格的に開始した会員向けの有料サービス「アクトビラ有料プレミアムサービス」についても説明を行った。機能については以前のニュース記事を参照して頂きたいが、特にユーザーから要望が多かったというのが、自宅内のもう1台のアクトビラ対応機器で、購入済み商品が視聴可能になる「テレビリンク機能」。たとえばリビングで見ていた番組の続きを、寝室に置いたもう一台の対応機器で視聴することが可能になる。
アクトビラのトップページリニューアルも行った。VOD作品の人気ジャンルを追加表示することでより使いやすくしたほか、これまでメニューに画像を使っていたものをテキスト化することで表示速度が平均2.5秒から2.0秒に高速化。さらに文字自体もさらにくっきり、鮮明に読めるようになったという。