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ヘッドホンは微減も金額ベースでは前年並み

GfK、2012年の家電市場の販売動向を発表 -薄型テレビは前年比60%減

公開日 2013/02/21 18:20 ファイル・ウェブ編集部
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ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(株)は、2012年の家電およびIT市場の販売動向を発表した。

家電流通全体については、2012年の国内家電小売市場は、前年比11%減の7兆4800億円になったと見込まれる。要因としては、エコポイントやアナログ停波による映像関連商品の需要が2011年で一巡し、その反動を受けたことが挙げられている。一方で、エコポイント開始以前に市場規模が戻っただけとも指摘された。また、2012年は家電市場規模全体の1割弱をインターネット通販が占めたと見られている。

■薄型テレビ/テレビ関連機器

2012年の薄型テレビ市場は、数量で前年比60%減の837万台となった。1990年代以降、国内のテレビ市場は年間1000万台程度で推移してきたが、2012年はそれを下回った。50インチ以上の構成比は数量ベースで前年の2%から5%に、金額ベースで7%から18%に増加した。

BDレコーダーについては、数量で前年比42%減の359万台となった。一方で、サウンドバーの販売数量は前年比の約1.4倍に増加した。

■ポータブルオーディオ/ヘッドホン

ポータブルメディアプレーヤーは数量前年比で20%減の519万台となった。これは再生デバイスのスマートフォンへの移行が進んだ結果と分析している。

ヘッドホン/ヘッドセットについては、数量前年比3%減の1935万本となった。内訳としては、ヘッドホンが前年から13%減少したのに対し、ヘッドセット(マイク付きのイヤホン/ヘッドホンを含む)は13%増加した。高価格製品の伸長によりこの市場の平均価格は上昇したことで、金額ベースでは前年並みとなった。

■タブレット端末

タブレット端末は2012年、前年比2.2倍の300万台に達した。個人向け市場では前年比75%増の197万台となった。画面サイズでは7インチクラスが12%拡大し、数量構成比28%を占めた。通信方式別では、Wi-Fiモデルが前年から12%拡大し、数量構成比で56%を占めた。

■デジタルカメラ

デジタルカメラは数量前年比で6%減の897万台となった。コンパクトカメラが数量前年比11%減の727万台となった。一方で、レンズ交換式カメラは同21%増の170万台と3年連続でプラス成長となり、内訳としてはミラーレス一眼が同56%増の77万台へと急拡大した。

■スマートフォン

2012年の携帯電話市場は前年波の3,783万台となった。スマートフォンは数量前年比で63%増の2,550万台となり、携帯電話販売数に占める構成比は前年の44%から67%へ拡大した。また、CPUコア数がデュアルコア以上の数量構成比は前年の25%から81%へ、LTE対応端末はほとんどない状態から42%へと伸長した。


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