12年のセル映像ソフト販売動向
BDソフト市場規模、前年比16%増の682億円に − GfK調査
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(株)は、2012年のセル映像ソフト販売動向を発表した。
通常DVD、Blu-rayなどを全て含むセル映像ソフトの2012年売上枚数は5,161万枚で、売上金額は2,202億円となった。前年比では数量ベースで9%減、金額ベースで4%減と、7年連続のマイナス成長となった。
個別にみると、BDソフト市場は1,282万枚/682億円で、数量前年比11%増、金額前年比16%増となり、成長率は前年よりは緩やかになったものの2桁増を維持した。この結果、セル映像ソフト市場全体に占めるBlu-rayソフトの割合は金額ベースで31%に達した。ジャンル別金額構成比では、邦アニメが46%と最大ジャンルを維持し、洋画が19%と続いた。邦アニメ、洋画とも前年から構成比が縮小する一方、音楽は対前年7%ポイント増の18%となり、ジャンル構成は邦アニメ・洋画・音楽の三強体制となった。
販売チャネル別では、Eコマースが金額構成比51%を占めた。次いでメディアストアが29%で、家電量販店が9%だった。ジャンル別では、音楽が前年を上回る高い成長率を示し、構成比は数量ベースで対前年4%ポイント増の27%、金額ベースで同6%ポイント増の33%となり、数量・金額ともに最大ジャンルとなった。一方で洋画は前年から縮小し、数量構成比は27%、金額構成比は12%だった。邦アニメはほぼ前年並みで、金額構成比24%を占めた。
発売元のメーカー別シェアは、前年に引き続き数量ではワーナー・ホーム・ビデオが、金額ではエイベックスが首位となった。販売元となるディストリビューター別シェアでは、ソニーミュージックが数量・金額ともに数年来の首位を維持した。
GfKでは今回の結果を踏まえ、2013年通年の映像ソフト市場は、数量・金額ともに漸減傾向が続くと予想。音楽におけるBlu-ray比率の増加や、劇場公開アニメのラインナップ拡充等により、Blu-rayソフト市場は引き続き成長を続けると予想されるものの、市場全体の縮小傾向を相殺するまでには至らず、最終的には前年をやや下回る水準で着地すると推測している。
なお、スマートフォンやタブレット市場の拡大により、ビデオオンデマンドやストリーミングの映像配信サービスも活性化すると予測しているが、セルソフト市場への影響は限定的とも分析している。
通常DVD、Blu-rayなどを全て含むセル映像ソフトの2012年売上枚数は5,161万枚で、売上金額は2,202億円となった。前年比では数量ベースで9%減、金額ベースで4%減と、7年連続のマイナス成長となった。
個別にみると、BDソフト市場は1,282万枚/682億円で、数量前年比11%増、金額前年比16%増となり、成長率は前年よりは緩やかになったものの2桁増を維持した。この結果、セル映像ソフト市場全体に占めるBlu-rayソフトの割合は金額ベースで31%に達した。ジャンル別金額構成比では、邦アニメが46%と最大ジャンルを維持し、洋画が19%と続いた。邦アニメ、洋画とも前年から構成比が縮小する一方、音楽は対前年7%ポイント増の18%となり、ジャンル構成は邦アニメ・洋画・音楽の三強体制となった。
販売チャネル別では、Eコマースが金額構成比51%を占めた。次いでメディアストアが29%で、家電量販店が9%だった。ジャンル別では、音楽が前年を上回る高い成長率を示し、構成比は数量ベースで対前年4%ポイント増の27%、金額ベースで同6%ポイント増の33%となり、数量・金額ともに最大ジャンルとなった。一方で洋画は前年から縮小し、数量構成比は27%、金額構成比は12%だった。邦アニメはほぼ前年並みで、金額構成比24%を占めた。
発売元のメーカー別シェアは、前年に引き続き数量ではワーナー・ホーム・ビデオが、金額ではエイベックスが首位となった。販売元となるディストリビューター別シェアでは、ソニーミュージックが数量・金額ともに数年来の首位を維持した。
GfKでは今回の結果を踏まえ、2013年通年の映像ソフト市場は、数量・金額ともに漸減傾向が続くと予想。音楽におけるBlu-ray比率の増加や、劇場公開アニメのラインナップ拡充等により、Blu-rayソフト市場は引き続き成長を続けると予想されるものの、市場全体の縮小傾向を相殺するまでには至らず、最終的には前年をやや下回る水準で着地すると推測している。
なお、スマートフォンやタブレット市場の拡大により、ビデオオンデマンドやストリーミングの映像配信サービスも活性化すると予測しているが、セルソフト市場への影響は限定的とも分析している。