「テレビはコモディティ化していない」
4Kアプコンの特徴は?4K放送への対応はどうなる? − ソニー“BRAVIA”発表会詳報
加えて、北米で発売される予定の4Kメディアプレーヤー「FMP-X1」を国内投入しないことについても「多くの開発やサーバーのマネジメントが発生するため、まずはアメリカでの事業起ち上げを行い、アメリカ以外への展開についてはお客様の反応などを見ながら考えたい」と述べた。
そして「我々は絶対にテレビをコモディティ化させない。潜在需要を喚起するため、やるべきことはいっぱいある」とコメント。『人々の五感を通して感性豊かな体験を提供する』『BRAVIAはリビングの中心にある、感動を映す窓』という同社のビジョンを実現するため、「全社を挙げて一歩一歩取り組んでいく」と語った。
■ターゲットは「『家族のテレビ』ではなく『私のテレビ』というこだわりを持つ方」
ソニーマーケティング(株)マーケティンググループ ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部 統括部長 本多健二氏は、国内テレビ市場での大画面モデルの構成比が伸びていることに言及。
従来の「HX850シリーズ」が2012年度に50インチ以上、46〜49インチというカテゴリーで金額シェアでナンバーワンとなったことを紹介しながら、「早い時期に薄型テレビを買ったユーザーの、さらなる大型モデルへの買い換えが始まっている。こうした大型化買い換えのお客様が画質というものに価値を見出してくれたからだと考えている」とした。