IFA2013グローバル・プレスカンファレンス
サムスン、IFA2013での「4Kテレビ」のサイズ展開拡大発表を予告
イタリアの現地時間4月18日からIFA2013グローバル・プレスカンファレンスが開幕した。会期2日目となる19日には、スポンサーメーカーによるプロダクトセミナーと製品展示が行われ、サムスンの4K(Ultra HD)テレビに関する戦略発表に注目が集まった。
プレゼンテーションを行ったのは、Samsung Electronics Europe社のSales and Marketing TV/AV Europe部門 シニアディレクターのMichael Zoeller氏だ。今回のイベントでは「スマートテレビ」を中心とした、サムスンの薄型テレビに関する戦略説明が中心になった。
「スマートテレビ」についてZoeller氏は「ヨーロッパで着実にメインストリームとして成長しつつある」と説明。サムスンのテレビ商品内の構成比については、12年後半時点で71%を占める割合に成長したという。また同社の調査データによれば、スマートテレビをインターネットにつないで利用しているユーザーの数も伸びており、特にスペイン、イギリス、ポーランドがEU全体での割合を超える利用率となっている。このように市場で好評を博しているスマートテレビについて「現状に満足せず、機能や使い勝手をさらに高めていくことがサムスンの使命」とZoeller氏は述べた。
続いてプレゼンテーションのステージ上で、サムスンのスマートテレビの最新フラグシップ「F8000」シリーズによるデモンストレーションを紹介。Zoeller氏はIFAのイメージキャラクターであるMiss IFAを伴い、壇上にてボイスコマンドやジェスチャーコマンドにも対応するインターフェースの優れた操作性をアピールした。
Zoeller氏はプレゼンテーションの中で、同社の4Kテレビに関する今後の商品展開についても言及した。
同社では今年の1月に米国で開催された2013 International CESの会場にて、85V型の4Kテレビ「S9」シリーズや110型4Kテレビのプロトタイプを出展した(関連ニュース)。今回のイベントでは4Kテレビの実機展示は行われなかったが、プレゼンテーションのシートの中で「S9」シリーズへの取り組みが紹介された。Zoeller氏はさらに4Kテレビに関する発表の“One more thing”として「今年のIFAでは4Kテレビのさらなる“サイズ展開”について新しい発表が行えるだろう」と述べ、4Kテレビ戦略を加速させる方針を明らかにした。
セミナールームとは別室に設けられた製品展示のブースには、サムスンの「スマートテレビ」の最新モデルである8000/8500/7000シリーズを展示し、最新機能の詳しいデモンストレーションを紹介した。
いずれの機種も同社の「スマートテレビ」の上位機種に位置づけられるシリーズ。計6つのデジタルチューナーを内蔵しており、スマートテレビ機能のホームメニューでは、ライブ放送のメイン画面を表示しながら、別ウィンドでユーザーの視聴動向を解析したリコメンドプログラムの表示を同時に実現。視聴時点から90分以内に放送されるプログラムも、サムネールを見ながら確認して視聴・録画予約が行える。録画は外付USB-HDDに行える。
本体にカメラユニットを内蔵しており、UIの操作はジェスチャーコントロールにより行える。ボイスコマンドによる視聴・録画予約なども可能だ。またホームネットワーク経由でNASに保存した動画・静止画・音楽コンテンツの視聴が楽しめるほか、クラウドサービスはSugarSync/SkyDrive/Dropboxとの連携に対応している。
他にもサムスンの薄型テレビに接続して、スマートテレビ関連の機能を中心にアップグレードが行える外付けキット「Evolution Kit」も紹介。本機のサイズはUSB-HDDほどで、対応するシリーズのテレビの背面に装着して使う。12年以降の9/8/7シリーズから対応している。本体はクアッドコアプロセッサーやRAMの強化を図っており、ファームソフトの更新だけでは実現できない新機能の提供が可能になる点を特徴としている。発売は今年の夏頃を予定しており、価格は299ユーロになる見込み。
ほかにも真空管を内蔵したサウンドバー“AirTreck”シリーズやホームシアターシステムなど真空管内蔵のオーディオ新製品や、NFC対応のBluetoothスピーカー「DA-F60」の展示も行われた。
プレゼンテーションを行ったのは、Samsung Electronics Europe社のSales and Marketing TV/AV Europe部門 シニアディレクターのMichael Zoeller氏だ。今回のイベントでは「スマートテレビ」を中心とした、サムスンの薄型テレビに関する戦略説明が中心になった。
「スマートテレビ」についてZoeller氏は「ヨーロッパで着実にメインストリームとして成長しつつある」と説明。サムスンのテレビ商品内の構成比については、12年後半時点で71%を占める割合に成長したという。また同社の調査データによれば、スマートテレビをインターネットにつないで利用しているユーザーの数も伸びており、特にスペイン、イギリス、ポーランドがEU全体での割合を超える利用率となっている。このように市場で好評を博しているスマートテレビについて「現状に満足せず、機能や使い勝手をさらに高めていくことがサムスンの使命」とZoeller氏は述べた。
続いてプレゼンテーションのステージ上で、サムスンのスマートテレビの最新フラグシップ「F8000」シリーズによるデモンストレーションを紹介。Zoeller氏はIFAのイメージキャラクターであるMiss IFAを伴い、壇上にてボイスコマンドやジェスチャーコマンドにも対応するインターフェースの優れた操作性をアピールした。
Zoeller氏はプレゼンテーションの中で、同社の4Kテレビに関する今後の商品展開についても言及した。
同社では今年の1月に米国で開催された2013 International CESの会場にて、85V型の4Kテレビ「S9」シリーズや110型4Kテレビのプロトタイプを出展した(関連ニュース)。今回のイベントでは4Kテレビの実機展示は行われなかったが、プレゼンテーションのシートの中で「S9」シリーズへの取り組みが紹介された。Zoeller氏はさらに4Kテレビに関する発表の“One more thing”として「今年のIFAでは4Kテレビのさらなる“サイズ展開”について新しい発表が行えるだろう」と述べ、4Kテレビ戦略を加速させる方針を明らかにした。
セミナールームとは別室に設けられた製品展示のブースには、サムスンの「スマートテレビ」の最新モデルである8000/8500/7000シリーズを展示し、最新機能の詳しいデモンストレーションを紹介した。
いずれの機種も同社の「スマートテレビ」の上位機種に位置づけられるシリーズ。計6つのデジタルチューナーを内蔵しており、スマートテレビ機能のホームメニューでは、ライブ放送のメイン画面を表示しながら、別ウィンドでユーザーの視聴動向を解析したリコメンドプログラムの表示を同時に実現。視聴時点から90分以内に放送されるプログラムも、サムネールを見ながら確認して視聴・録画予約が行える。録画は外付USB-HDDに行える。
本体にカメラユニットを内蔵しており、UIの操作はジェスチャーコントロールにより行える。ボイスコマンドによる視聴・録画予約なども可能だ。またホームネットワーク経由でNASに保存した動画・静止画・音楽コンテンツの視聴が楽しめるほか、クラウドサービスはSugarSync/SkyDrive/Dropboxとの連携に対応している。
他にもサムスンの薄型テレビに接続して、スマートテレビ関連の機能を中心にアップグレードが行える外付けキット「Evolution Kit」も紹介。本機のサイズはUSB-HDDほどで、対応するシリーズのテレビの背面に装着して使う。12年以降の9/8/7シリーズから対応している。本体はクアッドコアプロセッサーやRAMの強化を図っており、ファームソフトの更新だけでは実現できない新機能の提供が可能になる点を特徴としている。発売は今年の夏頃を予定しており、価格は299ユーロになる見込み。
ほかにも真空管を内蔵したサウンドバー“AirTreck”シリーズやホームシアターシステムなど真空管内蔵のオーディオ新製品や、NFC対応のBluetoothスピーカー「DA-F60」の展示も行われた。