薄型化や輝度向上にも寄与
ジャパンディスプレイ、独自タッチセンサー内蔵の5.0型フルHD液晶モジュールを開発
(株)ジャパンディスプレイは、スマートフォン向けの5.0型フルHD・TFT液晶パネルに独自のタッチセンサーを搭載した液晶モジュール“Pixel Eyes”を開発したと発表した。
同社では昨年10月よりフルHD液晶モジュールの量産を開始し、加えて5.0型フルHDの“Pixel Eyes”の試作品も発表していたが、今回発表したものは、タッチセンサー駆動用ICを含めて量産出荷可能レベルに引き上げられている。
“Pixel Eyes”は、TFT基板上の電極とカラーフィルター基板上の電極の間に、容量変化によりタッチを検出する技術を採用。また、LCDドライバーとタッチパネルドライバーの間で同期をとるシステム構成により、信号ノイズの影響を受けずにタッチ検出をする、同社独自の駆動方式を採用しており、様々な環境下で高いS/Nを実現できるという。この技術により、パッシブ型スタイラス(ペン)入力など、多様なユーザーインターフェースへの対応も視野に入る。
さらに、タッチ機能を液晶ディスプレイに内蔵することにより、外付け部品としてのタッチパネルが不要となるので、外付けタッチパネル搭載の同社の従来製品に対して約30%、タッチセンサー付きカバーレンズ搭載の従来製品に対して約10%の薄型化を実現した。
外付けタッチパネルが存在しないため、部品界面での光学反射が減少するので、視認性も向上する。また同様の理由で、モジュール透過率が外付けタッチパネル搭載の従来製品に比べて10%アップし、輝度向上にも寄与している。
“Pixel Eyes”はまた、他方式のようなタッチセンサー専用の多数の製造工程が不要となるため、生産性も高いという。同社では2013年6月より稼働予定の第6世代新ラインで、“Pixel Eyes”採用製品の生産を予定している。
同社では昨年10月よりフルHD液晶モジュールの量産を開始し、加えて5.0型フルHDの“Pixel Eyes”の試作品も発表していたが、今回発表したものは、タッチセンサー駆動用ICを含めて量産出荷可能レベルに引き上げられている。
“Pixel Eyes”は、TFT基板上の電極とカラーフィルター基板上の電極の間に、容量変化によりタッチを検出する技術を採用。また、LCDドライバーとタッチパネルドライバーの間で同期をとるシステム構成により、信号ノイズの影響を受けずにタッチ検出をする、同社独自の駆動方式を採用しており、様々な環境下で高いS/Nを実現できるという。この技術により、パッシブ型スタイラス(ペン)入力など、多様なユーザーインターフェースへの対応も視野に入る。
さらに、タッチ機能を液晶ディスプレイに内蔵することにより、外付け部品としてのタッチパネルが不要となるので、外付けタッチパネル搭載の同社の従来製品に対して約30%、タッチセンサー付きカバーレンズ搭載の従来製品に対して約10%の薄型化を実現した。
外付けタッチパネルが存在しないため、部品界面での光学反射が減少するので、視認性も向上する。また同様の理由で、モジュール透過率が外付けタッチパネル搭載の従来製品に比べて10%アップし、輝度向上にも寄与している。
“Pixel Eyes”はまた、他方式のようなタッチセンサー専用の多数の製造工程が不要となるため、生産性も高いという。同社では2013年6月より稼働予定の第6世代新ラインで、“Pixel Eyes”採用製品の生産を予定している。