アルファシステムズ、iOS向けDTCP-IP対応DLNAアプリ「MLPlayer DTV」

（株）アルファシステムズは15日、iOS向けのDLNAアプリ「Media Link Player for DTV」（MLPlayer DTV）をApps Storeで提供開始した。通常販売価格は850円だが、発売開始を記念し、先着5,000本に限り無料で提供している。

DLNA/DTCP-IPに対応したメディアプレーヤーアプリ。デジタル放送など、DLNA/DTCP-IP対応レコーダーやサーバー機器内のコンテンツを、本アプリでストリーミング再生することができる。iPhoneとiPadに両対応したユニバーサルアプリとなる。

同社は以前からDLNAアプリ「MLPlayer」を提供していたが、AVCやTSの再生は行えなかった。逆にMLPlayer DTVでは、MLPlayerで再生できたAAC/HE-AAC/WAV/AIFF/ALACなどの音声、JPEG/PNG静止画の再生は行えない。デジタルテレビ視聴機能に特化したアプリとなっている。

再生時にはレジューム機能も備え、視聴を中断した位置から再生を再開することが可能だ。また、ライブ放送の転送視聴にも対応している。

またDTCP-IPダビングにも対応し、録画した番組をiPhoneやiPadにムーブして持ち出すことが可能。さらに本機のユニークな機能として、持ち出したコンテンツに強力な独自の暗号化処理を施すことで、iTunesを介してPCやMacへ持ち出し動画を一時保管することができる。これによりiPhoneなどの残り容量を節約することが可能になる。

接続を確認している機器は、パナソニックDIGAとVIERAの一部機種、ソニー製のBDレコーダーとBRAVIA一部機種、SCEのnasne。ストリーミング再生は全機種が対応しているが、持ち出し機能は利用できない機種も多い。接続可能な機器のリストはこちらに掲載されており、順次追加していくという。

同社では、「今後もDLNA/DTCP-IPの最新規格等に対応したバージョンアップについても検討」しているとコメントしており、今後の動向も注目される。