DTCP+に対応した「DiXiM Digital TV for iOS」を早速レビュー

■DTCP+に対応してスカパー! の視聴も可能に

DiXiM Digital TV for iOSは、DLNAおよびDTCP-IPに対応したiOSデバイス向けネットワークメディアプレーヤー・アプリ。わかりやすくいえば、ビデオレコーダーやNASなどDLNAに対応したAV機器上の動画や静止画、音楽を再生するためのアプリだ。もっとも、著作権保護されたコンテンツの再生が可能という特性を考慮すると、「デジタルテレビ放送をiOSデバイスで楽しむためのアプリ」という表現が適切かもしれない。

映像はストリーム配信されるため、iOSデバイス側に巨大な空きスペースを確保する必要はない。同一LANでの利用に限定されるが、放送中の番組を視聴（ライブチューナー）することもできるので、家族に占領された居間の大型テレビは諦めて別の部屋からタブレットでプロ野球を、といった楽しみ方も可能になるアプリだ。

そのDiXiM Digital TV for iOSが、本日8月30日にバージョンアップ。リモートアクセスサービス（DTCP+）に対応し、外出先から自宅のサーバ機器に保存されている録画番組を視聴することが可能になった（関連ニュース）。3G/LTE回線で通信できるiPhone／iPadがあれば、録画した番組を通勤途中に楽しむことができるのだ。パケット通信量は増えるが、視聴対象をあらかじめiOSデバイスに転送しておく必要がないので、そのときの気分で見たい番組を選べることがメリットだ。

さらに、バージョンアップにより「スカパー！ プレミアムサービスLink（視聴）」にも対応。同サービスに準拠したビデオレコーダ「TZ-WR500P」を用意すれば、スカパー！で放送中の番組（宅外からの視聴は不可）と録画済の番組をiOSデバイスで楽しむことができる。視聴年齢制限のある番組に対応していることもポイントだ。


DiXiM Digital TV for iOS v2.0の動作環境はiOS 5.1.1以降、対応機器はiPhone 4S/5、iPad（第2世代以降）とiPad mini、iPod touch（第5世代）。アプリの価格は1000円、リモートアクセス機能はアドオン（500円）としてアプリ内から購入する形式となる。