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高輝度18,000lm、平均コントラスト比12,000対1

ソニー、新光学エンジン搭載の業務用4K SXRDプロジェクター「SRX-T615」

公開日 2013/10/21 16:32 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、独自の4K SXRDパネルを搭載する業務用4Kプロジェクター「SRX-T615」を11月1日に発売する。価格はオープンだが、1,250万円前後での実売が予想される。

SRX-T615

パネル素子は1.48インチの独自開発4K SXRDパネルで、解像度は4,096×2,160。構造・素材等から見直した新開発の光学エンジンを搭載することにより、平均輝度18,000センタールーメン、平均コントラスト比12,000対1を実現した。

また、新開発の光学部品を採用することで、スクリーン中心部と周辺部における映像の明るさの違いを抑制。画面内の輝度均一性も向上させたほか、周辺部の解像度も高めた。標準でsRGBの広色域に対応しており、AdobeRGBやDCDMオプションフィルターにも対応する。

これらの高画質性能により、質の高いエッジブレンディングを実現するとし、複数台のプロジェクターを並べて大画面スクリーンに画像表示するマルチプロジェクション用途にも適しているとしている。なお、プロジェクターを縦方向に積み重ねた場合の歪み補正機能も搭載している。

光源は、環境にあわせて450Wと330Wの2種類から選択することが可能。交換推奨時間最大3,000時間(330W時)という超寿命高圧水銀ランプを採用しており、キセノンランプに比べ、ランプ自体のコストやランニングコストを低減した。

さらに、6灯ランプシステムを採用しており、6灯/4灯/3灯/2灯での運用が行える。4灯/3灯/2灯での運用時は、使用しているランプの1つが切れた場合に使用していないランプを自動的に点灯させ、輝度を復旧させることもできる。3灯/2灯での運用時には、交互ランプ切替モードを選択することで、24時間連続運用時などに投写輝度の変化を少なくすることも可能。また、ランプの交換はユーザー自身で行えるよう配慮した作りになっている。

光平均出力は、450W点灯時が18,000センタールーメン/17,000ルーメンで、330W点灯時が13,500センタールーメン/12,500ルーメン。色温度は6,500K/DCI WhitePointで、カスタマイズした設定値を12個までメモリーすることができる。ガンマはプリセットが1.8、2.2、2.6 で、0.01ステップで1.80〜2.60のユーザー設定が可能。

本体サイズは548W×634H×1,119Dmm(突起部除く)で、質量は約143kg(レンズ、ランプを除く)。

なおソニーは、11月13日から開催される「Inter BEE」の同社ブースで本機のデモンストレーションを行う予定とのこと。

【問い合わせ先】
ソニービジネスソリューション(株) 業務用商品相談窓口
TEL/0120-788-333

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