ZERO AUDIO/ファイナルオーディオ/JVCケンウッド/TDK LoR/ベスタクス/フォーカル
<ヘッドホン祭>Van den Hulケーブルを使ったDita Audioのイヤホン登場
「秋のヘッドフォン祭 2013」が東京・青山の「スタジアムプレイス青山」で開催されている。本稿では協和ハーモネット、Dita Audio、ファイナルオーディオデザイン、JVCケンウッド、イメーション(TDK Life on Record)、フォーカルポイント、ベスタクスのブースレポートをお届けする。
■協和ハーモネット
協和ハーモネットのブースでは、ZERO AUDIOブランドの新イヤホン“CARBO DOPPIO”「ZH-BX700-CD」、“CARBO SINGOLO”「ZH-BX510-CS」が発売に先駆けて登場している。価格はオープンだが、ZH-BX700-CDは18,000円前後、ZH-BX510-CSは11,000円前後での販売が予想される。
2機種は搭載するドライバーが異なっており、ZH-BX700-CDは新開発の“フルレンジ・デュアル・バランスドアーマチュア・スピーカー”、ZH-BX510-CSは独自チューニングを施した“シングルバランスドアーマチュア・スピーカー”を内蔵する。
いずれも、カーボンファイバーと削り出しアルミニウムの複合筐体を採用したイヤホン“CARBO”シリーズの上位モデルに位置づけられる。
新たに、高比重の真鍮を素材としたアコースティック・ブラスチューブを筐体内にバランスよく配置した3重制振構造「トライ・コンポジット・ハウジング」を採用。これにより、バランスドアーマチュアドライバーの不要な共鳴を抑えるという。また、ブラス・ホーン・ノズル機構を新たに設けることで、管楽器のような明るく伸びやかな音色を狙っている。
■Dita Audio
Dita Audioは今回がヘッドホン祭り初登場。シンガポールのブランドで、元々ピュアオーディオを開発していたエンジニアが製品を手がけている。ブランド設立は3年前。デザイン性と音質にこだわったイヤホンを送り出している。
Dita Audioが出展していたのは、イヤホン「Answer」(税抜49,900円)、「Answer Truth Edition」(税抜79,900円)だ。本日よりフジヤエービックで先行販売が開始される。
「Answer」は、ハウジングに航空宇宙グレードのアルミを採用。これを削り出し一体成形している。ナノコートを施したφ10mmドライバーを搭載。再生周波数帯域は18〜25,000Hz、インピーダンスは16Ω、感度は102dB。タイトな低域と良く伸びる高域を特徴としているという。
「Answer Truth Edition」は、ケーブル部がオランダvan den Hul(ヴァン・デン・ハル)のカスタムメイドケーブルであるのが大きな特徴。Dita Audioのエンジニアとvan den Hul氏が個人的に親しかったため、このコラボが実現したのだという。このケーブルは「Answer Truth Edition」専用に作られているため、別途販売などはされないとのことだ。
また、アクセサリーにも気が配られており、デザインや素材にこだわった航空機アダプター、6.3mmコネクタアダプター、レザー製キャリングケースなどが用意されている。
■ファイナルオーディオデザイン
ファイナルオーディオデザインのブースでは、同社初のヘッドホン「PANDORA HOPE VI」が公開されていた。今年春のヘッドホン祭でベールを脱いだ同モデル(関連ニュース)。先週末の「音展」でも登場していた(関連ニュース)。11月初旬発売、税込価格63,000円となる。
φ50mmダイナミック型ドライバーの上に自社開発・製造のBAドライバーを乗せたハイブリッド型である点。ダイナミック型ドライバーとBAドライバーはネットワークレスで、メカニカルにつなげられている。
ケーブルは着脱式(ただし出展されている機体は最終品ではないため着脱不可)。別売りでプラグがφ6.3mmの延長ケーブルも用意される。
さらに、年内に上位機種の発売も予定されているとのこと。「PANDORA HOPE VI」がベースで、ドライバーユニットは同じだが、ハウジングの内部機構やボディの素材が異なるという。
■JVCケンウッド
JVCケンウッドのブースでは、「ライブビートシステム」を採用したダイナミック型オーバーヘッドホン「HA-SZ2000」「HA-SZ1000」、カナル型イヤホンの「HA-FXZ200」「HA-FXZ100」の音を試聴することができる。
そしてデザインと音質にこだわった“esnsy (エッセンシー)”シリーズのヘッドホン2機種とイヤホン2機種を展示している。
“esnsy”は欧州展開モデルで、同社直販サイトでのみ限定販売されていた。しかし売れ行きが大変好調なことから、つい先日から店頭での取り扱いも開始されたという。“esnsy”シリーズの詳細はこちらからご覧いただける。
■TDK Life on Record
イメーションのブースでは、TDK Life on Recordブランドの新製品であるセラミックボディ採用イヤホン“CLEF-Premium Pre-tunedシリーズ”「TH-PVEC600」を中心とした展示が行われている。
“CLEF-Premium Pre-tunedシリーズ”は、剛性に優れ共振を防ぐセラミックボディを採用したのが大きな特徴。さらに新開発の6.0mmフロントマウントドライバーを搭載。繊細で芳醇な中低域を奏でる「Vocal tune」(カラー:ホワイト)と、重厚感のある低域をプラスした「Megabass tune」(カラー:ブラック)という音質傾向の違う2モデルをラインナップしている。
両機はほぼ同じドライバーを搭載。チューニングの決め手は、本体に設けられたバスレフ孔の大きさ/角度だという。会場では来場者に試聴してもらい、どちらが好みか投票してもらうスペースも用意されていた。“CLEF-P”では低音に注力したモデルがダントツで人気があったとのことだが、今回は、記者が訪れた時点ではほぼ同等の人気を誇っていた。
また、11月中旬〜下旬発売予定の新ダイナミック型イヤホン“Clef-Lite”も登場していた。こちらは8.9gという超軽量ボディが特徴。ケーブル径を細くすることなどにより実現したという。ただしケーブルは細いながらも屈曲強度に優れているとのこと。プラグ部も、コードへの屈曲負担を軽減する特殊構造となっている。ドライバーはφ5.6mmで、再生周波数帯域は20〜20,000Hz、感度は91dB/mW、インピーダンスは16Ω。
ハンガーとイヤーサポート部を一体設計した、落ちづらいフィットハンガー機構も採用している。カラーはブラック/レッド/ブルー/シルバーの4種類。オープン価格だが2,980円前後での販売が予想されるとのことだ。
■フォーカルポイント
フォーカルポイントは、同社が取り扱う「JayBird」ブランドのスポーツイヤホンや、アトミックフロイドのイヤホンを改めてアピールしている。
「JayBird BlueBuds X Bluetooth」は直販サイト価格18,800円(税込)。Bluetooth ver2.1+EDRに準拠しており、コーデックはSBCに独自のカスタマイズを施し再生音質を高めた独自開発の「Shift」を採用している。
特許取得の「セキュアフィット」設計を採用し、スポーツ時に耳から外れにくいよう配慮されているのが特徴。ケーブルも、動いているときに邪魔にならないよう頭の後ろにぴったりフィットするよう装着できる。さらに、最新のナノコーティングテクノロジー「リキペル」を採用することで防汗性能を高めている。
「JayBird Freedom Sprint Bluetooth」は直販サイト価格14,800円(税込)。Bluetooth ver2.0に準拠するモデルで、コーデックはSBCをサポートする。対応プロファイルはHFP/HSP/A2DP/AVRCP。
同社説明員は「JayBirdのイヤホンは“スポーツ愛好家が作った、スポーツ愛好家のためのイヤホン”。米トライアスロン協会のオフィシャルトレーニングイヤホンに認定されている。装着性に配慮したほか、汗に強く、駆動時間も長い点が特徴だ」と語っていた。
■ベスタクス
ベスタクスブースは密閉型オーバーヘッドホン「HMX-05」の新色ホワイトをフィーチャー。φ40mmのドライバーを搭載しており、再生周波数帯域は20〜20,000Hzで、音圧レベルは103dB/mW、インピーダンスは22Ω、最大入力は100mW。プラグは3.5mmステレオミニプラグで、6.3mm標準プラグの変換アダプターも付属する。ヘッドバンドが非常に柔軟なのも特徴だ。
そのほか、4色展開のヘッドホン交換用ケーブル「HFC-1」(関連ニュース)なども登場していた。
■協和ハーモネット
協和ハーモネットのブースでは、ZERO AUDIOブランドの新イヤホン“CARBO DOPPIO”「ZH-BX700-CD」、“CARBO SINGOLO”「ZH-BX510-CS」が発売に先駆けて登場している。価格はオープンだが、ZH-BX700-CDは18,000円前後、ZH-BX510-CSは11,000円前後での販売が予想される。
2機種は搭載するドライバーが異なっており、ZH-BX700-CDは新開発の“フルレンジ・デュアル・バランスドアーマチュア・スピーカー”、ZH-BX510-CSは独自チューニングを施した“シングルバランスドアーマチュア・スピーカー”を内蔵する。
いずれも、カーボンファイバーと削り出しアルミニウムの複合筐体を採用したイヤホン“CARBO”シリーズの上位モデルに位置づけられる。
新たに、高比重の真鍮を素材としたアコースティック・ブラスチューブを筐体内にバランスよく配置した3重制振構造「トライ・コンポジット・ハウジング」を採用。これにより、バランスドアーマチュアドライバーの不要な共鳴を抑えるという。また、ブラス・ホーン・ノズル機構を新たに設けることで、管楽器のような明るく伸びやかな音色を狙っている。
■Dita Audio
Dita Audioは今回がヘッドホン祭り初登場。シンガポールのブランドで、元々ピュアオーディオを開発していたエンジニアが製品を手がけている。ブランド設立は3年前。デザイン性と音質にこだわったイヤホンを送り出している。
Dita Audioが出展していたのは、イヤホン「Answer」(税抜49,900円)、「Answer Truth Edition」(税抜79,900円)だ。本日よりフジヤエービックで先行販売が開始される。
「Answer」は、ハウジングに航空宇宙グレードのアルミを採用。これを削り出し一体成形している。ナノコートを施したφ10mmドライバーを搭載。再生周波数帯域は18〜25,000Hz、インピーダンスは16Ω、感度は102dB。タイトな低域と良く伸びる高域を特徴としているという。
「Answer Truth Edition」は、ケーブル部がオランダvan den Hul(ヴァン・デン・ハル)のカスタムメイドケーブルであるのが大きな特徴。Dita Audioのエンジニアとvan den Hul氏が個人的に親しかったため、このコラボが実現したのだという。このケーブルは「Answer Truth Edition」専用に作られているため、別途販売などはされないとのことだ。
また、アクセサリーにも気が配られており、デザインや素材にこだわった航空機アダプター、6.3mmコネクタアダプター、レザー製キャリングケースなどが用意されている。
■ファイナルオーディオデザイン
ファイナルオーディオデザインのブースでは、同社初のヘッドホン「PANDORA HOPE VI」が公開されていた。今年春のヘッドホン祭でベールを脱いだ同モデル(関連ニュース)。先週末の「音展」でも登場していた(関連ニュース)。11月初旬発売、税込価格63,000円となる。
φ50mmダイナミック型ドライバーの上に自社開発・製造のBAドライバーを乗せたハイブリッド型である点。ダイナミック型ドライバーとBAドライバーはネットワークレスで、メカニカルにつなげられている。
ケーブルは着脱式(ただし出展されている機体は最終品ではないため着脱不可)。別売りでプラグがφ6.3mmの延長ケーブルも用意される。
さらに、年内に上位機種の発売も予定されているとのこと。「PANDORA HOPE VI」がベースで、ドライバーユニットは同じだが、ハウジングの内部機構やボディの素材が異なるという。
■JVCケンウッド
JVCケンウッドのブースでは、「ライブビートシステム」を採用したダイナミック型オーバーヘッドホン「HA-SZ2000」「HA-SZ1000」、カナル型イヤホンの「HA-FXZ200」「HA-FXZ100」の音を試聴することができる。
そしてデザインと音質にこだわった“esnsy (エッセンシー)”シリーズのヘッドホン2機種とイヤホン2機種を展示している。
“esnsy”は欧州展開モデルで、同社直販サイトでのみ限定販売されていた。しかし売れ行きが大変好調なことから、つい先日から店頭での取り扱いも開始されたという。“esnsy”シリーズの詳細はこちらからご覧いただける。
■TDK Life on Record
イメーションのブースでは、TDK Life on Recordブランドの新製品であるセラミックボディ採用イヤホン“CLEF-Premium Pre-tunedシリーズ”「TH-PVEC600」を中心とした展示が行われている。
“CLEF-Premium Pre-tunedシリーズ”は、剛性に優れ共振を防ぐセラミックボディを採用したのが大きな特徴。さらに新開発の6.0mmフロントマウントドライバーを搭載。繊細で芳醇な中低域を奏でる「Vocal tune」(カラー:ホワイト)と、重厚感のある低域をプラスした「Megabass tune」(カラー:ブラック)という音質傾向の違う2モデルをラインナップしている。
両機はほぼ同じドライバーを搭載。チューニングの決め手は、本体に設けられたバスレフ孔の大きさ/角度だという。会場では来場者に試聴してもらい、どちらが好みか投票してもらうスペースも用意されていた。“CLEF-P”では低音に注力したモデルがダントツで人気があったとのことだが、今回は、記者が訪れた時点ではほぼ同等の人気を誇っていた。
また、11月中旬〜下旬発売予定の新ダイナミック型イヤホン“Clef-Lite”も登場していた。こちらは8.9gという超軽量ボディが特徴。ケーブル径を細くすることなどにより実現したという。ただしケーブルは細いながらも屈曲強度に優れているとのこと。プラグ部も、コードへの屈曲負担を軽減する特殊構造となっている。ドライバーはφ5.6mmで、再生周波数帯域は20〜20,000Hz、感度は91dB/mW、インピーダンスは16Ω。
ハンガーとイヤーサポート部を一体設計した、落ちづらいフィットハンガー機構も採用している。カラーはブラック/レッド/ブルー/シルバーの4種類。オープン価格だが2,980円前後での販売が予想されるとのことだ。
■フォーカルポイント
フォーカルポイントは、同社が取り扱う「JayBird」ブランドのスポーツイヤホンや、アトミックフロイドのイヤホンを改めてアピールしている。
「JayBird BlueBuds X Bluetooth」は直販サイト価格18,800円(税込)。Bluetooth ver2.1+EDRに準拠しており、コーデックはSBCに独自のカスタマイズを施し再生音質を高めた独自開発の「Shift」を採用している。
特許取得の「セキュアフィット」設計を採用し、スポーツ時に耳から外れにくいよう配慮されているのが特徴。ケーブルも、動いているときに邪魔にならないよう頭の後ろにぴったりフィットするよう装着できる。さらに、最新のナノコーティングテクノロジー「リキペル」を採用することで防汗性能を高めている。
「JayBird Freedom Sprint Bluetooth」は直販サイト価格14,800円(税込)。Bluetooth ver2.0に準拠するモデルで、コーデックはSBCをサポートする。対応プロファイルはHFP/HSP/A2DP/AVRCP。
同社説明員は「JayBirdのイヤホンは“スポーツ愛好家が作った、スポーツ愛好家のためのイヤホン”。米トライアスロン協会のオフィシャルトレーニングイヤホンに認定されている。装着性に配慮したほか、汗に強く、駆動時間も長い点が特徴だ」と語っていた。
■ベスタクス
ベスタクスブースは密閉型オーバーヘッドホン「HMX-05」の新色ホワイトをフィーチャー。φ40mmのドライバーを搭載しており、再生周波数帯域は20〜20,000Hzで、音圧レベルは103dB/mW、インピーダンスは22Ω、最大入力は100mW。プラグは3.5mmステレオミニプラグで、6.3mm標準プラグの変換アダプターも付属する。ヘッドバンドが非常に柔軟なのも特徴だ。
そのほか、4色展開のヘッドホン交換用ケーブル「HFC-1」(関連ニュース)なども登場していた。