HOME > ニュース > バッファロー、スマホ/タブレットから閲覧できる新“おもいでばこ”

スマホからSNS投稿も。UIやリモコンも刷新

バッファロー、スマホ/タブレットから閲覧できる新“おもいでばこ”

公開日 2013/11/27 12:25 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)バッファローは、ボタン一押しでデジカメの静止画や動画を保存し、テレビに映像を表示できるデジタルフォトアルバム“おもいでばこ”の新機種として、スマホ/タブレットからの閲覧に対応した2モデルを12月中旬に発売する。

・「PD-100S/W-L」(1TB)¥OPEN(予想実売価格3万円台後半)
・「PD-100S/W」(500GB)¥OPEN(予想実売価格3万円前後)

PD-100S/W-L/PD-100S/W

2011年に発売された初代モデル「PD-100」から三代目にあたる機種で、無線LAN規格11n/g/bに準拠。Wi-Fi接続したスマートフォン/タブレットから、本体内の写真/動画を閲覧できる新機能に対応した。

様々なデバイスから写真を取り込み、テレビだけでなくスマホからも楽しめ、SNS連携もできる

本製品の発表会では、同社取締役 BBSビジネスユニット ユニット長 渡邊泰治氏と、BBSビジネスユニット おもいでばこマーケティング担当 根本将幸氏が製品のコンセプトと機能説明を行った。渡辺氏は「“おもいでばこ”は、デジカメやスマホ、PCなどの様々な必要機器とつながり、Wi-Fi経由でスマホ/タブレットからSNSへのコンテンツ共有もできるようになった。“おもいでばこ”が写真活用の中心になることがコンセプト」と語った。例えば、家族がそれぞれのスマホで撮影した写真を、自宅にある“おもいでばこ”に取り込み、各自のスマホにダウンロードしあって共有するといった使い方ができる。

渡邊泰治氏

根本将幸氏

本機のサイズは230W×35H×155Dmm(突起部を除く)で、質量は約600g。デザイン等の見た目や搭載する端子、基本機能は従来モデルと同一で、USB端子/SDカードスロット/Wi-Fiネットワーク経由で写真/動画等のデータを本体のボタン1つで取り込み、HDMIまたはコンポジット経由で接続したテレビに表示して楽しむことができる。

背面端子部

対応フォーマットなどの仕様も従来モデルと同じく、静止画がJPEG、動画がMotion JPEG、mp4、MPEG-4 AVC/H.264(17Mbps)をサポートしている。外付けUSB-HDDへの自動バックアップ機能も引き続き搭載する。

■スマホ/タブレットからの閲覧のほか、SNS投稿も

上述の通り、今回新しく対応した「おもいでばこを見る」機能により、スマホ/タブレットから、専用アプリを使用して本体内に保存した写真/動画などを閲覧できるようになったことが特徴だ。閲覧中の写真/動画をスマホ/タブレットにダウンロードしたり、FacebookやTwitterなどのSNSに投稿することもできる。

スマホからおもいでばこ内の写真を閲覧したところ

アプリのUI。SNS投稿も行える


UIは、本体と同じくカレンダー表示に対応
スマホ/タブレット連携機能を使用する際は、端末側にアプリをダウンロードした上で、“おもいでばこ”本体と端末を同一Wi-Fiネットワークに接続し、アプリから登録を行う必要がある。なお、スマホ/タブレット連携機能はWi-Fi接続経由でのみ対応しており、外出先などホームネットワーク外からのアクセスは行えない。スマホ/タブレット内の写真を外出先から“おもいでばこ”にアップロードする場合は、従来機種で対応したフォト蔵との連携機能「ネットアルバム」を利用することで可能となる。

アプリからの登録画面

スマホアプリからアクセスしようとすると、テレビ画面に登録メニューが表示される


ランダムに表示される4桁の数字をテレビ側のメニューに入力してスマホの登録が完了する

アプリ内の写真/動画表示は、「最近とりこんだもの」「カレンダー」「お気に入り」「アルバム」とテレビ表示と連携している。また、“おもいでばこ”本体内にある写真/動画を本アプリから管理することも可能で、「お気に入り」をつける/はずすといった操作や、アルバムへの追加などの操作も行える。

本アプリは、この「おもいでばこを見る」機能に対応するバージョンアップが発売と同時にiOS向けに実施される形となる。Android版は2014年2月にバージョンアップされる予定。

また、本機の付属リモコンも使いやすさを高めるためにデザインを刷新しており、テレビにコンテンツを表示した際のUIや動作も改善。操作性をより向上させている。画像だけの表示が行えるようになったほか、写真表示したときにリモコンの矢印ボタンによる「前へ/次へ」で表示写真を次々に切り替えられる操作にも対応した。

ホーム画面。操作時の動きも改善させた


新しくなったリモコン

従来リモコン(左)と比較して縦長になり、操作メニューが増えた


テレビ表示画面も刷新

画像だけの表示も行えるようになった

渡辺氏は、「2011年の初代モデルは、デジカメの中に撮りっぱなしの写真をいかに楽しめるようにするかがコンセプトだった。ボタン1つで簡単に取り込むことができ、テレビで簡単に観られるという提案によって、多くの方からご好評頂いた。2012年モデルは、スマホをデジカメとして使用するシーンが増えていることにあわせ、Wi-Fi連携してスマホから簡単に写真を取り込めるようにした」と、これまでの“おもいでばこ”の流れを振り返った。

「これまで、“おもいでばこ”には様々なデバイスから写真を取り込めるが、取り込んだコンテンツを閲覧できるメディアはテレビに限定していた。これでは、スマホが普及する“イマドキ”の写真の楽しみ方から断絶している。私たちは改めて写真の活用方法をどうするべきかを考え、今回の新機能を搭載した。スマホからも“おもいでばこ”の中のコンテンツを観て、さらにSNS投稿もできるようになり、“イマドキ”の写真活用ができるようになったと思う」(渡辺氏)。

おもでばこ 構成図(例)

根本氏は、「スマホに代表される様々なデバイスがデジカメ化したことによって、多くの人が写真を手軽に撮れるようになった。さらにSNSの普及により、写真を撮ること自体が珍しいことではなく、日常的なことになってきている。同時に、撮影データが増えすぎて管理できなくなり、最終的にせっかく撮った写真を観なくなっていることも多い」と、写真・カメラをめぐる現状を分析した。

その上で、「家族みんなのバラバラの写真はひとまとめにして、あとから見返せるように整理すること、楽しみながら写真を観る機会を確保することが現状解決のキーワード。今回のスマホ/タブレット連携機能の追加によって、これらの問題に切り込めたと思う」と語った。


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックやデータを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドBUFFALO
  • 型番PD-100S/W-L
  • 発売日2013年12月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格3万円台後半)
【SPEC】●内蔵HDD:1TB ●対応フォーマット:写真→JPEG、動画→motionJPEG、mp4、H.264/AVC ●主な端子:HDMI端子、コンポジット映像端子、ステレオ音声出力端子、LANポート、USBポート、バックアップ用ポート、SDカードスロット ●外形寸法:230W×35H×155Dmm(突起部除く) ●質量:約600g
  • ジャンルその他
  • ブランドBUFFALO
  • 型番PD-100S/W
  • 発売日2013年12月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格3万円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:500GB ●対応フォーマット:写真→JPEG、動画→motionJPEG、mp4、H.264/AVC ●主な端子:HDMI端子、コンポジット映像端子、ステレオ音声出力端子、LANポート、USBポート、バックアップ用ポート、SDカードスロット ●外形寸法:230W×35H×155Dmm(突起部除く) ●質量:約600g