CHORD「Hugo」マイチェンモデル展示
【ヘッドホン祭】HiFiMAN、平面駆動ヘッドホン新2機種/ゼンハイザー日本未発売モデルが当たるキャンペーン
5月10日と11日の2日間、東京・中野サンプラザで開催されている「春のヘッドホン祭2014」。本稿では6階のゼンハイザー、タイムロード、HiFiMAN、バクーンプロダクツ、linum by estronブースのもようをお伝えしよう。
■ゼンハイザー
ゼンハイザーのブースでは、人気モデル「HD800」「HD700」「HD650」を同社のヘッドホンアンプ「HDVD 800」と組み合わせて試聴可能。バランス接続/アンバランス接続の聴き比べも行うことができる。
4月1日に発売されたDJ/モニター用ヘッドホン「HD8 DJ/HD7 DJ/HD6 MIX」もアピールしていた。「HD8 DJ」「HD7 DJ」はDJ/モニター向けのヘッドホン。片耳モニターにも対応しており、イヤーカップの可動角度は210度。様々な使用スタイルに対応するほか、折り畳んで持ち運ぶことも可能だ。
「HD6 MIX」は、その名の通りミキシング用途などに適したモニターヘッドホン。「音のチューニングをする際に最適なパフォーマンスを発揮する」とのことで、オーディオファンも意識し、HD8 DJやHD7 DJのように低音を強調するのではなく、正確でバランスの取れたチューニングを施したという。
また、「MOMENTUM」の新色・アイボリーもお目見えしていた。
会場では、デヴィッド・ボウイとコラボしたMOMENTUMの限定モデル「David Bowie is」が当たるキャンペーンも行われている。こちらはヴィクトリア・アンド・アルバート博物館での展示会を記念して作られたもので、日本での発売は行われていない。ブラックのハウジングに、鮮やかなオレンジのステッチがあしらわれたヘッドバンドが印象的なモデルだ。ゼンハイザーブースで製品の試聴を行い、twitterもしくはFacebookのアカウント名を応募すると、抽選で各日2名・計4名様にプレゼントされる。この貴重な機会、ぜひ応募してみては?
■タイムロード
タイムロードのブースでは、Chord ElectronicsのDAコンバーター「Hugo」の仕様変更バージョンが登場していた。
仕様変更されたバージョンでは、太いケーブルも装着できるよう、RCAアナログ出力端子開口部(赤・白)の直径が約11mmから13mmへ拡大された。それ以外の点に変更はない。
なお初期ロット購入者には無償の交換プログラムも用意されている。交換の対象となるのは、シリアルナンバーが「21047 〜 21064」「21066 〜 21081」「21083 〜 21090」「21092 〜 21096」「21170 〜 21173」「21178」の製品で、5月31日まで同社サイトにて交換申し込みが受け付けられている。
また、AUDIOFLYの新イヤホン「AF180」「AF160」「AF140」「AF120」も披露されていた。いずれも今年2月の「ポタ研」でも登場していたモデル(関連ニュース)。
「AF180」(想定売価・税抜53,000円前後/7月発売予定)はBAドライバーを4基搭載し、再生周波数帯域は15Hz〜25kHz。インピーダンスは18Ω、感度は108dBとなる。本機はリケーブルに対応。ケーブル長は1.6mとなる。イヤーチップはコンプライのほか、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップが付属する。また本革を使用したケースも付属する。
「AF160」(想定売価・税抜43,000円前後/7月発売予定)はBAドライバーを3基搭載し、再生周波数帯域は18Hz〜25kHz。インピーダンスは18Ω、感度は110dBとなる。本機もリケーブルに対応。ケーブル長は1.6mとなる。イヤーチップはコンプライのほか、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップが付属する。また本革を使用したケースも付属する。
「AF140」(想定売価・税抜34,000円前後/6月発売予定)はφ9mmダイナミックドライバーと、2基のBAドライバーのハイブリッドモデル。再生周波数帯域は20Hz〜22kHz。インピーダンスは38Ω、感度は103dBとなる。こちらはリケーブル非対応。ケーブル長は1.6mとなる。付属のイヤーチップはコンプライに加え、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップ。キャンバス素材のケースも付属する。
「AF120」(想定売価・税抜24,000円前後/6月発売予定)はφ9mmダイナミックドライバーと、1基のBAドライバーのハイブリッドモデル。再生周波数帯域は20Hz〜20kHz。インピーダンスは12Ω、感度は108dBとなる。こちらもAF140と同じくリケーブル非対応。ケーブル長は1.6mとなる。付属のイヤーチップはコンプライに加え、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップ。キャンバス素材のケースも付属する。
また、7月に「AF56」「AF45」「AF33」のカラーバリエーションモデルが登場することも発表された。
■HiFiMAN
HiFiMANは、平面駆動ヘッドホンの新モデル「HE-560」(税抜99,000円)と「HE-400i」(税抜54,800円)を披露した。日本では5月末〜6月頃の発売を予定しているという。
平面駆動ヘッドホン開発で実績を持つ同社。「HE-560」は、特許を取得した新ドライバーを搭載。こちらは、特殊素材製の振動板を、片面のみの磁石で振動させるのが特徴だという。同社は「静電型ヘッドホンを彷彿とさせる音質を実現した」とアピールしている。
またこのドライバーの採用は本体の軽量化にも貢献しており、質量は従来品より1/3軽い約390gとなった。再生周波数帯域は15Hz〜50kHzで、インピーダンスは35Ω。感度は90dB/mW。ハウジングはウッド製。
「HE-400i」は「大出力のヘッドホンアンプを必要としない高能率な新型平面磁気ドライバー」を採用。再生周波数帯域は15Hz〜50kHzで、インピーダンスは35Ω。感度は94dB/mW。こちらの質量は360gとなる。
また、どちらも頭にフィットする新ヘッドバンドデザインを採用している。
そのほか、HiFiMAN「HM-901」「HM-802」など同社ポータブルハイレゾプレーヤーをUSB-DACとして使えるドック「HiFiMAN Dock」も参考出展されていた。こちらは日本での発売時期は未定だが「2〜3ヶ月後くらいになるのでは」(同社説明員)とのことだった。なお、このドックに対応するポータブルプレーヤーの新モデルも近日中に登場予定だという。
■バクーンプロダクツ
バクーンプロダクツは、この5月に発売となる新ポータブルヘッドホンアンプ「HDA-5520」などを展示していた。
本機は電圧出力と電流出力を搭載しているのが大きな特徴。電流/電圧出力は両方同時に使用することも可能だ。また、電圧出力と電流出力に同じヘッドホンを1台ずつ接続することで、インピーダンスカーブの影響を受けず電流出力時の周波数特性の乱れをフラットにすることができるという。
電源は単三電池12本で、8〜10時間の連続駆動が可能。回路には、消費電力が少ない新開発のものを採用しているという。
■linum by estron
デンマークのケーブルメーカー「estron」社のリケーブル「linum」シリーズも登場していた。
estron社は補聴器やカスタムIEMの内部配線に実績を持つメーカー。MMCXタイプの「linum MMCX BaX S000059」とJH Audio/Westone用2ピンプラグの 「linum 2pin Music S000055」「linum 2pin VOCAL S000056」 「linum 2pin BaX S000057」がラインナップされており、フジヤエービックで販売中だ。
特徴は、高音質を実現しつつ、非常に細くて軽量かつ強靱なことと。銀メッキを施した銅線6本にケブラー被覆で構成されている。一見、すぐ切れてしまうのではと不安になる細さだが、写真のように強く引っ張っても断線しないという。
■ゼンハイザー
ゼンハイザーのブースでは、人気モデル「HD800」「HD700」「HD650」を同社のヘッドホンアンプ「HDVD 800」と組み合わせて試聴可能。バランス接続/アンバランス接続の聴き比べも行うことができる。
4月1日に発売されたDJ/モニター用ヘッドホン「HD8 DJ/HD7 DJ/HD6 MIX」もアピールしていた。「HD8 DJ」「HD7 DJ」はDJ/モニター向けのヘッドホン。片耳モニターにも対応しており、イヤーカップの可動角度は210度。様々な使用スタイルに対応するほか、折り畳んで持ち運ぶことも可能だ。
「HD6 MIX」は、その名の通りミキシング用途などに適したモニターヘッドホン。「音のチューニングをする際に最適なパフォーマンスを発揮する」とのことで、オーディオファンも意識し、HD8 DJやHD7 DJのように低音を強調するのではなく、正確でバランスの取れたチューニングを施したという。
また、「MOMENTUM」の新色・アイボリーもお目見えしていた。
会場では、デヴィッド・ボウイとコラボしたMOMENTUMの限定モデル「David Bowie is」が当たるキャンペーンも行われている。こちらはヴィクトリア・アンド・アルバート博物館での展示会を記念して作られたもので、日本での発売は行われていない。ブラックのハウジングに、鮮やかなオレンジのステッチがあしらわれたヘッドバンドが印象的なモデルだ。ゼンハイザーブースで製品の試聴を行い、twitterもしくはFacebookのアカウント名を応募すると、抽選で各日2名・計4名様にプレゼントされる。この貴重な機会、ぜひ応募してみては?
■タイムロード
タイムロードのブースでは、Chord ElectronicsのDAコンバーター「Hugo」の仕様変更バージョンが登場していた。
仕様変更されたバージョンでは、太いケーブルも装着できるよう、RCAアナログ出力端子開口部(赤・白)の直径が約11mmから13mmへ拡大された。それ以外の点に変更はない。
なお初期ロット購入者には無償の交換プログラムも用意されている。交換の対象となるのは、シリアルナンバーが「21047 〜 21064」「21066 〜 21081」「21083 〜 21090」「21092 〜 21096」「21170 〜 21173」「21178」の製品で、5月31日まで同社サイトにて交換申し込みが受け付けられている。
また、AUDIOFLYの新イヤホン「AF180」「AF160」「AF140」「AF120」も披露されていた。いずれも今年2月の「ポタ研」でも登場していたモデル(関連ニュース)。
「AF180」(想定売価・税抜53,000円前後/7月発売予定)はBAドライバーを4基搭載し、再生周波数帯域は15Hz〜25kHz。インピーダンスは18Ω、感度は108dBとなる。本機はリケーブルに対応。ケーブル長は1.6mとなる。イヤーチップはコンプライのほか、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップが付属する。また本革を使用したケースも付属する。
「AF160」(想定売価・税抜43,000円前後/7月発売予定)はBAドライバーを3基搭載し、再生周波数帯域は18Hz〜25kHz。インピーダンスは18Ω、感度は110dBとなる。本機もリケーブルに対応。ケーブル長は1.6mとなる。イヤーチップはコンプライのほか、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップが付属する。また本革を使用したケースも付属する。
「AF140」(想定売価・税抜34,000円前後/6月発売予定)はφ9mmダイナミックドライバーと、2基のBAドライバーのハイブリッドモデル。再生周波数帯域は20Hz〜22kHz。インピーダンスは38Ω、感度は103dBとなる。こちらはリケーブル非対応。ケーブル長は1.6mとなる。付属のイヤーチップはコンプライに加え、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップ。キャンバス素材のケースも付属する。
「AF120」(想定売価・税抜24,000円前後/6月発売予定)はφ9mmダイナミックドライバーと、1基のBAドライバーのハイブリッドモデル。再生周波数帯域は20Hz〜20kHz。インピーダンスは12Ω、感度は108dBとなる。こちらもAF140と同じくリケーブル非対応。ケーブル長は1.6mとなる。付属のイヤーチップはコンプライに加え、ドーム型/トリプルフランジ型シリコンチップ。キャンバス素材のケースも付属する。
また、7月に「AF56」「AF45」「AF33」のカラーバリエーションモデルが登場することも発表された。
■HiFiMAN
HiFiMANは、平面駆動ヘッドホンの新モデル「HE-560」(税抜99,000円)と「HE-400i」(税抜54,800円)を披露した。日本では5月末〜6月頃の発売を予定しているという。
平面駆動ヘッドホン開発で実績を持つ同社。「HE-560」は、特許を取得した新ドライバーを搭載。こちらは、特殊素材製の振動板を、片面のみの磁石で振動させるのが特徴だという。同社は「静電型ヘッドホンを彷彿とさせる音質を実現した」とアピールしている。
またこのドライバーの採用は本体の軽量化にも貢献しており、質量は従来品より1/3軽い約390gとなった。再生周波数帯域は15Hz〜50kHzで、インピーダンスは35Ω。感度は90dB/mW。ハウジングはウッド製。
「HE-400i」は「大出力のヘッドホンアンプを必要としない高能率な新型平面磁気ドライバー」を採用。再生周波数帯域は15Hz〜50kHzで、インピーダンスは35Ω。感度は94dB/mW。こちらの質量は360gとなる。
また、どちらも頭にフィットする新ヘッドバンドデザインを採用している。
そのほか、HiFiMAN「HM-901」「HM-802」など同社ポータブルハイレゾプレーヤーをUSB-DACとして使えるドック「HiFiMAN Dock」も参考出展されていた。こちらは日本での発売時期は未定だが「2〜3ヶ月後くらいになるのでは」(同社説明員)とのことだった。なお、このドックに対応するポータブルプレーヤーの新モデルも近日中に登場予定だという。
■バクーンプロダクツ
バクーンプロダクツは、この5月に発売となる新ポータブルヘッドホンアンプ「HDA-5520」などを展示していた。
本機は電圧出力と電流出力を搭載しているのが大きな特徴。電流/電圧出力は両方同時に使用することも可能だ。また、電圧出力と電流出力に同じヘッドホンを1台ずつ接続することで、インピーダンスカーブの影響を受けず電流出力時の周波数特性の乱れをフラットにすることができるという。
電源は単三電池12本で、8〜10時間の連続駆動が可能。回路には、消費電力が少ない新開発のものを採用しているという。
■linum by estron
デンマークのケーブルメーカー「estron」社のリケーブル「linum」シリーズも登場していた。
estron社は補聴器やカスタムIEMの内部配線に実績を持つメーカー。MMCXタイプの「linum MMCX BaX S000059」とJH Audio/Westone用2ピンプラグの 「linum 2pin Music S000055」「linum 2pin VOCAL S000056」 「linum 2pin BaX S000057」がラインナップされており、フジヤエービックで販売中だ。
特徴は、高音質を実現しつつ、非常に細くて軽量かつ強靱なことと。銀メッキを施した銅線6本にケブラー被覆で構成されている。一見、すぐ切れてしまうのではと不安になる細さだが、写真のように強く引っ張っても断線しないという。