ビジネス向けモデル全11機種発表
エプソン、ホームシアター用技術を投入した“高光束”ビジネスプロジェクター
エプソンは、ビジネス向けプロジェクターの新製品11機種を発表。「インタラクティブオフィス」「インタラクティブ文教」「高光束」の3カテゴリーから、各製品を5月29日より順次発売する。いずれのモデルも液晶技術3LCD方式を採用し、ビジネス向けながらも色再現性にこだわっている。
本日、同社はプレス向けの新製品発表会を開催した。発表会に登壇したエプソン販売(株)取締役 販売推進本部長 中野修義氏は、「2013年度のビジネスプロジェクター市場でエプソン製品は59.1%と、19年連続で国内シェアNo.1を獲得している。今年は、既存領域であるフロントプロジェクター製品についてはシェアを維持し、成長領域であるインタラクティブ機能付きプロジェクターと高光束プロジェクターに重点をおいて新商品を投入し、台数・シェアを拡大していきたい」と、ビジネスプロジェクター2014年夏新製品の展開思想を語った。
■ホームシアタープロジェクターの高画質化技術を搭載した「高光束」モデル“Zシリーズ”
「高光束」に対応するモデルについては、'13年度で15,000台という堅調な市場規模の中で、エプソンはカラーの明るさと高い色再現性を強みにしてシェアの拡大を図っていく。同社のシェアは、'12年度は12%、'13年度が18%としていたが、今年度はフラグシップ機の投入によりさらにプレゼンスを高める狙いだ。ホームシアター用プロジェクターの高画質技術を投入した“Zシリーズ”全8機種をラインナップし、'14年度は25%へのシェア拡大を目標としている。各モデルの詳細は以下の通り。
<解像度:WUXGA>
・「EB-Z10000U」¥OPEN(予想実売価格190万円前後)6月30日発売
・「EB-Z10005U」¥OPEN(予想実売価格190万円前後)6月30日発売
・「EB-Z9870U」¥OPEN(予想実売価格160万円前後)6月30日発売
・「EB-Z9750U」¥OPEN(予想実売価格125万円前後)6月30日発売
<解像度:WXGA>
・「EB-Z11000W」¥OPEN(予想実売価格150万円前後)9月中旬発売
・「EB-Z9900W」¥OPEN(予想実売価格90万円前後)9月中旬発売
・「EB-Z9800W」¥OPEN(予想実売価格80万円前後)9月中旬発売
<解像度:XGA>
・「EB-Z11005」¥OPEN(予想実売価格14万円前後)9月中旬発売
使用シーンにあわせて空間になじむよう配慮しており、イベント用途に開発されたZ10005U/Z11005はブラック筐体、大会議室・講堂・教室などへの設置向けに開発されたそのほかのモデルはホワイト筐体を採用している。
白の明るさを表す有効光束、カラーの明るさを表すカラー光束とも、Z10000U/Z10005Uは1万ルーメンで、Z11000W/Z11005は1万1千ルーメンとしている。そのほかのモデルは、Z9870Uが8,700ルーメン、Z9750Uが7,500ルーメン、Z9900Wが9,200ルーメン、Z9800Wが8,300ルーメン。
ホームシアター用プロジェクターで培った高画質化技術を採用した点が特徴で、入力映像の解像度を高める「超解像技術」を搭載。コントラスト比はいずれも15,000対1となる。内部にはDCDiチップを搭載し、動きの速い映像でもジャギー感を抑えるプログレッシブ変換機能や、モスキートノイズを抑えてクリアな映像再現を可能にするモスキートノイズリダクション機能などに対応している。
さらに、WUXGA解像度に対応する4機種には、前後のフレームを比較して中間フレームを生成することにより滑らかな映像再生を実現する「フレーム補間技術」も採用する。
そのほか、耐光性に優れるとされる無機配向膜を搭載した液晶パネルにより、約5年間使用してもほとんど画質が劣化しないとしている。また、専用冷却システムによる0〜50度の動作保障や、光学エンジンへの埃の侵入を抑えるダストプルーフ設計、1万時間メンテナンス不要だという静電フィルターを採用するなど、製品そのものの信頼性を高められるよう配慮した。
ランプは2基を搭載することで、万が一片方が切れても投写を続けることが可能。点灯するランプを交互に切り替えるランプリレー機能により、ランニングコストも抑えられるとアピールする。
HDBaseTインターフェイスを備えており、フルHD信号をLANケーブル1本で最大100mの長距離伝送可能。上下左右の電動レンズシフト機能も搭載することで、設置性も高めている。床や天井などへの投写も可能な360度設置にも対応した。曲面投写補正やコーナー投写補正などの機能も備えており、平らではない面にも映像を投写することができる。
エンジン寿命は2万時間の高耐久性としており、ファンノイズは全機種40dB以下に抑えている。
そのほか、リア用短焦点レンズ「ELPLR04」、超短焦点レンズ「ELPLU02」など、オプション品も多くラインナップしている。
■インタラクティブ製品からは、オフィス向け2機種と文教向け1機種をラインナップ
「インタラクティブオフィス」用途のモデルとしては、「EB-1430WT」「EB-1420WT」の2機種を7月10日から発売する。価格はいずれもオープンだが、1430WTは348,000円前後、1420WTは298,000円前後での実売が予想される。
いずれも、投写した画面上に電子ペンで書き込みが行えるインタラクティブ機能を備えるモデル。書き込んだ内容は拡大・縮小・移動することが可能で、保存して共有することもできる。上位モデル1430Wは、指でタッチしてペンや消しゴム機能などを直感的に操作できる「指deタッチ」にも対応している。
セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部長 渡辺潤一氏によれば「ホワイトボードに板書できる情報量を多くしたい・編集機能が欲しい、などといったユーザーからの要望を解決するモデルとしてラインナップした」とのことだ。
さらに、同社が一番の成長領域としている「インタラクティブ文教」用途のモデルとしては、指によるタッチで直感的な操作が行える電子黒板機能を内蔵した「EB-595WT」を5月29日に発売する。価格はオープンだが、248,000円前後での実売が予想される。
同社ではこの「インタラクティブ文教」分野において、平成33年までに1教室1台の電子黒板・インタラクティブ機能内蔵プロジェクターを整備目標にしており、今後は普通教室46万教室への導入を想定している。
同社 販売推進本部 VPMD部長 蟹澤啓明氏は「エプソンのプロジェクターは全て3LCD方式を採用し、色再現性を高めていることが特徴。様々なニーズに対応する幅広い製品をラインナップすることにより、お客様の選択肢を広げ、より多くの方に使用して頂けることを期待したい」とコメントした。
2014年度の販売台数につていは、高光束モデルが5,000台、インタラクティブオフィスモデルが5,000台、インタラクティブ文教モデルが16,000台の合計26,000台を販売目標に掲げている。
【問い合わせ先】
エプソン インフォメーションセンター
TEL/050-3155-7010
本日、同社はプレス向けの新製品発表会を開催した。発表会に登壇したエプソン販売(株)取締役 販売推進本部長 中野修義氏は、「2013年度のビジネスプロジェクター市場でエプソン製品は59.1%と、19年連続で国内シェアNo.1を獲得している。今年は、既存領域であるフロントプロジェクター製品についてはシェアを維持し、成長領域であるインタラクティブ機能付きプロジェクターと高光束プロジェクターに重点をおいて新商品を投入し、台数・シェアを拡大していきたい」と、ビジネスプロジェクター2014年夏新製品の展開思想を語った。
■ホームシアタープロジェクターの高画質化技術を搭載した「高光束」モデル“Zシリーズ”
「高光束」に対応するモデルについては、'13年度で15,000台という堅調な市場規模の中で、エプソンはカラーの明るさと高い色再現性を強みにしてシェアの拡大を図っていく。同社のシェアは、'12年度は12%、'13年度が18%としていたが、今年度はフラグシップ機の投入によりさらにプレゼンスを高める狙いだ。ホームシアター用プロジェクターの高画質技術を投入した“Zシリーズ”全8機種をラインナップし、'14年度は25%へのシェア拡大を目標としている。各モデルの詳細は以下の通り。
<解像度:WUXGA>
・「EB-Z10000U」¥OPEN(予想実売価格190万円前後)6月30日発売
・「EB-Z10005U」¥OPEN(予想実売価格190万円前後)6月30日発売
・「EB-Z9870U」¥OPEN(予想実売価格160万円前後)6月30日発売
・「EB-Z9750U」¥OPEN(予想実売価格125万円前後)6月30日発売
<解像度:WXGA>
・「EB-Z11000W」¥OPEN(予想実売価格150万円前後)9月中旬発売
・「EB-Z9900W」¥OPEN(予想実売価格90万円前後)9月中旬発売
・「EB-Z9800W」¥OPEN(予想実売価格80万円前後)9月中旬発売
<解像度:XGA>
・「EB-Z11005」¥OPEN(予想実売価格14万円前後)9月中旬発売
使用シーンにあわせて空間になじむよう配慮しており、イベント用途に開発されたZ10005U/Z11005はブラック筐体、大会議室・講堂・教室などへの設置向けに開発されたそのほかのモデルはホワイト筐体を採用している。
白の明るさを表す有効光束、カラーの明るさを表すカラー光束とも、Z10000U/Z10005Uは1万ルーメンで、Z11000W/Z11005は1万1千ルーメンとしている。そのほかのモデルは、Z9870Uが8,700ルーメン、Z9750Uが7,500ルーメン、Z9900Wが9,200ルーメン、Z9800Wが8,300ルーメン。
ホームシアター用プロジェクターで培った高画質化技術を採用した点が特徴で、入力映像の解像度を高める「超解像技術」を搭載。コントラスト比はいずれも15,000対1となる。内部にはDCDiチップを搭載し、動きの速い映像でもジャギー感を抑えるプログレッシブ変換機能や、モスキートノイズを抑えてクリアな映像再現を可能にするモスキートノイズリダクション機能などに対応している。
さらに、WUXGA解像度に対応する4機種には、前後のフレームを比較して中間フレームを生成することにより滑らかな映像再生を実現する「フレーム補間技術」も採用する。
そのほか、耐光性に優れるとされる無機配向膜を搭載した液晶パネルにより、約5年間使用してもほとんど画質が劣化しないとしている。また、専用冷却システムによる0〜50度の動作保障や、光学エンジンへの埃の侵入を抑えるダストプルーフ設計、1万時間メンテナンス不要だという静電フィルターを採用するなど、製品そのものの信頼性を高められるよう配慮した。
ランプは2基を搭載することで、万が一片方が切れても投写を続けることが可能。点灯するランプを交互に切り替えるランプリレー機能により、ランニングコストも抑えられるとアピールする。
HDBaseTインターフェイスを備えており、フルHD信号をLANケーブル1本で最大100mの長距離伝送可能。上下左右の電動レンズシフト機能も搭載することで、設置性も高めている。床や天井などへの投写も可能な360度設置にも対応した。曲面投写補正やコーナー投写補正などの機能も備えており、平らではない面にも映像を投写することができる。
エンジン寿命は2万時間の高耐久性としており、ファンノイズは全機種40dB以下に抑えている。
そのほか、リア用短焦点レンズ「ELPLR04」、超短焦点レンズ「ELPLU02」など、オプション品も多くラインナップしている。
■インタラクティブ製品からは、オフィス向け2機種と文教向け1機種をラインナップ
「インタラクティブオフィス」用途のモデルとしては、「EB-1430WT」「EB-1420WT」の2機種を7月10日から発売する。価格はいずれもオープンだが、1430WTは348,000円前後、1420WTは298,000円前後での実売が予想される。
いずれも、投写した画面上に電子ペンで書き込みが行えるインタラクティブ機能を備えるモデル。書き込んだ内容は拡大・縮小・移動することが可能で、保存して共有することもできる。上位モデル1430Wは、指でタッチしてペンや消しゴム機能などを直感的に操作できる「指deタッチ」にも対応している。
セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部長 渡辺潤一氏によれば「ホワイトボードに板書できる情報量を多くしたい・編集機能が欲しい、などといったユーザーからの要望を解決するモデルとしてラインナップした」とのことだ。
さらに、同社が一番の成長領域としている「インタラクティブ文教」用途のモデルとしては、指によるタッチで直感的な操作が行える電子黒板機能を内蔵した「EB-595WT」を5月29日に発売する。価格はオープンだが、248,000円前後での実売が予想される。
同社ではこの「インタラクティブ文教」分野において、平成33年までに1教室1台の電子黒板・インタラクティブ機能内蔵プロジェクターを整備目標にしており、今後は普通教室46万教室への導入を想定している。
同社 販売推進本部 VPMD部長 蟹澤啓明氏は「エプソンのプロジェクターは全て3LCD方式を採用し、色再現性を高めていることが特徴。様々なニーズに対応する幅広い製品をラインナップすることにより、お客様の選択肢を広げ、より多くの方に使用して頂けることを期待したい」とコメントした。
2014年度の販売台数につていは、高光束モデルが5,000台、インタラクティブオフィスモデルが5,000台、インタラクティブ文教モデルが16,000台の合計26,000台を販売目標に掲げている。
【問い合わせ先】
エプソン インフォメーションセンター
TEL/050-3155-7010