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NFC/aptX/AAC対応

クリエイティブ、バイアンプ/5ドライバー設計のポータブルBluetoothスピーカー

公開日 2014/08/01 14:35 ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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クリエイティブメディア(株)は、バイアンプや5ドライバー設計などによって音質に配慮したコンパクトなポータブルBluetoothスピーカー“Creative Sound Blaster Roar SR20A”「AB-RO20A」を8月上旬に発売する。オンラインストアでの直販限定で、通常価格は19,800円(税抜)だが、発売記念特別価格として15,800円で販売するほか、「満足できなければ全額返金」キャンペーンも9月4日までの期間限定で実施する。

Creative Sound Blaster Roar SR20 A

NFC対応で、コーデックではaptXやAACにも対応。AC電源とバッテリー駆動の両方に対応しており、バッテリー容量は6,000mAhで最大約8時間の駆動が可能。スマートフォンのハンズフリー通話も行えるほか、microSDカードスロットも備え、メモリーカードに保存したWAV/MP3/WMAファイルの再生できる。また、ステレオミニ端子によるアナログ接続も可能なほか、USBでパソコンと接続してPC内の音源を再生する際のスピーカーとしても利用できる。

スマートフォンとのサイズ比較

約202W×57H×115Dmmとコンパクトなサイズながら音質にこだわったとのことで「多くのポータブルワイヤレススピーカーはスモール&コンパクトであることを第一にデザインされており、ホームステレオシステムとして優れたサウンドを届けるようなオーディオ再現性は持ち合わせていない。Sound Blaster Roarでは反対の方向からアプローチし、第一に高品質なオーディオパフォーマンスに、第二にポータビリティに対してフォーカスした」という。

側面の様子

背面の端子/操作ボタン類

中低域を担当するアンプと高域を担当する2つのアンプによるバイアンプ設計を採用。また、高域×2、中低域×1、低域(パッシブラジエーター)×2という5ドライバー設計を採用。前面に1.5インチの高域ドライバー2基を配置してより遠くへ音を届けるようにし、側面にはパッシブラジエーターを対向配置している。トップファイリング式の中低域ドライバーをスピーカー上面に配置してスピーカーの重心を低くするとともに、大音量再生時でも筐体の不要な振動を抑えるようにしている。そのほか、インナーフレーム構造のモノコックシャーシにより内蔵コンポーネントを削減することで、振動の抑制も図っている。

5ドライバー構造を採用

独自の音響増強機能「ROAR」を搭載。人数の多いパーティーなど音量が必要な場合に機能をオンにすると、音の大きさや深さ、広がりをパワーアップさせるという。

天面に電源スイッチや「ROAR」機能用ボタンなどを装備

小音量時に失われる低音を補完する「TeraBass」機能も装備。音量を上げるに従って低音補完レベルは低下し、最大にすると補完が働かない。もちろん機能はオフにすることもできる。

Bluetoothは「LINK SECURITY」によって複数の接続モードを選択可能。LSモード1、LSモード2、LSオフの3種類から選ぶことができる。LSモード1はいわゆる通常のBluetoot接続モードで、デフォルトでは、同時に2つの端末を接続し1つの端末から音楽を再生可能なマルチポイントの「LSモード2」に設定されている。

「LSモード」は3種類から選択可能

そして「LSオフ」は、先に接続済みの端末に対して別の端末が後から割り込んで接続できるというモード。すでに端末が接続されている状態でも本機を検出可能な状態のままにする。不特定多数が本機に接続してワイヤレスで音楽を共有するのに適しているという。

別売の「MegaStereoケーブル」を使用して本機を2台接続すれば、それぞれをL/Rチャンネルとして再生することも可能。そのほかフェードアウト型のスリープタイマーや、ワンタッチで警報音がなるワンタッチサイレン機能なども装備している。

ファーストインプレッション

実際の製品に触れる機会があったので、その使い勝手や音質についてかんたんにレポートしたい。

まず一番興味深かったのが「ROAR」機能だ。同機能をオンにすると特に高音域がクリアに聴こえるようになり、音場がさらに広がる。同社のプレスリリースでは「音量が必要な場合に」と説明しているが、小音量時にもその効果は大きい。個人的な好みになるが常時オンにしていてもいいのではないかと思う。

そのほか、小音量時用の機能「TeraBass」も面白い。それほど派手に効果をみせるのでなく、どちらかというと自然にさり気なく効いてくれるといった印象だ。

あえて注文をつけるとすれば、(これは同社に限らず海外メーカーのBluetooth製品に共通して多いのだが)各機能をオン/オフした際に発せられるナビゲートボイスの音量だろうか。音楽再生の音量に連動せずナビゲート音の大きさは一定なので、小さな音での音楽に耳が慣れた状態で機能をオン/オフする際に少しびっくりしてしまう。

非常にコンパクトながら、ステレオならではの広がりもあり、デザインもスタイリッシュ。NFC対応端末を持っていればBluetooth接続もワンタッチで済む。かなり大きなボリュームまでしっかりと鳴らしてくれるので、友人たちとのパーティーなどが増えるであろうこれからの時期にも活躍してくれそうだ。

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