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将来的に8K映像もサポート

VESA、DisplayPort 1.3規格を発表 ー 50%高速化、5KやHDCP 2.2/HDMI 2.0対応

公開日 2014/09/16 14:12 ファイル・ウェブ編集部
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The Video Electronics Standards Association (VESA)は9月15日、DisplayPort 1.3規格を発表した。VESAメンバーには無償で提供される。

DisplayPort 1.3は、1つの「レーン」ごとに最大8.1Gbpsでの接続が可能。4レーンを活用すると32.4Gbpsでの伝送が行える。これまでのDisplayPort 1.2規格に比べて50%帯域幅を広げた。

最大帯域幅は32.4Gbps

帯域が拡大したことで、これまで以上に高解像度なモニターの接続にも対応。5,120×2,880の「5K」解像度を1本のDisplay Portで、非圧縮で伝送することができる。

5,120×2,880の「5K」解像度にも対応する

またマルチストリーム機能をつかうことで、たとえば2つの4Kモニターを接続したりなど、マルチモニター向けにも活用できる。

さらにDisplayPort 1.3は、引き続きVGA、DVI、HDMIをサポート。新たにHDCP 2.2やHDMI 2.0(C.E.C.対応)もサポートし、4K映像の著作権保護にも対応している。

また、テレビ向けなどでよく使われている色信号フォーマット 4:2:0の映像にも対応。これにより、将来的に8K×4Kディスプレイもサポートする。

前述の「レーン」を活用し、プロトコルをリファインすることで、1本のケーブルで、異なる種類のデータを伝送することが可能になった。たとえば2レーンを使って24K/60Hzの映像を24ビットカラーで伝送しながら、残りの2レーンではSuperSpeed USBのデータ転送を行う、といった使い方ができる。


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