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ポーランドの生産拠点も譲渡

シャープの欧州テレビ事業、自社展開からUMC社へのブランド供与に転換

公開日 2014/09/29 12:09 ファイル・ウェブ編集部
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シャープは、欧州でのAV事業においてスロバキアのUniversal Media Corporation /Slovakia/s.r.o.(UMC)と業務提携。液晶テレビ事業において、自社製品・展開からUMC社へブランド供与するビジネスへと移行する。また、白物家電についてもVestel Elektronik Sanayi ve Ticaret A.S.の販売会社であるVestel TICARET A.Sと提携。Vestel社に販売事業を移管する。

液晶テレビ事業については、上記のようにUMC社が欧州で販売する液晶テレビにシャープのブランドを供与するビジネスに移行。加えて、ポーランドにあるシャープの液晶テレビ生産拠点SMPL(Sharp Manufacturing Poland Sp.zo.o.)をUMC社に譲渡する方向で協議していく。シャープはブランド供与にあたり、UMC社の液晶テレビの設計・開発等をサポートしていく。

なお、マレーシアのオーディオ生産拠点であるSOEM(S&O Electronics (Malaysia) Sdn.Bhd.)で生産したオーディオ製品についても、UMCが欧州においてシャープブランドで販売する。

そして白物家電については、シャープが生産した冷蔵庫や電子レンジなどの製品をVestel社が販売。Vestel社が生産するボリュームゾーン向けの冷蔵庫、洗濯機、食洗機、電気オーブン等のキッチン家電についてもブランド供与を行う。

本件事業構造改革は今年度の第3四半期に業務提携内容を確定し、早ければ平成2015年1月1日より新しいバリューチェーンによる事業の開始を予定。シャープでは本事業構造改革により欧州事業の再成長を図るとし、「当社のブランド力とUMC社およびVestel社の販売力などを融合させ、収益力のある事業へと転換を進める」としている。

なお、本構造改革においては、人員の適正化およびバリューチェーンの移行費用の一部として63億9,900万円の特別損失の計上を見込んでいる。

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