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8Kにも取り組む

NTT西など3社、フレッツ光による4K60pライブ映像の複数同時配信に成功

公開日 2014/11/10 20:16 ファイル・ウェブ編集部
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西日本電信電話(NTT西日本)、エヌ・ティ・ティ・ビズリンク(NTTビズリンク)、NTTエレクトロニクスの3社は、フレッツ光回線を用いた2種類のIP方式にて、4K60pライブ映像を複数拠点へ同時配信することに成功したと発表した。

今回成功した実証実験のイメージ

今回の実験では、4Kカメラで撮影した4K60pライブ映像をH.265/HEVCに圧縮し、「フレッツ光」を使って以下2種類のIP方式にて複数拠点へ同時リアルタイム配信した。

1つめのIP方式は「帯域確保型配信技術」を使った高品質映像配信で、NTT西日本の「フレッツ 光ネクスト ビジネスタイプ」とNTTビズリンクの「帯域確保型配信技術」を使用し、パケットロスがほぼ発生しない高品質な25Mbpsの4K映像配信を実証した。本方式による配信は、大型スクリーンで多数の観客が視聴するODS等の用途として、映画館や競技場等への配信に適するという。

2つめのIP方式は「フレッツ・キャスト」を使ったマルチキャスト配信で、NTT西日本の「フレッツ・キャスト」と「フレッツ 光ネクスト ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼」を使用し、ベストエフォート型のIPv6マルチキャスト配信による4K映像配信を実証した。映像再生には、NTT西日本が試作した4K対応のSTBを利用。本方式による配信は、家庭向けの光アクセスサービスをそのまま利用できるため、店舗や家庭への配信に適するという。

これにより、4K画質のライブ映像を、フレッツ光回線を使って利用用途に適した品質で複数拠点へ配信できることが実証された。NTT西ら3社は、800万契約を突破(NTT西日本エリア、2014年6月30日時点)したフレッツ光を用いることで、多くのユーザーが低価格で利用できるとアピールしている。

なお、今回実証した配信方式を用いたパブリックビューイングが、グランフロント大阪(大阪)、ITプラザ福岡(福岡)、光ライフショールーム(名古屋)の3会場にて11月14日から実施される予定。

さらに今回の成功を踏まえNTT西ら3社は、4K映像の複数拠点へのリアルタイム配信サービスの本格提供へ向け早期に取り組んでいくとともに、8K映像の複数拠点へのリアルタイム配信サービスにつしても実現に向け積極的に取り組むとしている。

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