「31MU97-B」と「34UC97-S」
LG、4,096×2,160の4K対応機と日本初の曲面シネスコサイズ機のPCモニター2機種
LGエレクトロニクス・ジャパンは、液晶モニターの新製品として、DCI規格準拠の4K(4,096×2,160)に対応した31型モデル「31MU97-B」を11月中旬より、34型で21対9の曲面型モデル「34UC97-S」を本日10月30日より発売する。価格はオープンだが両機種とも132,000円前後での実売が予想される。
■4,096×2,160の4Kに対応した「31MU97-B」
デジタルシネマの国際基準であるDCI(Digital Cinema Initiatives)の4K規格と同じ4,096×2,160(アスペクト比17対9)に対応し、一般的に4Kとされる3,840×2,160よりもさらに高解像度表示を実現させた点が特徴。DCI規格で作成されたデジタルシネマ映像を上下にレターボックスを発生させることなく、全画面で視聴できる。
10bit表示のIPSパネルによって、AdobeRGB 99.5%以上の色域表示を実現。DCI規格のDCI-P3の色域も97%を達成しているほか、医療向けのDCM(DICOM)のカラーガンマ値にも対応している。なおピボット機能も備え、これにより柔軟で幅広い作業環境を提供するとしている。
デュアルカラースペース機能を搭載し、1画面上で同時に2つの色域設定による映像を左右に同時に出力可能。これにより例えば、印刷向けの色合いとウェブ向けの色合いなど、異なる色合いで表示される画像を同時にひとつの画面で比較できる。同機能はsRGB/AdobeRGB/キャリブレーションした結果を保存したプリセットのピクチャーモードで利用できる。
そのほか、別売のキャリブレーションセンサーによるハードウェアキャリブレーションにも対応。経年的な色や輝度の変化を補正することができる。また、DCIやDCMの色調整などが可能なソフト「True Color Pro」が付属する。
ステレオスピーカーも内蔵し、出力は5W+5W。Waves社の「MaxxAudio」技術によって高音質サウンドを実現したとしている。
画面サイズは前述のように31インチで、輝度は320カンデラ、最大コントラスト比が500万対1(通常1,000対1)、視野角は水平垂直とも178度。端子類はver.1.4のHDMIを2系統、ディスプレイポートとミニディスプレイポートを1系統ずつ装備。ディスプレイポートのみ60pに対応している。USBは3.0で、UPを1系統、Downを3系統備えている。スタンド込みの質量は約9.6kg。HDMIを60p非対応とした点については「あくまでPCモニターが主眼であり、PCではHDMIでの60p出力がまだ少ないための判断」(同社スタッフ)だとのことだった。
■シネスコサイズの曲面ディスプレイで映像への没入感を高める「34UC97-S」
「34UC97-S」は、国内初となる34インチの曲面型21対9モニター。解像度は3,440×1,440。シネスコサイズの横長画面やIPSパネル、そして狭額ベゼルによって映像への没入感を高めたとしている。なお、カーブ具合は「数値は非公開だが人間工学に基づいた研究の上で決定した」(同社スタッフ)という。
画面に向かって左右両サイドを内側にカーブさせることで、視覚移動を最小化し、画面の中央から端に視点を移したときに発生する目のピント調節の負担を軽減。これにより、映像への臨場感に加え、自然な視聴環境を実現させたとしている。
シネスコサイズを採用したことにより、同サイズで撮影された映画などの映像コンテンツ視聴の際に上下に黒帯が入るレターボックス表示ではなく、そのまま全画面表示で再生できる。また、「ビスタサイズの作品の場合でも、映像の横にウェブブラウザを置いて作品の情報を表示させたり、SNSを見たりといった新しい楽しみ方ができる」(同社プロダクトマーケティングチーム課長 森 斗志也 氏)とした。
一般的なsRGBより広い10bit(10.7億色)カラー表示に対応。また、sRGBは99%以上の表示が可能。1画面に2つの機器を同時に出力できるDual Linkupや、付属ソフトウェアのScreen Splitによるウィンドウの自動分割などにも対応しているほか、フリッカーセーフとブルーライト低減モードも搭載している。
本機もスピーカーには「MaxxAudio」技術を搭載し、出力は7W+7W。端子類にはver.1.4のHDMIを2系統とディスプレイポート1系統に加え、Thunderbolt2を2系統装備。USBは3.0で、UPを1系統、Downを2系統備えている。
輝度は300カンデラで、視野角は水平垂直とも178度、最大コントラスト比が500万対1(通常1,000対1)。スタンド込みの質量は約9㎏。
■同社幹部が新製品をアピール
森氏は、「今までずっと平面モニターをやってきて、34インチも出していたが、『画面の端を見るときにピント合わせが大変』という声ももらっていた」と、曲面ディスプレイ開発の意図を説明。
そしてThunderbolt2へも対応させた点について、「Macとの親和性も高く、クリエイターにも最適だ」ともコメント。なお、4KモデルにThunderbolt2を搭載させたなかって点については「その他の部分を優先させたため」だと説明した。
その4Kモデルについて、同社マーケティング統括 常務の李 起旭 氏は、コンシューマ機として初めてDCI規格に準拠した点をアピール。「より多くの方々が、デジタル4Kシネマの制作と編集に使っていただける」と述べた。
そして曲面ディスプレイモデルも含めて「今回の製品がお客様の暮らしや仕事、趣味を激変させて、より豊かなものにしていくと確信している」とコメント。製品の完成度に自信を見せた。
■4,096×2,160の4Kに対応した「31MU97-B」
デジタルシネマの国際基準であるDCI(Digital Cinema Initiatives)の4K規格と同じ4,096×2,160(アスペクト比17対9)に対応し、一般的に4Kとされる3,840×2,160よりもさらに高解像度表示を実現させた点が特徴。DCI規格で作成されたデジタルシネマ映像を上下にレターボックスを発生させることなく、全画面で視聴できる。
10bit表示のIPSパネルによって、AdobeRGB 99.5%以上の色域表示を実現。DCI規格のDCI-P3の色域も97%を達成しているほか、医療向けのDCM(DICOM)のカラーガンマ値にも対応している。なおピボット機能も備え、これにより柔軟で幅広い作業環境を提供するとしている。
デュアルカラースペース機能を搭載し、1画面上で同時に2つの色域設定による映像を左右に同時に出力可能。これにより例えば、印刷向けの色合いとウェブ向けの色合いなど、異なる色合いで表示される画像を同時にひとつの画面で比較できる。同機能はsRGB/AdobeRGB/キャリブレーションした結果を保存したプリセットのピクチャーモードで利用できる。
そのほか、別売のキャリブレーションセンサーによるハードウェアキャリブレーションにも対応。経年的な色や輝度の変化を補正することができる。また、DCIやDCMの色調整などが可能なソフト「True Color Pro」が付属する。
ステレオスピーカーも内蔵し、出力は5W+5W。Waves社の「MaxxAudio」技術によって高音質サウンドを実現したとしている。
画面サイズは前述のように31インチで、輝度は320カンデラ、最大コントラスト比が500万対1(通常1,000対1)、視野角は水平垂直とも178度。端子類はver.1.4のHDMIを2系統、ディスプレイポートとミニディスプレイポートを1系統ずつ装備。ディスプレイポートのみ60pに対応している。USBは3.0で、UPを1系統、Downを3系統備えている。スタンド込みの質量は約9.6kg。HDMIを60p非対応とした点については「あくまでPCモニターが主眼であり、PCではHDMIでの60p出力がまだ少ないための判断」(同社スタッフ)だとのことだった。
■シネスコサイズの曲面ディスプレイで映像への没入感を高める「34UC97-S」
「34UC97-S」は、国内初となる34インチの曲面型21対9モニター。解像度は3,440×1,440。シネスコサイズの横長画面やIPSパネル、そして狭額ベゼルによって映像への没入感を高めたとしている。なお、カーブ具合は「数値は非公開だが人間工学に基づいた研究の上で決定した」(同社スタッフ)という。
画面に向かって左右両サイドを内側にカーブさせることで、視覚移動を最小化し、画面の中央から端に視点を移したときに発生する目のピント調節の負担を軽減。これにより、映像への臨場感に加え、自然な視聴環境を実現させたとしている。
シネスコサイズを採用したことにより、同サイズで撮影された映画などの映像コンテンツ視聴の際に上下に黒帯が入るレターボックス表示ではなく、そのまま全画面表示で再生できる。また、「ビスタサイズの作品の場合でも、映像の横にウェブブラウザを置いて作品の情報を表示させたり、SNSを見たりといった新しい楽しみ方ができる」(同社プロダクトマーケティングチーム課長 森 斗志也 氏)とした。
一般的なsRGBより広い10bit(10.7億色)カラー表示に対応。また、sRGBは99%以上の表示が可能。1画面に2つの機器を同時に出力できるDual Linkupや、付属ソフトウェアのScreen Splitによるウィンドウの自動分割などにも対応しているほか、フリッカーセーフとブルーライト低減モードも搭載している。
本機もスピーカーには「MaxxAudio」技術を搭載し、出力は7W+7W。端子類にはver.1.4のHDMIを2系統とディスプレイポート1系統に加え、Thunderbolt2を2系統装備。USBは3.0で、UPを1系統、Downを2系統備えている。
輝度は300カンデラで、視野角は水平垂直とも178度、最大コントラスト比が500万対1(通常1,000対1)。スタンド込みの質量は約9㎏。
■同社幹部が新製品をアピール
森氏は、「今までずっと平面モニターをやってきて、34インチも出していたが、『画面の端を見るときにピント合わせが大変』という声ももらっていた」と、曲面ディスプレイ開発の意図を説明。
そしてThunderbolt2へも対応させた点について、「Macとの親和性も高く、クリエイターにも最適だ」ともコメント。なお、4KモデルにThunderbolt2を搭載させたなかって点については「その他の部分を優先させたため」だと説明した。
その4Kモデルについて、同社マーケティング統括 常務の李 起旭 氏は、コンシューマ機として初めてDCI規格に準拠した点をアピール。「より多くの方々が、デジタル4Kシネマの制作と編集に使っていただける」と述べた。
そして曲面ディスプレイモデルも含めて「今回の製品がお客様の暮らしや仕事、趣味を激変させて、より豊かなものにしていくと確信している」とコメント。製品の完成度に自信を見せた。