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3次元構造で超多画素化と高フレームレート化を両立

NHK、裸眼3D映像撮影用の新たな撮像素子を開発

公開日 2014/12/16 17:29 ファイル・ウェブ編集部
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NHKと東京大学生産技術研究所は、裸眼3D映像撮影のための新たな撮像デバイスの技術開発に成功したと発表した。

NHKでは、特殊なメガネを用いることなく自然な立体感のある映像を撮影可能なカメラの実現に向けて研究開発を進めているが、今回の撮像デバイスはこのカメラに搭載するためのもの。

立体映像を撮影する場合、2次元の映像をはるかに超える画素数が必要になるが、現在の一般的な撮像素子は、信号読み出し回路が画素1列ごとに平面的に配置されており、1列分の画素の信号を順次出力するため、画素数が多くなると信号出力に時間がかかり、フレームレートが低くなるという課題があった。

今回開発したデバイスは、画素の直下に画素ごとに専用の信号読み出し回路を3次元的に配置した「3次元構造撮像デバイス」を採用。半導体回路を接着層なしで積層し、画素の直下に各画素専用の信号 読み出し回路を配置することで、画素数に関わらず1画面を1回の信号読み出しで出力できるようにした。これにより、「超多画素化」と「高フレームレート化」を両立させることが可能になるという。

NHKでは「将来、立体映像を活用した新たな放送サービスの可能性を開くものであり、今後も実用化を目指して研究を進めていく」としている。

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