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ラン用&ゴルフ用ウェアラブルデバイスを米国発表

【CES】エプソン、メガネ型ウェアラブル端末“MOVERIO”のサードパーティー製アプリ一挙公開

公開日 2015/01/06 16:14 編集部 小澤貴信
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エプソンは現地時間5日、「2015 International CES」にてプレスカンファレンスを実施した。カンファレンスではEPSON Americaのヴァイスプレジデントによる挨拶の後、スマートグラス“MOVERIO”「BT-200」(関連ニュース)のためにサードパーティーが開発したアプリケーションのデモンストレーションが行われた。

カンファレンスでは同社のウェアラブルデバイスについてプレゼンが行われた

デモ中心のカンファレンスを実施。冒頭ではEPSON Americaのヴァイスプレジデントが挨拶

■MOVERIO専用のサードパーティー製アプリが集結

BT-200は同社スマートグラスの第二世代モデルで、昨年のCESにて初披露された。今年はこのBT-200のためにアプリを作成したサードパーティー各社が会場に集い、BT-200でそれぞれのアプリのデモを行った。

Moverioのための様々なアプリのデモが実施された

アプリは業務用途やゲーム用途が中心。業務用途では、実際の立体に3D映像の部品を重ね合ねて表示するアプリ、BT-200のカメラで捉えたモノや顔をトラッキングして、その上にレンダリングを行って映像を表示するアプリなどが登場。紙の上に書かれた設計図上に実際に立体を表示するアプリ、機械のメンテナンスをトレーニングするアプリなどのデモも行われていた。

実際の部品にARの部品を重ね合わせて表示できるデモ。右写真は実際にグラス越しに見えている映像


こちらはMoverioで捉えた映像をトラッキングして、そこにレンダリングを行うアプリだ



平面の用紙に書かれた間取り図の上に家を表示することができるアプリ

ゲーム関連用途では、独自のセンサー端末とBT-200を組み合わせてファーストパーソンシューティングを仮想現実で楽しむものや、卓上の用紙にARを表示してホッケーゲームを行うものなどユニークなアプリが取りそろえられ、実際にプレイしてみることができた。

Moverioとセンサーを組み合わせて、AR上で銃を撃ち合う


一方はMoverio、もう一方はタブレットを使ってホッケーゲームで対戦

こうしたアプリをサードパーティーが開発できるのは、MOVERIOのプラットフォームの開放があってこそ。各社がMOVERIOの可能性を引き出すべく様々なソフト開発を行っており、その用途はさらに広がっていることが実感できた。

Moverioの前面グラスを手がけるサードパーティーも登場

アプリ作成に参加したパートナー企業の一覧

■日本で先行発売されたウェアラブルデバイスを披露

プレスカンファレンスでは、すでに日本で発売されているウェアラブルデバイスの米国発表も行われた。Runsenseは、昨年のCESで発表されたPulsenseをランニング用途に特化させたもので、心拍計とGSPを組み合わせることでランナーを支援する各種情報を計測可能。ランニングの距離やペース、消費カロリーなどを把握することができる。

Runsense

Pulsense

M-Tracerはゴルフ専用のデバイスで、こちらも日本発売済み。ゴルフクラブに装着することで、スイングのスピードや角度などを計測し、最適なフォームを身につける支援をしてくれる。専用アプリも用意され、計測された数値から自分のスイングを確認することができる。会場には実際にゴルフボールを打って自分のスイングを確かめられるコーナーも用意されていた。

M-Tracer本体

ゴルフクラブのグリップ付近に装着する


アプリでスイングの計測結果を確認できる

会場では実際にボールを打ってスイングを測定できるスペースも設けられた

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