前夜祭イベントにVRやIoT関連の展示が多数
CES Unveiled - “飛行機型”ドローンやプロジェクター内蔵ロボットが登場。マーシャルの新ヘッドホンも
米国時間1月6日より開幕する「2016 international CES」に先立ち、現地時間の1月4日、プレスを対象とした前夜祭的イベント「CES Unveiled」が開催された。例年より会場の規模を拡大して行われた本イベントには、各国から大勢のプレスが来場した。
今回のUnveiledで主役となったのは「ドローン」、「VR」、そしてスマートホームやスマートデバイスなどの「IoT」だ。オーディオ&ビジュアル関連の出展は例年に比べて少なめだったが、ヘッドホンやBluetoothスピーカーを中心に新製品も登場していた。以下、イベントに出展された各ブースの模様をお伝えしたい。
Parrotは飛行機型ドローン「DISCO」を出展した。ドローンは複数のローターで浮遊・飛行する回転翼機であることがほとんどだが、本機は飛行機のような両翼を備えていて、後部に1機のプロペラを搭載。一般的な飛行機のように飛行する。機首にはカメラを備えていて、同社製のWi-Fiコントローラーで映像を見ながら操縦することができる。
自動離陸にも対応。オートパイロットによる飛行も可能となっている。飛行速度は約80km/hにも達するという。機体の質量は約700g。連続飛行時間は約45分となる。2016年中には登場予定とのことだ。
ドローンの最大手メーカーであるDJIは、同社製ドローン「INSPIRE 1」に装着できる4Kビデオカメラ「ZENMUSE X5」シリーズを出展した。マイクロフォーサーズ規格のカメラを採用し、レンズ交換にも対応。トップエンドとなる「ZENMUSE X5 RAW」は、Cinema DNG対応によるロスレスでの4K撮影が可能となっている。
ドローンと共に多く出展が多かったのが、スマートフォンからの操作が可能なロボットだ。特にユニークだったのは、日本発の家電ブランド CEREVOのプロジェクター内蔵ロボット「Tipron」だ。本機は投写場所に全自動で移動するロボットで、未使用時と映像投写時で変形することも特徴だ。プロジェクターは最大80インチを投写可能で、解像度が1280×720、輝度が250ルーメン。台形補正やオートフォーカスも搭載する。映像はHDCP対応のHDMI端子で入力でき、ストレージに保存した動画の再生も可能となる。
室内の指定した場所に自動で移動するほか、専用アプリからの手動操作にも対応。本体に搭載したカメラ映像をスマートフォンでストリーミング再生することもできる。
大手の総合メーカーで唯一の出展となったLGは、CES2016で出展予定の新製品の一部を先行披露。背面部を特徴的な“glossy pebbles”デザインとしたスマートフォン「K SERIES」は、先進的なカメラ機能も搭載。ネックバンド型ワイヤレスオーディオデバイス「LG TONE INFINIM」の最新モデルは、音質とデザインを向上させた。
昨年より少なめだったオーディオ関連機器だが、ヘッドホンやBluetoothオーディオの出展は比較的多かった。マーシャルから新製品となるBluetoothヘッドホン「MAJOR II Bluetooth」が出展。今年5月に北米などで登場予定とのことだ。URBANEARSのスポーツ向けヘッドホン「ACTIVE」はイヤーパッドとヘッドバンドのパッド両方を取り外して洗うことが可能だ。
変わり種は、イヤホン部をブレスレット型Bluetooth送受信機に収納できる「HELIX CUFF」。スマートフォンで再生した音源をブレスレットで受信し、独立したイヤホンへさらに送信するというものだ。
こちらは睡眠時に使っても邪魔にならないようにハウジングの形状をフラットかつ薄くした、その名も「bedphones」。耳かけ部はワイヤーによってフレキシブルに変形でき、耳にしっかりとフィットさせることができる。
比較的多く目についたのは防水タイプのポータブルBluetoothスピーカーだ。Google Cast For Audioに対応した据え置き型のアクティブスピーカーも出展されていた。
今回最も目立ったのはVR関連の展示だ。各社からVR用ゴーグルや360度撮影が可能なウェアラブルカメラが登場。VR向けに360度サウンドをレンダリングするソフトウェアや、VRと連動するフットコントローラーなども出展されていた。
スマートデバイスでは、心拍計や睡眠モニターを備えたヘルスケア関連製品が相変わらず多かった印象。アプリと連動して睡眠状況を把握できる“スマートベッド”まで登場した。防犯カメラや多機能リモコンなど、スマートホーム関連製品の出展も多く見られた。
今回のUnveiledで主役となったのは「ドローン」、「VR」、そしてスマートホームやスマートデバイスなどの「IoT」だ。オーディオ&ビジュアル関連の出展は例年に比べて少なめだったが、ヘッドホンやBluetoothスピーカーを中心に新製品も登場していた。以下、イベントに出展された各ブースの模様をお伝えしたい。
Parrotは飛行機型ドローン「DISCO」を出展した。ドローンは複数のローターで浮遊・飛行する回転翼機であることがほとんどだが、本機は飛行機のような両翼を備えていて、後部に1機のプロペラを搭載。一般的な飛行機のように飛行する。機首にはカメラを備えていて、同社製のWi-Fiコントローラーで映像を見ながら操縦することができる。
自動離陸にも対応。オートパイロットによる飛行も可能となっている。飛行速度は約80km/hにも達するという。機体の質量は約700g。連続飛行時間は約45分となる。2016年中には登場予定とのことだ。
ドローンの最大手メーカーであるDJIは、同社製ドローン「INSPIRE 1」に装着できる4Kビデオカメラ「ZENMUSE X5」シリーズを出展した。マイクロフォーサーズ規格のカメラを採用し、レンズ交換にも対応。トップエンドとなる「ZENMUSE X5 RAW」は、Cinema DNG対応によるロスレスでの4K撮影が可能となっている。
ドローンと共に多く出展が多かったのが、スマートフォンからの操作が可能なロボットだ。特にユニークだったのは、日本発の家電ブランド CEREVOのプロジェクター内蔵ロボット「Tipron」だ。本機は投写場所に全自動で移動するロボットで、未使用時と映像投写時で変形することも特徴だ。プロジェクターは最大80インチを投写可能で、解像度が1280×720、輝度が250ルーメン。台形補正やオートフォーカスも搭載する。映像はHDCP対応のHDMI端子で入力でき、ストレージに保存した動画の再生も可能となる。
室内の指定した場所に自動で移動するほか、専用アプリからの手動操作にも対応。本体に搭載したカメラ映像をスマートフォンでストリーミング再生することもできる。
大手の総合メーカーで唯一の出展となったLGは、CES2016で出展予定の新製品の一部を先行披露。背面部を特徴的な“glossy pebbles”デザインとしたスマートフォン「K SERIES」は、先進的なカメラ機能も搭載。ネックバンド型ワイヤレスオーディオデバイス「LG TONE INFINIM」の最新モデルは、音質とデザインを向上させた。
昨年より少なめだったオーディオ関連機器だが、ヘッドホンやBluetoothオーディオの出展は比較的多かった。マーシャルから新製品となるBluetoothヘッドホン「MAJOR II Bluetooth」が出展。今年5月に北米などで登場予定とのことだ。URBANEARSのスポーツ向けヘッドホン「ACTIVE」はイヤーパッドとヘッドバンドのパッド両方を取り外して洗うことが可能だ。
変わり種は、イヤホン部をブレスレット型Bluetooth送受信機に収納できる「HELIX CUFF」。スマートフォンで再生した音源をブレスレットで受信し、独立したイヤホンへさらに送信するというものだ。
こちらは睡眠時に使っても邪魔にならないようにハウジングの形状をフラットかつ薄くした、その名も「bedphones」。耳かけ部はワイヤーによってフレキシブルに変形でき、耳にしっかりとフィットさせることができる。
比較的多く目についたのは防水タイプのポータブルBluetoothスピーカーだ。Google Cast For Audioに対応した据え置き型のアクティブスピーカーも出展されていた。
今回最も目立ったのはVR関連の展示だ。各社からVR用ゴーグルや360度撮影が可能なウェアラブルカメラが登場。VR向けに360度サウンドをレンダリングするソフトウェアや、VRと連動するフットコントローラーなども出展されていた。
スマートデバイスでは、心拍計や睡眠モニターを備えたヘルスケア関連製品が相変わらず多かった印象。アプリと連動して睡眠状況を把握できる“スマートベッド”まで登場した。防犯カメラや多機能リモコンなど、スマートホーム関連製品の出展も多く見られた。