Galaxy ViewやGear S2も
サムスン、VRヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」を12月18日に国内発売
サムスンは、Galaxyブランドの新製品を多数発表。記者向けの説明会を開催し、サムスン電子ジャパン 代表取締役 最高執行責任者の堤浩幸氏とプロダクトグループの糸櫻幹推氏が登壇した。
発表会では「IoT」に取り組むことを全面に押し出した。IoTはInternet of Thingsの略称で、「モノのインターネット」と訳されることが多い。様々なものがインターネットにつながることで、これまでは不可能だったことを実現するビジョンだ。
同社ではこれまでスマートフォンを中心に訴求してきたが、堤氏は「IoTは今後飛躍的に伸びる」とし、「スマートフォンが全てのものにつながる時代がやってくる。いまは1%のものしかつながっていないが、残りの99%をつないでいく」と述べた。
そして堤氏は、「考えなければならないのは『GAME CHANGE』。そしてNEXT IS NOW、Galaxyにとって、いまがそのときだ」と述べ、従来のフラグシップスマホをメインとしたマーケティングから、BtoBも含むIoTを強化する方向にシフトすることを宣言した。
■ゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」
発表会では、VR体験を可能にするゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」を12月18日に発売することをアナウンスした。販売は家電量販店などで行う。価格は明らかにされなかったが、「必ずやご納得頂ける価格だと思う」(堤氏)とした。
Gear VRは「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」を装着して使用するもので、本体は318gと軽量。Gear VR自体にもジャイロセンサーや加速度センサー、近接センサーを備えており、S6/S6 edgeと連動して動作することで、頭の動きと連動した、遅延の少ないVRコンテンツの表示が可能となる。
なおGear VRは、これまで開発者向けに「Gear VR Innovator Edition」が発売されていたが、今回はそこで得られたフィードバックをもとに改良を施した製品版となる。イノベーター版に比べ100g程度軽量化したほか、ゴーグル右側のタッチ操作部にくぼみを設け、操作しやすくした。また顔に当たるパッド部分の素材や形状も工夫し、メガネを付けたままでも快適に装着できるようにした。
堤氏は「すでにグローバルでは150以上のコンテンツがあり、日本語対応コンテンツも132ほどある。さらに今後、多数のパートナーとVRの世界を作っていく、さらに協業の会社は増える」と強調。
一例として堤氏は、FacebookとTHETA、Gear VRで可能になるソリューションを紹介。「THETAで撮影した360度コンテンツをFacebookにアップロードできる。そして、Facebookに『VRで見る』ボタンがついており、臨場感溢れる体験を共有できる。これは画期的なことだ」とアピール。「体験してもらえたら、その可能性に驚くと思う。VRが奏でるIoTの世界は無限だ」と述べた。
■18.4インチの大画面Android端末「Galaxy View」
また、海外ではすでに発表していた18.4インチ画面の「Galaxy View」も発表。まだ正式に国内発売が決定したわけではないが、発売に向けて検討していくという。海外では800ドル程度で売られている。
大型ながら約2.7kgと軽量で、バッテリーは5,700mAh。動画再生時で連続8時間の駆動が可能だ。
ディスプレイはフルHDで、PLS液晶パネルを採用。CPUは1.6GHzのオクタコアのモノで、メモリーはRAMが2GB、ROMが32GB。microSDスロットも装備する。外形寸法は約452×276H×11.9Dmm。
また背面には2ウェイスタンドを装備。立てても寝かせても利用できるもので、利用シーンに応じた設置が可能となっている。
もちろん個人が購入してホームエンターテイメント機器として使用することもできるが、同社ではBtoB需要も想定。富士ソフトが提供しているペーパーレスシステム「moreNOTE」や来客受付システム「moreReception」の活用などで、企業向けの拡販を図っていく。
■円形画面とサークルUX搭載のウェアラブル端末
ウェアラブル端末では、円形ディスプレイとサークルUXを搭載した「Gear S2」「Gear S2 classic」を発表。ドコモショップとauショップで12月18日に販売開始する。
サムスンとして4世代目にあたるウェアラブルデバイス。新たに円形ディスプレイを採用したほか、ベゼル部を物理的に回転させることで操作できる「サークルUX」を採用。側面にはホームボタンとバックボタンを配置し、直感的な操作が行える。
また、従来の同社製品は、Galaxyスマートフォンとのみしか接続できなかったが、今回の製品は「IoTの思想に基づき」(堤氏)、Android 4.4以上の他社製端末とも、アプリ「Gear Manager」をダウンロードすることで接続できる。
またバッテリーの長寿命化も実現。通常モードの利用で2〜3日、省電力モードの利用で最大4日間の電池持ちを実現。ワイヤレス充電にも対応し、同梱の専用ワイヤレス充電ドックに置くだけで充電が行える。
防水(IPX8)や防塵(IP6X)にも対応。料理や運動など、様々な生活シーンで活用できる。
■スマートフォン新モデルも
そのほかスマートフォンでは、au史上最薄となる、約6.0mmの「Galaxy A8」も発表。12月中旬に販売を開始する。Androidのバージョンは5.1。
5.7インチの大画面ながら薄型筐体を実現したことが特徴。またベゼル部も約2.5mmと狭額縁設計で、持ちやすさも高めた。さらにホームボタンを3度押しすると画面が小さく縮小する片手モードになるため、混雑した電車の中など、両手が使えない状況でも操作しやすいよう工夫した。
バッテリーも3,050mAhのものを搭載し、電池が長持ちすることも特徴だ。
カメラはメイン、サブともにF1.9で、HDR機能も搭載。サブカメラでは最大120度のワイドなセルフィー撮影も行える。
発表会では「IoT」に取り組むことを全面に押し出した。IoTはInternet of Thingsの略称で、「モノのインターネット」と訳されることが多い。様々なものがインターネットにつながることで、これまでは不可能だったことを実現するビジョンだ。
同社ではこれまでスマートフォンを中心に訴求してきたが、堤氏は「IoTは今後飛躍的に伸びる」とし、「スマートフォンが全てのものにつながる時代がやってくる。いまは1%のものしかつながっていないが、残りの99%をつないでいく」と述べた。
そして堤氏は、「考えなければならないのは『GAME CHANGE』。そしてNEXT IS NOW、Galaxyにとって、いまがそのときだ」と述べ、従来のフラグシップスマホをメインとしたマーケティングから、BtoBも含むIoTを強化する方向にシフトすることを宣言した。
■ゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」
発表会では、VR体験を可能にするゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」を12月18日に発売することをアナウンスした。販売は家電量販店などで行う。価格は明らかにされなかったが、「必ずやご納得頂ける価格だと思う」(堤氏)とした。
Gear VRは「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」を装着して使用するもので、本体は318gと軽量。Gear VR自体にもジャイロセンサーや加速度センサー、近接センサーを備えており、S6/S6 edgeと連動して動作することで、頭の動きと連動した、遅延の少ないVRコンテンツの表示が可能となる。
なおGear VRは、これまで開発者向けに「Gear VR Innovator Edition」が発売されていたが、今回はそこで得られたフィードバックをもとに改良を施した製品版となる。イノベーター版に比べ100g程度軽量化したほか、ゴーグル右側のタッチ操作部にくぼみを設け、操作しやすくした。また顔に当たるパッド部分の素材や形状も工夫し、メガネを付けたままでも快適に装着できるようにした。
堤氏は「すでにグローバルでは150以上のコンテンツがあり、日本語対応コンテンツも132ほどある。さらに今後、多数のパートナーとVRの世界を作っていく、さらに協業の会社は増える」と強調。
一例として堤氏は、FacebookとTHETA、Gear VRで可能になるソリューションを紹介。「THETAで撮影した360度コンテンツをFacebookにアップロードできる。そして、Facebookに『VRで見る』ボタンがついており、臨場感溢れる体験を共有できる。これは画期的なことだ」とアピール。「体験してもらえたら、その可能性に驚くと思う。VRが奏でるIoTの世界は無限だ」と述べた。
■18.4インチの大画面Android端末「Galaxy View」
また、海外ではすでに発表していた18.4インチ画面の「Galaxy View」も発表。まだ正式に国内発売が決定したわけではないが、発売に向けて検討していくという。海外では800ドル程度で売られている。
大型ながら約2.7kgと軽量で、バッテリーは5,700mAh。動画再生時で連続8時間の駆動が可能だ。
ディスプレイはフルHDで、PLS液晶パネルを採用。CPUは1.6GHzのオクタコアのモノで、メモリーはRAMが2GB、ROMが32GB。microSDスロットも装備する。外形寸法は約452×276H×11.9Dmm。
また背面には2ウェイスタンドを装備。立てても寝かせても利用できるもので、利用シーンに応じた設置が可能となっている。
もちろん個人が購入してホームエンターテイメント機器として使用することもできるが、同社ではBtoB需要も想定。富士ソフトが提供しているペーパーレスシステム「moreNOTE」や来客受付システム「moreReception」の活用などで、企業向けの拡販を図っていく。
■円形画面とサークルUX搭載のウェアラブル端末
ウェアラブル端末では、円形ディスプレイとサークルUXを搭載した「Gear S2」「Gear S2 classic」を発表。ドコモショップとauショップで12月18日に販売開始する。
サムスンとして4世代目にあたるウェアラブルデバイス。新たに円形ディスプレイを採用したほか、ベゼル部を物理的に回転させることで操作できる「サークルUX」を採用。側面にはホームボタンとバックボタンを配置し、直感的な操作が行える。
また、従来の同社製品は、Galaxyスマートフォンとのみしか接続できなかったが、今回の製品は「IoTの思想に基づき」(堤氏)、Android 4.4以上の他社製端末とも、アプリ「Gear Manager」をダウンロードすることで接続できる。
またバッテリーの長寿命化も実現。通常モードの利用で2〜3日、省電力モードの利用で最大4日間の電池持ちを実現。ワイヤレス充電にも対応し、同梱の専用ワイヤレス充電ドックに置くだけで充電が行える。
防水(IPX8)や防塵(IP6X)にも対応。料理や運動など、様々な生活シーンで活用できる。
■スマートフォン新モデルも
そのほかスマートフォンでは、au史上最薄となる、約6.0mmの「Galaxy A8」も発表。12月中旬に販売を開始する。Androidのバージョンは5.1。
5.7インチの大画面ながら薄型筐体を実現したことが特徴。またベゼル部も約2.5mmと狭額縁設計で、持ちやすさも高めた。さらにホームボタンを3度押しすると画面が小さく縮小する片手モードになるため、混雑した電車の中など、両手が使えない状況でも操作しやすいよう工夫した。
バッテリーも3,050mAhのものを搭載し、電池が長持ちすることも特徴だ。
カメラはメイン、サブともにF1.9で、HDR機能も搭載。サブカメラでは最大120度のワイドなセルフィー撮影も行える。