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<山本敦のAV進化論 第31回>

オーディオとウェアラブルの“おいしい関係”? − サムスン「Gear S」「Gear Circle」レビュー

公開日 2014/11/12 16:00 山本 敦
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今週取り上げる製品は、サムスンから発表された2つのウェアラブル端末、腕時計型の「Gear S」とネックレス型の「Gear Circle」。それぞれどんな製品か、概要をご存知の方も多いと思うが、今回は「Gear S」のオーディオプレーヤー的な使い方にもフォーカスしながらレポートしたい。

GALAXY Note Edge、Gear S、Gear Circleを三つ巴でテスト

■単体で3G通信ができるスマートウォッチ「Gear S」

「Gear S」は、サムスンのウェアラブル端末「Gear」シリーズとして初めて本体に3G通信機能を内蔵したスマートウォッチだ。本体の背面にNano SIMカードを装着するスロットが設けられている。

様々な時計のデザインが選べる

樹脂製のバンドと本体は着脱ができ、バンドの交換も楽しめる

国内ではドコモとKDDI/au、それぞれの公式アクセサリーブランドのショップからモバイル端末の周辺機器として購入ができるが、ドコモでは3G通信対応モデルを販売し、KDDI/auではWi-Fiのみの扱いになるので注意が必要だ。

本体の背面にSIMカードスロットと心拍センサーを搭載

ドコモ版の端末はSIMロックフリーの単体販売なので、ドコモが提供するスマホ向けのカケホーダイプランやFOMA・3G端末向けのバリュープラン、あるいは「MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)」が提供する、いわゆる“格安SIMカード”も利用できる。

湾曲型有機ELを搭載。手首にぴったりフィットする形に本体も湾曲している

また、今のところ時期は未定だが、サムスンの直販店である行うGALAXY SHOPでも3G通信対応モデルが発売予定だ。GALAXYとのBluetooth連携だけで楽しめる機能もあるが、やはり本機の醍醐味は単体で通信機能が利用できるところなので、購入するなら3G通信対応モデルがおすすめだ。


■使いはじめる前の“儀式”

Gear Sを使いはじめる前の“儀式”として、初回起動時にAndroid 4.3以上のGALAXYからGearシリーズの管理用アプリ「Gear Manager」を使ったペアリングが必要になる。ただし、ペアリングに使うGALAXYはアクティベートの時に一瞬必要なだけ。あとは基本的には単体で使える機能を中心に心置きなく楽しめばよい。もし友だちや職場の同僚が対応機種を持っていれば、その一瞬だけヘルプしてもらうだけでよいので、本機の購入を検討しているなら、まずは対応するGALAXYのオーナーが周りにいるか確認しておくとよいだろう。

Gear Sを使いはじめる前にGALAXYシリーズとのペアリングが必要になる

Gear Managerアプリからデバイスをペアリング

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