4K/HDRモニターでのデモも
<3D&VR展>カールツァイス製VRヘッドセットや体感型エンタメVRデモなど多数のVR展示
3DやVRに関連する展示が集まる「3D&バーチャルリアリティ展」が6月22日から開幕した。BtoB向けで一般消費者は入場できないイベントだが、VRヘッドセット端末の新製品などコンシューマーに関係する展示も多数見られた。本稿ではまずVR関連の展示をレポートする。
■カールツァイス製など様々なVRヘッドセットが出展
本イベントは、ヘッドマウントディスプレイ、3D、ARコンテンツ、3Dスキャナーやモーションキャプチャーなどの3D・VR業界の企業が集まる展示会。様々な展示会が集まる「日本ものづくりワールド」のうちのひとつで展示スペースは全体の中ではそれほど広くないものの、各ブーストともデモの体験待ちで長い列ができるなど会場は非常に混雑し、熱気を帯びていた。
VR関連では、アスクがHTC Viveの体験デモを展開しているほか、Oculus Riftを使って自社ソリューションのデモを行うブースも複数見られた。
そしてBSKBGが輸入代理店を務める英Proteus VR社「FREEELY VR」などの新製品も出展。同製品はスマートフォンを装着して使用するタイプで、スマホ端末の装着ロック部が可動式になっている点が特徴。iPhoneやAndroidスマホなど端末のサイズに限定されずに使用できる。
また、Bluetoothリモコンも標準で付属。「対応するかは端末やアプリにもよるが、各種メニューの選択でいちいちスマホを直接タッチするといった手間がなくなる」(同社スタッフ)点もメリットだ。
インフォマティクスは、同社が取り扱うカールツァイス社製のVRヘッドマウント「VR ONE」を使って、アプリ開発を始めとしたVRソリューションをデモ。iPhone6/6s専用である「VR ONE」の新モデルとして、iPhone 6 Plus/6s Plusにも対応する「VR ONE Plus」が秋ごろに登場予定であることも予告していた。
「VR One/One Plus」は、スマホをのぞくレンズがツァイスレンズである点が特徴。インフォマティクスでは、建築業界向けVRアプリ「GyroEye」「EOPAN」と「VR ONE Plus」をセットで販売する予定。
■体感型エンタメVRデモのほか4K/HDRディスプレイも
ダイナモアミューズメントは、TOHOシネマズなどに導入されている「MX4D」と「Gear VR」との組み合わせによるデモを展開。シートが上下左右に動き、風や香り、ミストなどの特殊効果も加わる「MX4D」とVRを組み合わせ、伝説の巨大ザメ「メガロドン」を探す海中探検というコンテンツでのデモを行っていた。
クレッセントは、キヤノンが提唱する“MR”(Mixed Reality)システム「MREAL」などを展示。MRとは、実写映像とCG映像を融合させる技術で、CGのみで表現されるVRから一歩進んだ視覚世界を提供するとしている。
また、4K液晶モニターと光学式トラッキングシステム「Vicon」を組み合わせたVRシステムもデモ。モニターの前にいる人物の動きをトラッキングすることで、3D CGなどのコンテンツを様々な角度から視聴できるというもので、4K高解像度の大画面で実物大の設計デーを確認できるメリットを紹介していた。
VRコンテンツ作成では、全景(株)がリコー「Theta」6台を取り付けたヘルメットを使用する「ZENKEI Stereo 6」を出展。6本の全天球動画を同システム用に変換し、1本の4KサイズのMP4に、同システムのプレーヤーを通じてVRヘッドセットで閲覧できるようにするという。
そのほか、工業製品の設計などに利用できるVRソフト「HIM」などのデモを行っていたOPTISのブースには、JVCの36型HDRディスプレイ「LY-HDR36」も展示。高精細な光学解析レンダリングができるというSPEOSでの試作モデルと、実際に作成した実機とを並べ、光ムラのでき方がかなりリアルに再現できていることをアピールしていた。
また、ボーンデジタルのブースではVRコンテンツのデモに、ソニーPCLによるディスプレイ「4K VIEWING」も使用。今回は一部を使っての2K解像度でのデモだったが、355インチでの4K表示が可能な同製品の上映を見ることもできた。
加えて、日本バーチャルリアリティ学会もブースを出展。学会に所属する大学研究室の学生たちが作成したVR製品のデモを行っている。
音楽ファンにとって興味深いのは、音楽に合わせて体に振動を伝える「Wearable Body Speaker」。モーターと細いヒモによるシステムを体に巻き付け、そのヒモが音楽信号の波形に合わせて振動するというシステムで、これによって音楽のライブ感が増すとしている。
■カールツァイス製など様々なVRヘッドセットが出展
本イベントは、ヘッドマウントディスプレイ、3D、ARコンテンツ、3Dスキャナーやモーションキャプチャーなどの3D・VR業界の企業が集まる展示会。様々な展示会が集まる「日本ものづくりワールド」のうちのひとつで展示スペースは全体の中ではそれほど広くないものの、各ブーストともデモの体験待ちで長い列ができるなど会場は非常に混雑し、熱気を帯びていた。
VR関連では、アスクがHTC Viveの体験デモを展開しているほか、Oculus Riftを使って自社ソリューションのデモを行うブースも複数見られた。
そしてBSKBGが輸入代理店を務める英Proteus VR社「FREEELY VR」などの新製品も出展。同製品はスマートフォンを装着して使用するタイプで、スマホ端末の装着ロック部が可動式になっている点が特徴。iPhoneやAndroidスマホなど端末のサイズに限定されずに使用できる。
また、Bluetoothリモコンも標準で付属。「対応するかは端末やアプリにもよるが、各種メニューの選択でいちいちスマホを直接タッチするといった手間がなくなる」(同社スタッフ)点もメリットだ。
インフォマティクスは、同社が取り扱うカールツァイス社製のVRヘッドマウント「VR ONE」を使って、アプリ開発を始めとしたVRソリューションをデモ。iPhone6/6s専用である「VR ONE」の新モデルとして、iPhone 6 Plus/6s Plusにも対応する「VR ONE Plus」が秋ごろに登場予定であることも予告していた。
「VR One/One Plus」は、スマホをのぞくレンズがツァイスレンズである点が特徴。インフォマティクスでは、建築業界向けVRアプリ「GyroEye」「EOPAN」と「VR ONE Plus」をセットで販売する予定。
■体感型エンタメVRデモのほか4K/HDRディスプレイも
ダイナモアミューズメントは、TOHOシネマズなどに導入されている「MX4D」と「Gear VR」との組み合わせによるデモを展開。シートが上下左右に動き、風や香り、ミストなどの特殊効果も加わる「MX4D」とVRを組み合わせ、伝説の巨大ザメ「メガロドン」を探す海中探検というコンテンツでのデモを行っていた。
クレッセントは、キヤノンが提唱する“MR”(Mixed Reality)システム「MREAL」などを展示。MRとは、実写映像とCG映像を融合させる技術で、CGのみで表現されるVRから一歩進んだ視覚世界を提供するとしている。
また、4K液晶モニターと光学式トラッキングシステム「Vicon」を組み合わせたVRシステムもデモ。モニターの前にいる人物の動きをトラッキングすることで、3D CGなどのコンテンツを様々な角度から視聴できるというもので、4K高解像度の大画面で実物大の設計デーを確認できるメリットを紹介していた。
VRコンテンツ作成では、全景(株)がリコー「Theta」6台を取り付けたヘルメットを使用する「ZENKEI Stereo 6」を出展。6本の全天球動画を同システム用に変換し、1本の4KサイズのMP4に、同システムのプレーヤーを通じてVRヘッドセットで閲覧できるようにするという。
そのほか、工業製品の設計などに利用できるVRソフト「HIM」などのデモを行っていたOPTISのブースには、JVCの36型HDRディスプレイ「LY-HDR36」も展示。高精細な光学解析レンダリングができるというSPEOSでの試作モデルと、実際に作成した実機とを並べ、光ムラのでき方がかなりリアルに再現できていることをアピールしていた。
また、ボーンデジタルのブースではVRコンテンツのデモに、ソニーPCLによるディスプレイ「4K VIEWING」も使用。今回は一部を使っての2K解像度でのデモだったが、355インチでの4K表示が可能な同製品の上映を見ることもできた。
加えて、日本バーチャルリアリティ学会もブースを出展。学会に所属する大学研究室の学生たちが作成したVR製品のデモを行っている。
音楽ファンにとって興味深いのは、音楽に合わせて体に振動を伝える「Wearable Body Speaker」。モーターと細いヒモによるシステムを体に巻き付け、そのヒモが音楽信号の波形に合わせて振動するというシステムで、これによって音楽のライブ感が増すとしている。